「第8回そのまんまが大好き上映会」感想特集 2003年9月15日




会場から人が溢れて・・・
妄想が現実に?



2003年9月7日に開催した「第8回 そのまんまが大好き上映会」の「感想特集」です。 今回の上映会は、「べてるの家」の“話すこと聞くことから生まれてくる豊かさ”に焦点を当たいと 考え企画しました。

ゲストとしてお招きしたのは、「浦河赤十字病院」の医療ソーシャルワーカーの向谷地生良さん、 「浦河べてるの家」のスタッフ・向谷地悦子さん、メンバーの伊藤さん、里香ちゃん、求ちゃん、 寺沢さん、洋子ちゃん、「降りていく生き方」(太郎次郎社刊)の著者・フリージャーナリストの 横川和夫さん、「とても普通の人たち」(北海道新聞社刊)の著者・映像作家の四宮鉄男さんでした。

上映した作品は、べてるの家の自主企画ビデオ「シリーズ 精神分裂病を生きる」(精神分裂病は統 合失調症に変更されていますが、作品のタイトルのためそのまま使用しています)の第10巻「話す ことから始まる回復への道」でした。



室内に入って、べてるの空気のようなものを感じると、安心して話せたような 気がしました。おそらく普段は相手が受け取ってくれるだろうと予測できることだけ話していたので しょう。(Sさん・学生)

アーア、楽しかった。想像? 期待どおりでした。向谷地さんは近所のおじさんみたいですし、リカ さんや洋子さんやメンバーの方のお話は、苦労のまだ足りない私にも、ビンビン響きました。私も苦 労するぞ。私と出会う。(板橋区・Oさん)

言葉の大切さ、表現の大切さ、みんなできいていく大切さを、教えてもらいま した。(練馬区・Iさん)

自分の気持ちを言葉にして話せる場、相手の話をきくことのできる場である“べてるの場”の魅力を 改めて感じました。(春日部市・ソーシャルワーカー)

自分のことを自分のコトバで“物語る”ことの大切さと、それが生きるたくまし さにつながっているように感じました。(多摩市・作業所看護師)

私はノイローゼらしくて、何年も生きづらくて悩んでいます。自分の症状をかくして生きづらくなって いるなぁと思いました。話すことの大切さっていうことが、ビデオを見ていて、つくづく感じられまし た。できたら、自分もありのままの自分を同じようなことで悩んでいる人と話し合える場所がほしいし、 探してみたいと思っています。(Tさん)

病気のことを親しい人に話すのは、本当に大切だと思う。人に話すことによって 病気を認知できたと思う。(Hさん)

SA(スキッゾニックス・アノニマス)で、言葉を素直に使い自分の話をしている、とても豊かな表現力 にびっくりしました。なぜ、こんなに素直に自分を語れるようになるのか?

何とか、うちの病棟の患者さんたちに利用できる部分はないのか。(Kさん・看護 師)

べてるの人たちの話を聞くたびに、発想の豊かさと語り口の豊かさを感じます。 そして、病気を通じて、多種な人々が出会うことの意味を考えさせられます。
「本当の社会って、こうあるべきなのかも」
いろんな人が、自分の言葉で自分を語る。むしろ社会よりも健全な場を、べてるの人たちは作り上げて いるのかなぁ・・・。(世田谷区・専門学校講師)

ビデオにもありましたが、“病気について話さない、語れない、触れないほうが よい”といったイメージ・雰囲気が強い中で、どう語ってもらったらよいのか、悩みの種でした。
「病気を主役に話す」どんな思いで今があるのか、積極的に話題にしていただくということを、今回、 参加して学びました。(三郷市・訪問看護師)


降りていく生き方、べてる的な逆転発想は、まさに、私が楽に生きられる力になっています。(群馬県 ・看護師)

病気してなくても苦労はいっぱいあるよ!(瑞穂町・主婦)

“自分たちがどう生きるか”を考えて、ここまできているという向谷地さんの言葉が、とても心に残り ました。(春日部市・作業療法士)

