2002年2月14日 所沢失語症ライブ <ブイサインと田舎チョキ?>
いつも笑い声の絶えない所沢失語症ライブですが、2月14日のつどいは「何月ですか?」
「2月でーす」という会話で始まりました。
遠藤先生は「2月」の言葉と一緒にブイサインをしました。
皆さんも真似してブイサイン。でも、失語症の方の多くは右片麻痺なのです。
不自由な人差し指と中指を伸ばして、後の3本を折るのはなかなか大変です。
左手で押さえてなんとか右手を出す方、左手を出す方もいらっしゃいました。
指を折ることは出来ても、腕を高く上げることが難しい方もいました。
遠藤先生の「何月ですか?」の言葉に、みんなで「2月!」とブイサインをしたら、思わず親指と人差し指が
出てしまった人がいて、「それは、田舎チョキだよ」と、遠藤先生。
大爆笑が起こりました。
失語症の方は気持ちが優しい方が多く、こんな時に怒り出す人はめったにいません。
「田舎チョキ?」
「田舎チョキなんてねぇ」と、周りの方に返すので、またまた笑いが広がりました。
青い空が広がっていて、3階の会場から遠い山々まで見渡せる気持ちの良い日です。
「良い天気ですね。今日の空は何色ですか?」
「青空です」
「今日の気持ちは、青空ですか?」
「はーい」と答える課題にチャレンジしました。
こういう時、必ず変化球を返してくる方がいらっしゃいます。
「良いお天気ですね。今日の空は、何色でしょうか?」
「あ・か・ね・い・ろ!」どっと笑いが起こりました。
同じようなことが繰り返されているようでも、その方の変化を感じたり、予想通りの答えに安心したり、
意外な反応に驚いたり…。
「所沢失語症ライブ」は、不思議に楽しいひと時なのです。(森田惠子)
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