ことばの旅芸人(富山県魚津市) 2000年11月16日


11月16日(木)、この日は一日富山県魚津市で過ごしました。
午前中は2軒の家庭訪問。
前便でお話した「STと保健婦の間が途切れているケース」の訪問では
同行した理学療法士が、あとで「やはり失語症の人には『言語リハビリ
教室』が必要だー」と言っていたそうです。しめしめ。

もう一軒の訪問では、保健婦さんから「5年前に訪問してもらったケース
です。これがその時あなたが書いた記録です」と、私の筆跡になる文書
のコピーを渡されてゾーっとしました。
幸い、的外れなことは書いてなく、安心しました。

午後からは、新川保健所管内の2市3町から集まられた失語症の皆さん
20数名を囲んで100名あまりでにぎやかに「失語症ライブ」。
今回も花吹雪が派手に舞って、楽しいつどいとなりました。
来秋もお会いする約束をして帰ってきましたが、問題は地元で後継者と
なってくれる若いSTの育成です。

「前に訪問に連れていったSTからは『1回の訪問では確実なことは言え
ない』と言われてしまったんです」という話を、保健婦の責任者の方から
うかがいました。
病院という守られた環境の中でしか物事を言えない、援助能力の低い
弱い弱いSTは困ったものです。
私の苦悩はまだまだ続きます。お元気で。

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