7年前に我が子が不登校になり、また、介護の仕事を通して、「生きる」ことを 考えさせられています。
自分の町でも、不登校でも、障害を持っていても、痴呆になっても、自分らしく生きることができたら ・・・と思います。(幸手市・ヘルパー)


健常者、障害者、関係なく、お互いがお互いを理解し合えることって、本当に素晴らしいことだと考え させられた。(世田谷区・Sさん)

べてるの人たちはすごいと思いました。私も精神障害者です。みんなの話を聞け て、とても勇気づけられました。私も自分たちの地域でがんばりたいと思います。(Kさん)

現在、子育て中の母の私にも、ものすごく勉強することが多く、頷けるお話が山盛りでした。(府中市 ・主婦)

自分の想いを言葉にする大切さ、当事者性など、私たちの日常にとても大切なこと を教えていただきました。(日高市・主婦)

今回のビデオは初めて見ました。納得、納得と、自分の気持ちにスーと入ってきました。 (略)どうあるべきかを目指していた時期から、ありのままに自然体で生きること、自然体で家族する こと、そのらく楽さを知らされたのがベテルでした。(川口市・Mさん)

ビデオは37分と短い時間でしたが、当事者の人たちが自らの体験を自分の言葉に していることが、とても印象的でした。心の病は、人と人との関わりを通じて、治すとか直すというこ とよりも、そのまま安心して生きていけるんだ(生きていていいんだ)ということに気づけることが必 要なのだろうと思いました。(岩槻市・Kさん)

なぜだかわかりませんが、3部の監督さんたちの話がおもしろくなかったです。そこで、生きる人々 (メンバー)の心から生まれる自然なコトバと頭から生まれるコトバのちがいかなーと思いました。 (さいたま市・NPOスタッフ)

今までの四宮氏のビデオは、ホント目からウロコだった。一見は百聞にまさること を痛感。横川氏の「降りていく生き方」二読して、感銘。(神奈川県・ソーシャルワーカー)

べてるとの出会いは、私にとって、とても大切な出会いです。何かあった時、いつもべてるのことを思 い出しています。(高崎市・Tさん)

“自らが主役”が印象に残った。(三郷市・Aさん)

“当事者とことば”という2つのキーワードを、忘れずにいたいと思います。(江南町・理学療法士)

当事者を軸にする、想いを言葉にする、ゆったりと過ごしていく、トラブルをキッ カケにしていくなど、人としてのびていく上で大事なことを、いくつもテイキされたように思います。 (松戸市・自立生活センタースタッフ)

初めて「べてるの家」を聞いたり読んだりしたのは、非援助論の本でした。丁度、クラブハウスで働き 始めた時でしたので、いろいろな不安がありましたが、この本と出合って、肩の力がほっと抜けて、自 分がそんなに力を入れなくても良いのだと思い、楽になりました。今日、べてるの皆さんの様子を伺っ て、再び肩の力が抜けて、肩書きや役割が出来ても、今までの自分で良いのだと思いました。(渋谷区 ・クラブハウス看護師)

10月から職場の異動で、精神障害者の生活支援センターの職員になります。不安 で、不安で、10月からのことが心配でたまりません。でも、今日の話を聞いて、よくわかりませんが、 なんとかなるかなと思うようになりました。(Kさん)

病気の人はもちろんですが、病気でない人も、このビデオを見て、病気について知ることはとても大切 なことです。知らないことからくる不安は計りしれないものがあります。それから解放されることが、 まず第一に必要なことです。その後は、またそれぞれの人生。簡単なことではありませんが。(江東区 ・Iさん)



今回の上映会には、200人以上の方が参加してくださいました。わざわざ、アンケートを郵送して くださった方やFAXでお送りくださった方もいらして、73人の方がアンケートにご記入くださいまし た。ありがとうございました。

今回は、本当に会場から人が溢れ資料が途中でなくなるなど、妄想? 現実?と、オロオロする場面 があり、ご迷惑やご不便をお掛けしてしまい申し訳ございませんでした。
その混乱の中、いつものように笑顔で対処してくださった友人たち、ご支援くださった皆さんに、心 よりお礼を申し上げます。たくさんの人の力が集まって実現できた“素的なひと時”でした。また、 お会いできる日を楽しみにしております。


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