厚木楽器講習会&ミニコンサート

〜1999年12月19(日)13:00〜16:30
 神奈川・厚木楽器 本厚木店2F〜
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はかまゆレポート

   
     お昼から始まった講習会。会場は、40名くらいの椅子が用意された小さな部屋でしたが、
    少し高くなった段があるステージがちゃんとついて、音はよく響く場所でした。
     楽器を手にした中高生が目立ち、前から3列くらいを占拠している熱心さ。
     その先生と思われる人や、一般のクラリネット好きの人、そして、その日の夕方からの
    ファンの集いに参加する予定のファンの方々や、個人指導を受ける音大生の方などもいら
    しゃいました。
     赤坂さんは、「せっかく楽器持ってきてるから、みんな音だしてできるように基本から」
    と丁寧にクラリネットのイロハを説明してくださいました。とても楽しく上手になめらか
    な「トーク」で場をもりあげながらの指導で、「○○のお兄さん」のようでちょっとほほ
    えましかったです。
     基本として大事なこととして、1・リード選び 2・ブレス 3・アンヴシャー 4・息
    の入れ方、と挙げていき、それができての大きな問題としてタンギング、さらには曲のさ
    らい方なども詳しく説明していらっしゃいました。
     リードは3箱くらいまとめて開け、3日くらいかけて何度か選びなおしてから決める、と
    か、腹式呼吸の確認のしかた、演奏中に「息を吸う」ことの大切さ、あごを平らに(「笑っ
    たときのアゴ」とおっしゃってました)保つ大切さなど、大昔……赤坂さんのデビュー当
    初に高校生だったはかまゆの受けた講習会でもおっしゃっていたことを、あらためて確認
    できましたが、その頃よりもやはりずっと明確にはっきりとわかりやすい言葉で説明がさ
    れて、何度も講習会を重ねてこられた赤坂さんの実力に感動しました。
     究極の ppppの例として、個人講習のためにとなりに座っている子だけに聞こえるpppp
    の音を吹かれたときには本当にびっくり。ほんの数メートルしか離れていない部屋の外れ
    の席に座っていたはかまゆには、全く聞こえない音でした。その前に吹かれたpppでもす
    でに「こんなに小さくてきれいな音が出せるのか…」と感動していたのに………まったく、
    感服で言葉もありませんでした。
     「アタックを強く、というのは、息を沢山いれるということで、舌つきではない」とか、
    「単音楽器なのだから、歌う心をもたねばだめ」とか、「音楽はうた。楽器という形に惑
    わされてはいけない」とか……これからも、私が楽器を練習する上での座右の銘になるだ
    ろう言葉に、沢山出会えた講習会でした。

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     赤坂さんの一生懸命の指導は「ほんとうに」休みなく続き、そのせいで実際は30分の
    休憩のあとにあるはずだったミニコンサートが、時間の都合でほとんど講習会と続けて
    行われることになってしまいました。
     しかし、非常にお疲れなはずなのに、赤坂さんはサービス精神いっぱいにがんばってく
    ださいました!!
     さて、一風変わった進行となったこのコンサート。なにが変わっていたって、プログラ
    ムが、「その場で決まる」コンサートだったんです!赤坂さんが、その日用意されていた
    楽譜の束を客席をまわって適当なお客さんに渡し、そこから選んでもらった曲を披露する
    という趣向。前の方の席だけではなく、一番後ろや端っこの席まで歩いていって、そこで
    もリクエストを受ける……というやさしい気配りをしてくださいました。
     やはり、CDでおなじみの曲が人気なようで「ポケットサイズソナタ」や「ロンドンデ
    リー」に客席はとても喜んで耳を傾けました。
     時間の都合で曲の中の一部の演奏だったのですが、何曲も、しかも自分たちの選んだ曲
    を吹いてもらえるとあって、とても盛り上がった内容の濃いコンサートでした。

                    (はかまゆさんより)