1館目の「大黒座」は
木造の立派な建物だった


2009年4月24日 大黒座サポーターズクラブの総会


1994年、道路の拡幅工事を機会に220席から48席のミニシアターに生まれ変わった「大黒座」。 でも、厳しい経営状況に変わりはありません。
「地方文化の灯を消してはならない」と、町内の映画ファンを中心に2008年に設立された「大黒座 サポーターズクラブ」の総会が開かれるというので浦河へ。

最初は映画館が特典を付けて募集する「サポーターズクラブ」なのかと思っていたら、そうではなくて、 あくまでも有志が組織運営している「大黒座応援クラブ」でした。集めた会費で新聞に「大黒座」の上 映スケジュールを掲載したり、会員に番組表を発送したりしているそうです。

総会の席で、代表の澤谷勝英さんが「大黒座」で映画を見た時のことを話されました。
一緒の回に80歳はすでに越えられていると思われる方が3人並んで見ておられた。映画が終わって、 「どこからおいでですか?」とお尋ねすると、「静内(浦河の隣町)から来た」とのこと。「浦河には 映画館があって、大きな図書館があっていいですね」と言われたという。
認知症の奥さんを友人と一緒に連れて来たのだそうで、「映画を見て、少しでも刺激になれば、笑顔が 出れば、と思ってやってきた」という。
映画館があるからこそ、そういうことが可能なのです。町に映画館があることは素晴らしいことなので すと力を込めて話される姿がとても印象に残りました。

澤谷さんは、町民ミュージカルを主催するなど、長年に渡って浦河の文化活動の主軸として活躍されて おられる方。長年の活動を通して確信していることは“町づくりは人づくり”だということ。
労力を惜しまずボランティア活動をされる方々が浦河にはたくさんおられて頭が下がる思いがしました。

4代目館主の三上雅弘さんは、「映画を見たいと思った時に、普通に町に映画館があって、映画館へ行 って映画を見られるのがいいのです」と。
町に映画館があることはステキなことなのだ!



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