〜風になりたい〜――――――――調布ジャンプ少年団
       の挑戦
―――――――ゼロからのスタート
  問い合わせ/調布市体育協会81-6221へ
  事務局宛メール 
naichin@js7.so-net.ne.jp
市民の広場
政策室広報課

 市報 ちょうふ
  
2002年2月5日

あこがれの岡部選手のワンピを着て
  白馬少年スキー大会(和大・小6)

  ※写真は差し替えてあります。写真提供・茶理坊さん&調布市広報課
 もうすぐソルトレイク冬季五輪が始まります。長野五輪のジャンプ競技を観戦した少年が「僕もジャンプをやってみたい」という夢を持ち、その夢への挑戦を始めました。今回の市民の広場では、ジャンプ競技に魅せられた調布ジャンプ少年団の内藤和大君(12)と智文君(8)-深大寺東町在住を紹介します。
夢から現実に…
 
「ジャンプをやってみたい」という夢を持った和大君は小学校3年生の夏、家族で長野で開催された小・中学生のサマージャンプ大会を観戦しました。同世代の子がジャンプしているのを見て「僕にもできるんじゃないかな?」と思っていたところ、大会に出場していた少年から「ジャンプをしたいのなら僕の住んでいる下川町
(しもかわちょう・北海道)へおいでよ」と声をかけられました。早速、父親の茂さんが下川町教育委員会へ手紙を出すと「ぜひジャンプの体験に来てください」との返事がありました。冬休みが始まるとすぐに下川町へ行き、そこで初めて和大君と智文君はジャンプに挑戦しました。和大君はその時のことをこう振り返っています。「すごく怖かった。踏みきる間もなく空中に飛び出していて、気がついたら雪まみれになって倒れていた」。初めて挑戦したときにつけていたゴーグルは着地で転んで、レンズが割れてしまいましたが、今では和大君の大切な宝物になっています。一方、幼稚園児だった智文君の飛距離はミニ・ジャンプ台で3メートル。新聞の見出しにも書かれてしまったそうです。
●ゼロからのスタート
 夢が叶った二人は東京に戻ってからもジャンプに挑戦することを考えていましたが、練習場所も指導者も用具も何もありません。東京に住みながら、ジャンプ競技を続けている例はなく、今でも苦労と失敗の連続だそうです。
 ジャンプの経験はありませんが、父親の茂さんが試行錯誤の中、指導を行っています。練習は週に3回、自宅近くの公園でリサイクルセンターでもらったマットレスを敷き、その上に飛び出したり、体を下から支えてもらい飛んでいるときの姿勢を保つ練習をしています。
(写真・下)
 「マットに飛び込むのではなく、ジャンプ台を飛び出すつもりで」。練習に取り組む家族は、雪のないシーズンも長野や新潟のサマー専用のジャンプ台に通います。
 その結果、今年1月13日に長野県木島平で開催された大会で、和大君は60人中13位、智文君は26位(4年生以下では3位)の見事な成績を修めるまでになりました。 

 ひときわ背の小さい智文は、高学年の
 選手に負けじと夢の30m代をめざす
●ジャンプを経験して…
 「飛んでいるときは体に風を受けるので、風の音しか聞こえません。ジャンプはとても楽しい。これからもずっと続けていきたい。」と和大君と智文君。「はじめはこんな活動になるなんて思ってもいませんでした。和大はぜんそくがあり、小さいときはほとんど外遊びができませんでした。それが、何もない状態から色々な方に助けていただいて、いい出会いがあって今、ジャンプを続けることができるんです。」と母親の晴美さんは3年間を振り返って話してくれました。
 茂さんは「夏にはキャンプをして満天の星空をながめ、冬は氷点下の世界を実感しながら合宿します。ジャンプだけではなく、東京では決して味わえない経験をしてもらいたい。全国に友だちができることも貴重な体験だと思います。ジャンプは条件さえ整備すれば決して危険なスポーツではありません。オリンピック選手をめざすというのではなく、やってみたいというお子さんがいればナビゲーターになれれば..と考えています」と話してくれました。

 和大君の夢は「海外のジャンプ台で飛ぶこと。夜になったらオーロラを見てみたい」、智文君の夢は「フライングヒル(ラージヒルよりも大きく200m近く飛ぶ-日本にはない)で飛ぶこと」です。

 「東京でジャンプをする仲間が一人でも増えたら嬉しいです。」
ジャンプのことを目を輝かせて話す2人の姿はとても印象的でした。夢を一歩ずつ実現させることのすばらしさを2人は確実に学んでいます。
 調布ジャンプ少年団では、これからもジャンプの楽しさを伝え、夢を追いかけていきます。
                          
(2002.1取材)
 ☆★東京でのトレーニング★☆

 ↑ マット飛び込みでのテイクオ
   フ(踏みきり)練習(和大)

 → 一流選手も行う空サッツ
   (シュミレーション)・・鍛える
   というより体の動きをイメージ
   に近づけるトレーニングだ
         (モデルは智文)
     

     [HOMEへ戻る]  [少年団ページへ戻る]