
日本社会福祉士会全国大会にパネラーとして参加した寺澤さん(中央)
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第1回「べてるの家ビデオ上映とお話の会」報告
豪華なゲスト!
6月1日(土)戸田市教育センター2階会議室で、「べてるの家ビデオ上映とお話の会」を開催しま
した。べてるの家の寺澤繁さんが、日本社会福祉士会全国大会にパネラーとして参加するため上京す
るというので、団地妻(川村Dr.が名付けてくれた上映会の仲間たち)で「寺さんに、会いたいねぇ
ー」と、急遽準備を始めました。
予算がないのでカンパ方式にして、「そのまんまが大好き上映会」の常連さんと前回の上映会でアン
ケートに答えてくださった方々を中心に、100通くらいのDMをお送りし、メールでもお知らせし
ました。「仲間うちで、楽しくできればいいなぁ…」と思いつつ、「でも、何人来てくださるかなぁ
…」と気にしながら、印刷物などの準備をしました。
当日は、予想通り(?)40人ちょっとの方が参加してくださいました。意外だったのがゲスト!
寺澤さんが一番乗りで会場入りしてくださったのはもちろんのこと。前日までロケだったカメラマン
の岩田さん、「仕事で参加は無理」と言っていた四宮監督、『悩む力−べてるの家の人びと』(みす
ず書房)を上梓したばかりのTBSの斉藤道雄さん、「ベリー・オーディナリー・ピープル」本バー
ジョン(著者は四宮監督)の編集者・北海道新聞の関さんまで参加してくださるという豪華さでした。
輪になって話そう!
今回の上映会では、べてるの家自主企画ビデオ「シリーズ 精神分裂病を生きる」の第1巻『四六時
中のぞかれていた7年間』(32分)と第2巻『ヒーローたちの戦い』(37分)を上映しました。
その後はいつもより参加者が少なかったので、名刺大のシールにカラーペンで名前を書いて、大きな
輪になり話をすることにしました。お一人お一人にマイクを回したのです。もちろん名前を書くのも、
発言をするのも、パスあり! ということにしました。
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参加者は、教師・医師・カメラマン・行政職・主婦・市会議員・看護師・保健師・ご家族・
福祉関係者・作業スタッフ・ご本人たち・編集者・監督…と、とてもバラエティーに富んでいて、い
ろいろな発言が飛び出しました。
最初に、ゲストの寺澤さんが、前日パネラーとして参加した日本社会福祉士会全国大会の様子を話し
てくださいました。
もともとこの話は、前々回の戸田上映会のパートナーだった東金市の上映会がき
っかけになっています。ですから、同じくらいのイベントだと思って参加を承諾したのですが、いざ
イベントが近付いてくると全国規模の大会らしいことや、来賓に坂口厚生労働大臣や堂本千葉県知事
の名前があったりして、どんどん緊張が高まり、久しぶりに川村先生の外来に行ったそうです。
「そしたら、どこかに出掛けているとかでいないんだ。肝心な時に先生はいつもいない。それで、日
曜日に川村先生の家に行ったんさ。で、話しても、何も言わないで、聞いているだけだった…」
緑に囲まれた居心地の良い川村家のリビングが浮かんできました。子どもたちが走り回ったり遊んだ
り、和子さんがお料理していたり…。きっと寺さんが話している間にも、いろんな人が出たり入った
りしていたことでしょう。
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いつもの上映会と違ってマイクが回ったので、困惑した方も多かったし、緊張したという方も多かっ
たと思います。でも、お一人お一人の感じたことを直接お聞きできたのは、とても興味深い経験でし
た。
「友人に誘われて初めて参加しました」と発言された方のお隣に、その誘った友人が座っていて、マ
イクを渡すと、そっとそのままマイクをお隣に回して小さな笑いが起こりました。なんだかいいなぁ
〜。このなごやかな雰囲気!
撮影の大変さをカメラマンの岩田さんが話したり、べてるの近況を(恋愛問題を
中心に)斉藤さんが話したり、断酒の方法を熱心に四宮監督が質問したり…。
人前で発表するのがすごく苦手という当事者の青年も発言しました。
「パスしようかなと思ったけれど…。緊張したけれど…」と、帰りがけに話して
くれました。2時間弱のミーティングはあっという間の出来事でした。
アンケートのご紹介
大半の皆さんが会場で発言したこともあって、アンケートに感想を書いてくださった方は少なかった
のですが、ご紹介します。
* べてるのメンバーの収入になるよう、周りにある(行者ニンニクなど)山菜の販売を
してみたらと思います。
* 普段の生活をしていても、大変勉強になる言葉が詰まっていました。
* べてるへ行ってみたい
* ぜひ続きを見たい
* いろいろな体験談を聴けて、興味深いです。
* 妄想の話を聞き「あー自分にもある所があるなぁ」と思い、普通って何?と改めて
感じました。
* 精神病である人、そうでない人、普通の人、そうでない人、その間の線引きが感じ
られる場面が時々あり…。今日の話し合いの場面でも、重いテーマを明るく語り合
えるのに感動しながら、すっきりしない自分がそこにいました。
もっと話をしようよ!
登校拒否を始めた小学生のお子さんのいる友人が「里香ちゃんが、親は自分の気持ちをわかってく
れないと言っていたけれど…」と、思わず涙を流しました。自分の気持ちを自分に言い聞かせるよ
うなその発言に、思わず私も涙ぐんでしまいました。
『四六時中のぞかれていた7年間』は、里香ちゃんのインタビューとべてるのメンバーのミーティ
ング、川村先生のインタビューで構成されています。
里香ちゃんの話に「(親は)当たり前の事しか言わないんでしょう。薬飲んだのかとか、先生はな
んて言ってたのとか…」と、頷く下野くんや第10巻『話すことから始まる回復への道』で、本田
くんが「今までできなかった深い話ができるようになった」と話していたことが、蘇えってきました。
こんなふうに皆で話すこと、最近していませんでした。携帯電話やメールなど、年中連絡を取り合
っている家族や若者が多くなっているけれど、肝心な話をしていないように思います。ねぇ、みん
なでもっと話をしようよ。(森田惠子)
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