働く時間は自己申告制  2002年7月

共同作業所「浦河べてるの家」の一日は、朝のミーティングから始まります。

迎えの車でくる人、自分で車を運転してくる人、自転車でくる人。
歩いてくる人…。
早くから来てお掃除をする人、入口で子犬と遊ぶ人、どんどん人数が増えてきます。





<朝のミーティング>
体調と働く時間を自己申告します!



司会担当者が、一人ひとりの健康状態と働く時間を聞いていきます。

「○○さん、体調は?」
「元気です。昼まで」

「△△さん」
「ねむいです」
「何時まで?」
「うーん…3時まで」

「◇◇さん」
「元気です。昼までお願いします」
「◎◎さん」
「まぁまぁです。昼まで」

当日の朝まで、誰が来て何時まで働くのかわからない…。
訪問された方々の多くは、そのやり方に不安を持たれるようですが、「べてるの家」では働く時間を 自己申告制にしてから、うまくいくようになったそうです。

ただでさえプレッシャーに弱いタイプの人が多い「べてるの家」
「遅れちゃいけない」「休んじゃいけない」「頑張らなくちゃ…」と思うと、その思いに 追い詰められて、朝まで眠れなかったり…ということを繰り返してきました。

そこから生まれた「働く時間を自分で決める」方法。
疲れたら休む!
自分の状態は自分が一番わかるのだからという考えで、話し合いの中から 生まれた発想です。今では、ミーティングだけ出席して帰る人もいます。




<朝のミーティング>
注文の確認や今日の作業の確認をします!


電話やファクシミリ・メールなどで届いた注文を発表し、今日の作業を決めていきます。
講演会や大きなイベントがあったりすると、参加者からの報告もあります。

昆布などの海産物は不作の年もあり、仕入値の上下が激しいのも悩みの種。
でも、そこはみんなでアイデアを出し合って乗り越えています。





<きざみ昆布の袋詰め作業>
長さを切りそろえた昆布のあまりを利用しています。
これをティーバックの袋に入れたのが、大ヒット商品「だしパック」です。



細かい作業の苦手な人もいれば、一人で作業するのが得意な人もいます。
みんなと一緒に袋詰めする人。いつも一人決まった場所に座る人。
黙々とシール貼りをする人…。
電話に積極的に出る人。
それぞれの働き方で働いています。


こぼれ話 メニューへ戻る