2001年1月11日 所沢失語症ライブ <最高のお年玉>
1月11日に開催された「所沢失語症者と家族の会」は、ボランティアが中心となって開催する「新年会」
でした。
いつもは、言葉の不自由な方とご家族は別々。
ご家族の皆さんは別室でミーティングをしているので、あの方の奥様があの方で、あの方のご主人があの方で
・・・と、なかなかわからないのです。でも、年に一度の「新年会」や「お花見」などのイベントの時などに、
なるほどと思うのです。
喜びも苦しみも一緒に手を携えて乗り越えて来られたご夫妻には、それぞれ味わい深いものがあります。
皆さん、仲もよいけれど、喧嘩もします。口じゃ、どちらが勝つか、勝負ははっきりしていますが・・・。
それは、どこの家庭でも同じですよね。(^_^)v
苦心の福笑いも披露しました。私が新年会に参加するようになって、4回目。福笑いの準備をするようになっ
て3回目です。
昨年のは「桃太郎の福笑い」。
桃太郎・おじいさん・おばあさん・赤鬼・青鬼・緑鬼の福笑いを作りました。
大きな桃・お団子・キジ・犬・日本一の旗・こん棒なども作ってみました。
今回は「7人の小人」の福笑いを作り、そこから「白雪姫」の話をしてみました。貼って剥がせるスプレー糊
を新規に購入したので、同じもので2回楽しめました。
演奏のボランティアの田沢さんと相談して、「ハイホー、ハイホー」と繰り返しのところを歌ってみたのです
が、馴染みがなくて、ちょっぴり盛り上がりに欠けてしまいました。(残念だなぁ〜)
でも、Sさん(女性の方)が、いろいろお話しているうちに「白雪姫」のことを思い出してくださって「鏡よ、
鏡よ・・・」と言ってくださったので、慌ててマイク持っていき、二人で一緒に「鏡さん、世界で一番美しいの
はだあれ?」と、続けて言うことができました。
子供の頃の絵本が、目の前に浮かんできました。
そして、なんとこの日、還暦を迎えた方がいらっしゃいました!
「44歳で発症して16年・・・。無事に、この日を迎えられて・・・」と、奥様が言葉を詰まらせると、
自然と大きな拍手が起こりました。
同じ痛みを経験してきた皆さんだからこその暖かな拍手。この拍手そのものが、
最高のお年玉のように思えました。
みなさんが、みなさんに向けて、拍手をした瞬間でした。(森田惠子)
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