べてるの当事者研究は、みんなでワイワイ研究しています!

待望の「べてるの家の当事者研究−自分自身で・共に」が完成!


2001年べてるの家の総会の時に、当事者研究の初発表がされました。その後、医学書院の発行の「 精神看護」(年6回発行)に、べてるの家のメンバーが「当事者研究」として発表掲載しています。
研究の成果は、2005年2月に完成した「べてるの家の「当事者研究」」医学書院刊をご参照ください。
ビデオでは当事者研究のライブ感を大切にし、そのまんま感とミーティングの醍醐味を一緒に経験できる ように編集しています。

▼ 第1巻 「爆発の研究――人生は爆発だ!」
2001年べてるの家の総会で新人賞を受賞した「爆発の研究」。当事者研究の発端となった、河崎くん の記念すべき研究である。
◆編集後記◆
2001年6月。べてるの家の総会で、河崎寛くんの「爆発の研究」が発表されて、喝采を受けた。河崎 くんは、爆発したくなると鮨の出前を要求して両親を困らせていた。表彰式の舞台に上がった河崎くんと その両親に、巨大な鮨券が送られた時の晴れがましい光景をいつまでも忘れることができない。

▼ 第2巻 「つながりの研究――孤独という毒を飲みながら」
孤独という毒を飲んで、周りが信用できなくなった。幻聴さんに囲まれて身動きもできなくなっている松 原さんの大救出作戦。
◆編集後記◆
孤独という毒を飲んで幻聴さんに悩まされていた松原さん。みんなに応援してもらって松原さんが手に入 れた答えは、やっぱり、人とのつきあいや思いと具体的に向き合っていくという、当たり前の作業の大切 さでした。みんなの思いが届くと、松原さんの妄想と現実が入れ替わって、松原さんがほんとうの自分を 語り出しました。

▼ 第3巻 「体感幻覚の研究――体験幻覚マップをつくろう!」
体感幻覚マップで症状を確かめ、前日の薬や睡眠や食事や会話の状態をチェックして、巧みに自己管理し ていく臼田君の研究。
◆編集後記◆
臼田くんは、体感幻覚マップで毎朝の体調をチェックしています。同時に、薬・睡眠・食事・会話をチェ ックしながら自己管理して、毎日の快適な生活を手に入れています。すると、おもしろいことが分かって きました。薬や睡眠や食事ももちろん大事なのですが、会話が足りない日は、翌朝、きまって体感幻覚に 悩まされるのだそうです。

▼ 第4巻 「金欠の研究――金は天下の回り物」
金欠を逆手にとって、借金をコミュニケーションの道具に仕立て上げる坂君のユニークなサバイバル術。
◆編集後記◆
坂くんは、いつも自動販売機と二人連れです。仲が良くて、自動販売機の誘いを断われません。缶コーヒ ーとタバコで、いつも金欠状態です。しかし、坂くんの借金術は、超ハイテク。借金の形として、テレビ がAさんからBさんの部屋へ移動している時に、同時にDVDが、BさんからCさんの部屋へと移動して いきます。借金の永久回転運動です。

▼ 第5巻 「サトラレの研究――サトラレからサトラセへ!」
被害妄想のサトラレに悩まされるのなら、一層のこと、こちらからサトラセてやろう! 幻聴さんから自 立すると、幻聴さんも自立していった。
◆編集後記◆
どうせサトラレるのなら、こちらからサトラセてやろうというのが、佐藤信吾くんが開発した対処法です。 サトラレ系の吉野さんが講演会で東京に行った時は、周りの圧倒的に多数の人にサトラレてパニックに陥 りそうになりました。でも、一緒に行った仲間たちに、今、サトラレている! というサインを懸命に送 って、このピンチから脱出できました。

▼ 第6巻 「生きづらさの研究――アンテナの張り方と受信の仕方」
たくさんのアンテナを張り巡らせて、たくさんの情報を受信して。さて、その情報処理をどうするのか?
◆編集後記◆
水野さんはアンテナを張り巡らせて周囲の目を気にしています。職場の人間関係や親子関係に悩まされて きた伊藤さんのアンテナは超高性能です。メグちゃんは、びっしりとたくさんのアンテナを張っています。 河崎くんのアンテナは、テレビ塔のように巨大です。みんな、受信するのはすごいけど、発信するのは下 手なのね、という清水さんの感想です。

▼ 第7巻 「完ぺき主義の研究――正しい体温計の活用術」
スクープ! 浦河に来た当初は1分と集中できなかった中山さんが、なんと30分以上も熱弁を振るって 研究発表をした。
◆編集後記◆
完ぺき主義の中山さんは、常時、体温計を携帯して、自己管理している。病院を出る時は37.3℃だった体 温が、当事者研究が始まると37.5℃に上がり、更に37.7℃まで上がったものの、終わる頃には37.4℃に下 がっていた。2ヶ月ほど前までは、1分と集中できなかった中山さんが、今回は、45分間の当時者研究 のミーティングを見事に乗り切った。

▼ 第8巻 「逃亡失踪症の研究――失敗しない逃亡のテクニック」
統合失調症ならぬ、逃亡失調症の荻野さん。100点満点おじさんの監視から逃れての、大脱走!
◆編集後記◆
100点満点おじさんにいつも監視されている施設長の荻野さん。施設長の大事な役割を果たさなければ いけない時に限って、プレッシャーに耐えられなくなって逃亡します。べてるの家のみんなが心配して、 大捜索して――次の日は、ニコニコ顔で出勤してきます。当事者の施設長と健常者のスタッフの間で、ど んな人間関係が築けるのでしょうか。

▼ 第9巻 「就労の研究――安心して働ける自分づくり」
職場づくりや会社づくりではなく、安心して働ける自分づくり。自分探しではなく、自分づくりの手立て を研究する。
◆編集後記◆
べてるの家には、これまで、「安心してサボれる職場づくり」というキャッチフレーズがありました。俊 くんが出してきた課題は、職場づくりではなくて、自分づくりでした。自分探しでもなくて、自分という 主体からの出発でした。そこが新鮮でした。そこからは、自分づくりのための具体的なメニューも見えて きています。

▼ 第10巻 「回復の研究――症状が治まってからの苦労づくり」
回復とは何か? 症状が治まると、不安が頭をもたげてくる。症状が治まってからはじまる、生きるため の苦労づくり。
◆編集後記◆
「爆発の研究」でスターとなった河崎くんは、回復するにつれて不安になる。自分が、健常者のように見 られるのが怖いのだ。でも、ミーティングで、河崎くんの人生が上がっていると思う人! 手を上げたの は水野さんと河崎くんだけ。逆に、降りていると思う人! 水野さんを除く全員だった。僕も手を上げて いいですか? と河崎くん。爆笑だった。



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パッケージをデザインしてくださった装丁家の石原雅彦さんのホームページ
「電脳六義園通信所」とリンクしていますので、そちらへも寄り道してください。
もちろん「べてるの家ホームページ」とも、リンクしています。