90周年を迎える大黒座と
立て看板


2008年9月7日 90周年の日


大正7年に創業した「大黒座」は正確に開業日が分からないそうです。とにかく9月の初めで 90周年を迎えるとのこと。
「でも、きっと、特別なこともせずに淡々とその日を迎えていると思うので、それを撮影して ほしいのです。」と連絡が入り、打ち合わせもしないまま9月の上旬に再び浦河を尋ねました。

90周年を迎えるというこの時期に、上映されていたのは「潜水服は蝶の夢を見る」でした。 失語症に興味を持っている私は、早速見に出かけた作品だけれど、そして、ステキな作品だと 思ったけれど、たくさんの人が入る映画とは思えません。
東京のように人口の多い所ならいざ知らず、北海道の人口1万4千の町に、この作品を上映し てくれる映画館があるなんて、浦河の皆さんは幸せだなぁ〜と思いました。

外景などを撮影した後、館主の三上雅弘さんと立ち話をしていると、「すべての番組を見てく ださっている方がいるのですよ」とのこと。
牧場の奥の奥、平飼いで和種の鶏を飼っているSさんを訪ねてインタビューを撮り。
木々に囲まれ手作りと思われる小屋の前でSさんはインタビューに応じてくださった。
「すごく面白い映画の時は、恵比寿ビールを飲む。まあまあの時は普通のビール。つまらなかっ たら発泡酒かな?」
映画のことを言葉で表現するのは難しいので飲み物で表しているそうです。
話をしてくださるSさんの周りを蝶が舞っていて、フレームの中に写りこむのがステキでした。 もしかしたら、とってもステキな映画ができるのでは・・・という予感がしました。



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