及川さんと伊藤さん。呼びかけ人代表の林健二郎さん(中央)をはさんで。
右は、素的な笑顔の三浦さん!


若い失語症者のつどい IN盛岡 2002年11月2日 


「若い失語症者のつどい in盛岡」は、11月2日(土)「プラザおでって」を会場に、昼食 会で集合しました。私も含め初対面の方達が多く、ちょっぴりドキドキでした。 でも皆さんとても親しみやすい方達ばかりで、失語症者の集まりでいつも感じる 何かホッとするものがありました。

つどいは、田中隆介さんの開会挨拶「これから若い失語症者のつどいをはじめ ます」(この日のために一生懸命練習してきました)、そしてアカペラグループ G-stepによる歓迎の歌「カントリーロード」で始まりました。

今回参加した若者は13名(岩手県4名、宮城県3名、青森県1名、東京版つどい の方達5名)でした。彼らを御家族、STなど50名程の人達が見守る中、一人ずつ自 己紹介と体験発表をしました。

司会は、若い失語症者のつどいの呼びかけ人をして いる林さんがしてくださいました。林さんは、一人一人の自己紹介に温かい励ましの 言葉をかけてくださいました。参加者の発言に、「すごいね!」と合いの手を返す田中 さん。笑顔が素敵だった三浦さん。正面を向いて堂々と話していた渡辺さん。こ の日初めて、メモをみながら一生懸命に自己紹介をした(と後で、お母さんがおっ しゃっていた)志村さん。明るく前向きに歩んでおられる姿が印象的だった 小野田さん。自己紹介後に安堵のため息をついた青山さん。いつもニコニコ笑顔の 中嶋さん。一生懸命に皆さんの前で話したお一人お一人のお顔がとても輝いてお り、参加者全員が感動しました。

自己紹介の後は、応援に来てくれた岩手を代表する2組のアカペラグループ『ビ リーブ』(フジテレビの「みんなではもネプ全国大会」で決勝まで進みました) と『G-step』(岩手大学少林寺拳法部有志)のコンサートで一息です。彼らが歌 う「secret base」「大きな古度計」「星に願いを」などの歌に合わせて、参加者も 一緒に歌いました。



第2部は『ヤング失語症者版しゃべり場』。
今回のテーマは 「ことばの障害が生活上のバリアになった経験は?」です。初めに、このテーマの 提案者である伊藤昌彦さんが、職場で経験したエピソードなどを紹介しました。 その後、他の方々も職場や家庭でコミュニケーションがうまくとれないために誤解 されたこと、電話でうまく応対できず悩んだこと、それに対してどのように対処し ているか、などの体験を話し合いました。

配置転換などにより一般の職場に復帰できた人、復帰はできなかったけれど新 しい目標に向かって取り組んでいる人、共同作業所に通い始めた人、今置かれて いる状況は一人一人違いますが、皆さんそれぞれの目標に向かって、一歩ずつ歩ん でいます。そういう一人一人の姿にに対して、参加者全員が感銘を受け、皆の心 が一つに溶け合った素晴らしいつどいでした。

林さん、花巻の伊藤さん、仙台の及川さんはじめ、皆でこの盛岡でのつどいを 「またやりましょう」と、確認し合いました。
パーティーではリラックスして、和やかな雰囲気の中、語り合い、友情を深め 合うことができました。

今回の盛岡のつどいを企画して、若い失語症者の仲間づくりの活動が、こんなに 素晴らしいものとは思いませんでした。ぜひこの若い失語症者のつどいを今後も 各地で開催し、一人でも多くの同じ失語症と闘っている若者たちを勇気づけるこ とができればと思います。(佐藤誠一)


若い失語症者のつどい記録メニューへ戻る