ことばの旅芸人(栃木県佐野市)2000年9月9日


9月9日(土)、今日は今年に入って私が最も力を入れている地域、
栃木県の佐野市まで出かけてきました。
力が入りすぎて、約束の場所に1時間も早く着いてしまいました。
佐野は近い。

「佐野市にも“失語症友の会”を作りたい」という、地元の宮野さん
ご夫妻のご要望から今年1月に始まった活動も、どうやらとりあえず
のゴールが見えてきました。

地域に“失語症友の会”ができるための条件として、
@患者・家族の熱意
A事務局(連絡先)の設置
BSTの協力という3つが重要であるとは、
すでに20年ほど前に、ある本の中で私が文章に書いたことです。

この中で一番難しいのが、BSTの確保です。
この場合、ボランティアは一代、公的資金は百代、ということを考え
なければいけません。つまり、ボランティアで行われる仕事は20年・
30年後には跡形もなく消滅する(その時にも障害者は必ずいるの
に)ということです。100年にわたってSTをつなぎとめておくための
公的資金を、どのようにして引き出すか、が“失語症友の会”を始め
る時の最重要事項です。

佐野市の場合は、「とちのみ学園」という知的障害者のための施
設がこの8月から身障者デイサービスを開始した関係で、その中
の訓練事業として“失語症友の会”の活動を取り上げてくれること
になりました。これで2カ月に1回、協力してくれたSTに謝礼を支
払うメドが立ちました。

あとは在宅の失語症の方に、もっともっと声をかけて回るだけです。
そんなわけで、来月は佐野市内でまた家庭訪問を行います。
皆さんの地域でも“失語症友の会”を作りませんか。
         
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