スリーエースタジオでの編集風景


2010年12月3日 いよいよ本編集


浦河での追加の撮影から戻って5日後に、最初の「試写」をしました。「試写」といっても、この時は編集の 四宮さんと私の二人だけ。思いを繋げたら2時間50分! 構成案(映像の説明や文字情報が入っている)は、 なんと80ページにもなりました。

2時間50分を一気に見て「いいなぁ〜」と、二人して思ったけれど(笑)、時間の問題があります。最初は 90分を目指していたので、80分は切らなければならない計算になります。大げさに言えば半分くらい短く しなければならないことになります。

しかも、あんなにたくさん撮った浦河の美しい景色がワンカットも入っていなかったのです。そのことを言う と「どこに入れるの?」と言われてしまいました。入れるところがないというのです。
「いやいや、美唄へ変わるところとかに入るでしょう。昆布採りも、サラブレッドも、夕景も撮っているのに ・・・。夕方の浜で撮った立ち話のようなインタビューも使いたいし、その後にえびす湯さんへ繋ぎたいし ・・・」と、あれこれ希望も伝えました。

1週間後、2回目の試写。大胆に短くなりましたが、短くなった分、そっけなくなってしまって薄ぺらな印象 になってしまいました。そして、昔話のボリュームが多い印象にもなっていました。「大黒座」の今の話にし たい等など、またまた話し合いに。そういう作業が繰り返されました。
その辺りの編集の大変さや苦労などに関しては、四宮さんのサイト「愚鉄ぱらだいす」の 「映像赤兵衛」 のコーナーを、ぜひ、ご覧ください。

編集作業と平行して、私はお名前の文字や読みの確認、各年号の確認など、仕上げの準備を整えていきました。
その頃、いつも仕上げでお世話になっているスタジオ「スリーエー工房」から「Bスタジオを11月一杯で閉 めることになりました」というお知らせが届きました。いつも、いつも、仕上げの時にお世話になっていた 「Bスタジオ」の閉鎖は、とてもショックでした。ハイビジョンに対応していない「Bスタジオ」は、稼働率 がぐんと下がっていたそうです。
どうせなら、「Bスタジオ」最後の作品にしたいと思って、私の誕生日でもある12月3日に本編集をお願い することにしました。

週明けの月曜日6日に、ナレーション録りと音楽付け。ナレーターは中村啓子さん。選曲は遠藤春雄さん。い つもお世話になっているお二人にお願いして・・・と、仕上げのスケジュールも決まりました。

中村啓子さんの美しい声のナレーションの後に、私の質問の声が入ったら違和感があるのでは? と心配して いましたが、想像より不自然さはありませんでした。遠藤春雄さんの音楽はいつもステキで少し意外で、予定 よりちょっぴり早めの完成の日を迎えました。
『小さな町の小さな映画館』は105分。目標としていた映画館の話になったと思っています。長い長い時間 とたくさんのエネルギーを費やしたようにも思いましたが、完成した瞬間は、あっという間のできごとだった ように思いました。



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