▼用語解説 「講演デビュー ・ 講演療法」 2001年9月
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戸田「そのまんまが大好き上映会」で
講演デビューを果たした伊藤さん
<べてる用語・講演デビュー>
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「べてるの家」には、「講演デビュー」「講演療法」という言葉があります。
川村先生や医療ソーシャルワーカーの向谷地さんが、あちこちの講演会などに出掛ける時、
メンバーも積極的に一緒に参加しています。
戸田で開催している「そのまんまが大好き上映会」も、今年で6回目。
2001年9月2日に開催されました。
「今度は、誰が来るの?」と、みんなが楽しみにしています。
「誰が来るか、当日まで分かりませーん」と、私はニヤニヤ答えています。
だって、本当に分からないのですから…。
初めの頃は、「誰が来るんですか?」なんて問い合わせを、私自身が「べてるの家」にしていたのですが、
本人が楽しみにしすぎて前日にダウンしてしまったり、プレッシャーに押し潰されたり…なんてことを
繰り返すうちに、分かってきたのです。
開けてびっくり玉手箱!
その日まで、誰が来るのか誰にも分からない、お楽しみなのです。
今回も風邪で発熱してしまったり、本人の気持が変わったりで、ギリギリまで決まりませんでした。
前日に急遽講演デビューの決まった伊藤さんはコチコチ。羽田で会って会場まで案内する時も緊張
しまくりで、心配なくらいでした…。
彼にとっては、初めての“講演旅行”です。
荷物をしっかりと握り締め離そうとせず、席が空いても動こうともしません。
「荷物、置いたら?」「座ったら?」と、声を掛けるたびにピクンと緊張が走るのです。
それでも、SST(生活技能訓練)で何度も講演デビューの練習をしてきたそうで、病気のことを家族にも隠していたという、
辛い経験を淡々と語ってくれました。
彼の一心に語る姿は、多くの人に受け入れられ、深い共感の輪が広がりました。
池袋・戸田と2会場での講演を無事に終えて帰る時、羽田空港で彼は言いました。
「自分のことを話すというのは、気持のよいものですね」
たくさんの人が自分の話を聞きに来てくれたんだ! たくさんの人が聞かせてと言っているんだ!
そのエネルギーに応えて自分を語ることができたという経験は、その後たくさんの変化をもたらします。
それまで、話が整理できていなかったり、話すことが苦手だった人が、話せるようになったり、
ミーティングなどに積極的に参加するようになるのです。
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一緒に参加してくださったメンバーは、お馴染みべてるの語り部こと潔さんと
べてるのシンガーソングライター下野くんでした。
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