2001年10月11日 所沢失語症ライブ <通じた!>
失語症ライブの楽しさのひとつに、言葉が通じた! 分かった! という瞬間のワクワクさがあります。
10月11日に開催されたつどいでは、スポーツの秋ということで、「得意なスポーツ、好きなスポーツは
なんですか?」という話題で盛り上がりました。
お身体もご不自由な方が多いので、スポーツ観戦が好きという方が多かったようですが、それでも「子供の
頃は、かけっこが早かった」とか、「運動が苦手で、運動会が大嫌いだった」とか、いつもと違う一面を知
ることができました。
「えー、私も運動苦手でしたよ」とボランティアさん。にぎやかなつどいになりました。
なかなか通じ合えないお二人は、筆談から絵を描いての会話になりました。
伝えたい! 分かりたい! という気持ちがあれば、海外で言葉が出来なくても通じたという経験をお持
ちの方も多いと思います。
同じようなことが、言葉の不自由な方とボランティアの間でも起こります。
五角形の絵から野球のベースを想像して「野球?」
網目模様にネットを想像して「テニス? バレーボール?」
いずれの答えにも、「ノー」の意思表示が・・・。
お手上げ状態になったところで、遠藤先生の助け舟が出ました。そして分かったのは、なんと「将棋!」。
得意なものは、将棋だったのです。
スポーツとばかり思い込んでいたので、迷路に入ってしまいました。
分かってみれば、五角形は将棋の駒、網目は将棋盤の目だったのです。
素晴らしい出来栄えの絵でした。
ご家庭でも絵を使ってコミュニケーションされているということも分かりました。
それにしても、通じ合った時のお二人の嬉しそうだったこと! 私まで嬉しくなって、元気になった「失語症ラ
イブ」でした。(森田惠子)
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