ゆみさんは、“魔性の女 ゆみ”とサインをしていました。
「画数が多いから大変なんだよ」と言いながら、必ず“魔性の女”と書いていました。
その昔、ゆみちゃんが「べてるの家」に来たばかりの頃、一人で居ることの不安さに耐えきれず、好き
な人に頼りたいと思ったのです。そして、若くて可愛いゆみちゃんに甘えられ、恋の虜になってしまっ
た男性たちが、たくさん居たのです。
賀代ちゃんが、ゆみちゃんに「日付も必ず書いてくれて、ありがとう!」と、言っていました。ゆみち
ゃんの前に、人が並んでしまうことが多かったのは、ゆみちゃんの拘りと気配りのせいだったのですね。
それにしても、ちゃんと周りの様子を見ていて、きちんと「ありがとう」が言えるのって素的なことで
すね。いつも反省するのですが、私はなかなか「ありがとう」ということばが言えないのです。
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