べてるの家の講演会 in 東大宮  2006年9月9日


毎年9月に開催している「そのまんまが大好き上映会」では、上映だけでなく、べてるの家のメンバーの皆さ んに直接会っていただきたいと考えていて開催しています。
そのために、毎回、資金難に苦しんでいます。往復の航空券に宿泊費と大金が掛かるのです。せっかく、おい でいただくのだし、泊まるのだし・・・ということで、上映会のパートナーを探して、旅費交通費の一部を負 担していただくという試みをしています。そして、お互いに赤字を出さないように工夫しています。
今回、パートナーとなってくださったのは、大宮で長くアルコール依存症の方々の支援を続けてこられた社会 福祉法人「さいたまマック」と小規模作業所「ひな」の皆さんでした。大宮は、アルコール依存症の皆さんへ の支援では、全国的にも有名なところなのだそうです。





上野駅から大宮駅まで
新幹線に乗って会場入りした
川村敏明先生とべてるのメンバーたち

予定より早く会場入りしたのに
いざ、講演開始となったら
席に着いているのは川村先生だけ・・・。

主催者の方はオロオロ
川村先生は、ホッホッと笑って
「じゃ、始めましょう!」




川村先生がお話しされている間に
ウロウロごそごそ
「名前が貼ってあるべ」
「あっちだよ。あっち」
「こっち?」
「ここでいいの?」

いつの間にか何もなかったように
メンバーは
席に着いていました。

「今日も、順調ですね〜」
「全員、揃いましたね〜」
さすが講演慣れしている川村先生でした。



川村先生は、ご自身のアルコール依存症の方々への接し方に触れて、印象深いお話をされて いました。
浦河もアルコール依存症の方が多い地区で、研修医として赴任している頃、随分熱心に治療に取り組んでおら れたそうです。やっと、退院した人がいて、その頃、バイクの免許を取ったばかりの先生は、速度オーバーで 掴まりながらも 様子を見にアパートへ出かけそうです。
訪問を受けた患者さんは、いたく感動して、「こんなに熱心な先生がいれば安心!」と、その日から飲み始め て、再入院になってしまったそうです。

「その熱心さも、その行動も、全部、自分のためみたいな部分がありましたねぇ〜。支援の仕方が間違ってい た・・・」と、川村先生は述懐されていました。
現在、べてるの家で盛んに行われているミーティングも、当事者同士の相互支援の仕組みも、アルコール依存 症者へのサポートがベースになっているのでは・・・と思える興味深いお話でした。


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