ひとり新聞 2003年1月30日号 <原っぱ> |

|
我家の前には市立の老人保健施設があって、当初の予定では、保育園が併設されることになってい
ました。当時は、老人保健施設と保育園の併設の良さが注目を集めていて、話題になった施設だっ
たのですが・・・。
その後、市の予算削減の影響で保育園建設は凍結となり、今の状態になりました。
お陰で、今時めずらしい原っぱ≠ェ存在するのです。
数匹の犬を連れて来て、走らせる人がいたり・・・。
保育園児たちがやってきて、虫取りをしたり・・・。
夕焼け空が見えたり・・・。
いろいろな気配に誘われて、ベランダに出てみる私です。
|

|
冬の日、お母さんと女の子が自転車の練習をしています。
「大丈夫! 大丈夫! 押さえているから・・・」
「ほら、あっちまで行ってみよう!」
長い長い影が、できています。
|
|
春の日、シロツメクサが一面に咲き始めました。
ポカポカ陽気に誘われて、お父さんが息子たちを連れて遊びに来ました。
シロツメクサが満開の頃になると・・・
少女たちが、私が幼い頃にしたように花飾りを編んでいます。
誰に教えてもらったんだろう?
若いお母さんでも、知っているのかな?
思わず、カメラを片手に、私も原っぱへ。
にわぜきしょう・どくだみ・へびいちご・・・。懐かしい草花たちを、パチリパチリ。
|

|
ワールドカップ「日本対チュニジア戦」の翌日。
幼い息子を連れた若いお父さんが、サッカーボールを持って四駆でやってきました。
サッカー選手になってくれたらなぁ・・・。
そんなお父さんの思いも浮かび、ベランダで思わずニッコリ。
「ほら、ガンバレ! ガンバレ!」
思わず、ベランダから応援してしまう。
|

|
夏の日、ガールスカウトのキャンプをする姿もみられました。
テントを張り、昼食の用意をし・・・。
なんでもおかしい年頃の彼女たち。
一日中、ケラケラと笑う彼女たちの笑い声が響いていました。
|

|
秋の日、めずらしく中学生がやって来て、本気になってサッカーをしています。
動きもいいし、もしかしたらテスト中で、部活が禁止なのかもしれない。
汗をかくほど走り回って、夕暮れと共に帰って行きました。
あの後、試験勉強をしたのでしょうか・・・。
子供の頃、夢中に遊んでいて、気が付いたら、暗くなっていてびっくり!
慌てて家路に着いたという記憶を、誰もが持っていると思います。
原っぱで遊んぶ子どもたち。
彼らの中に、どのような記憶として我家の前の原っぱ≠ヘ、残るのでしょうか。
|