上を向いて歩こうあらすじ

第一章 あらすじ

STORY01|旅立ち

ある日、突然王宮に第二皇太子として引き取られたTatsuya。しかしその正体を知る者は王宮のごく一部にかぎられており、竜也は誹謗中傷と孤独の中に いた。そのTatsuyaを救ってくれたのは、常にTatsuyaのことを思ってくれる執事のロイと半分しか血のつながらない兄、第一皇太子 Firip王子だった。窮屈以外の何者でもない王宮での暮らし。 TatsuyaはFirip王子の計らいでその暮らしから外の世界へ旅する千載一遇のチャンスを手に入れた。Tatsuyaはもう二度と戻らないと自分に 誓い、「Tatsuya Uep Ichinomiya」という名とロイを残し、10年以上暮らした一ノ宮宮を後にした。

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STORY02|出会い

王宮から東に位置する「笑いの泉」でスリをする少年Kameriaと出会った竜也は、BLUE SKYで唯一の民間裁判所の実体を知らされる。Kameriaの父、Haruはその実体を暴こうとして投獄され、毒殺されようとしていた。Kameria の父を救うため、Kameriaと元裁判官ソレイユとともに、竜也はKameriaの父親がつかんだ証拠を探し出す。そしてもう二度と戻らないと決めたは ずの王宮にいるロイ、Firip王子の力を借り、裁判所の閉鎖へと乗り出した。し かし、追いつめられた政府の人間ビクトリーニ男爵により、裁判所のある裁かれし町は火の海と化してしまう。竜也は自分の無力さと政府に苦しめられる町がま だいくつもあるということを知り、新たなる決意を胸に、Kameriaとともに次の街へと旅立った。

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STORY03|闇の中

裁かれし町を出て、闇に閉ざされた町へと向かった竜也と Kameriaは3日以上歩き続けていた。店一件、家一軒見えない場所で、屋台を開く店の主人と出会い、裁かれし町の裁判所が閉鎖されたことを知った。 ほっとしたのもの束の間。次の町である「闇に閉ざされる町にはいくなと屋台の主人に忠告される。しかし、「迂回したのでは旅をしている意味がなくなってし まう、いやそれどころか自分が存在している意味もなくなってしまう」と考える竜也の意思は固い。回り道しようというKameriに、竜也は別々の道を行こ うと提案する。だが、竜也を一人にしておけないとKameriaもともに闇に閉ざされる町へと向かうこととなった。そこで二人が出会ったのは、ナイフを 持った小さな少女と気配さえも消す青年だった。

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STORY04|傷痕

荒くれ者の吹きだまりのような闇に閉ざされた町で、竜也は事件に巻き込まれ拳銃で撃たれた。弾は心臓の横を掠め竜也は三日三晩眠り続けた。竜也は助けてく れたのは町の入り口で出会った少女Miriだった。竜也は、治療してくれた町の唯一の医者ケイトから気配を消していた少年、Yu-ichiの生い立ちを知 らさえる。プライドのために立ち直れない、闇に閉ざされた町。竜也はただ一人その町の犠牲になろうとするYu-ichiを助けるため、軍の人間と対峙する Yu-ichiの元へと向かった。3人対1中隊。勝ち目のない戦いがはじまろうとしたとき、町の人たちが現れた。しかし、状況は変わらない。軍の合図とと もに始まろうとした戦いに、町にくる前に出会った店の主人が現れた。何とその正体は国家の保持する機密部隊だという。突如終止符の撃たれた戦い、そして、 町の復興。父親とその父親の持つ剣『正宗』を探すYu-ichiに竜也とKameriaは一緒に行こうという。だが、Yu-ichiは兄妹同然に育ってき たMiriと別れることはできないとその誘いを断った。町に残るというYu-ichiに自立を促すケイト。Miri自身の自立のために、Yu-ichiは 竜也とKameriaと共に旅をすることを決意する。

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STORY05|奇怪

闇に閉ざされし町をでる決心をしたYu-ichiは、母親に別れを告げるためとある墓場へと向かった。強大な十字架が聳えた「裏切りの十字架」と呼ばれる 不可思議な噂のある墓地。竜也とYu-ichiは、その噂を検証しようとKameriaの反対を押し切り、言い伝えられる呪文を唱えた。すると晴天だった 空に突然の雷鳴が轟き、得体の知れない黒い竜巻きのようなものが竜也達に襲い掛かってきた。何度Yu-ichiが切り裂いても襲い掛かる黒い物体。3人の 体力が限界に達し、竜也が覚悟を決めたときだった。一人の少年が竜也たちの前に現われ呪文をとなえ黒い物体を消し去った。名を聞く竜也に少年は自分が何者 であるかも告げず姿を消した。不可解な現象に首を捻りながら、3人は次の目的地である歓迎の港へと向かった。

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STORY06|少女

歓迎の港についた竜也たちは、港で開かれる骨董市で人だかりを見つける。争いの中心で剣をふるう少女。彼女の剣の鞘にはみたことのある紋章が刻まれてい た。しかし、その謎を説く術はなかった。竜也は気になりながらもそのことを封じ、その少女が助けた未来がみえるという『真玉』を探す香蘭と行動を共にす る。そして『真玉』を手にした香蘭に世界地図の在り処を見てもらうことになった。しかし、まだ十分な力がはっきできない香蘭には、はっきりとした場所がわ からない。竜也たちは『砂漠』と『大きな塔』というキーワードをもとに「伝説の都市」へ向かうことになった。しかし、竜也たちの乗った船は……

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STORY07|約束

伝説の都市へ向かう船と間違え、豪華客船に乗り込んでしまった竜也たちは、最強最悪の海賊団サンピエトル・ドルニーエ、通称サンドルの襲撃に出くわした。 自分の命とひきかえに船に乗る人を守ろうする竜也。その竜也を守ろうと竜也の前に立ちはだかるKameria。しかし、Kameriaの行動も虚しくサン ドルの剣は竜也に振り下ろされてしまう。Kameriaの叫び声とともにサンドルと戦うことを拒否したYu-ichiが現れ事態は急変する。竜也たちはサ ンドルの船へと招かれ、竜也はサンドルの思いを知ることとなった。Yu-ichiの幼馴染みであるサンドルは金持ちから金を奪い取り困っている人に投げ与 えている。そのサンドルを英雄と呼ぶ人たちもいる。しかし、その行為は犯罪の何者でもない。竜也はサンドルの思いを認めながらも、その行為を認めるわけに はいかなかった。その竜也の思いを知り、サンドルは約束を交わして去っていく。「いつかこの国がかわったら、海賊をやめてもいい」竜也はその約束を胸に刻 みこんだ。

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STORY08|覚悟

BLUE SKYの地図を手に入れる為、伝説の都市に訪れた竜也たちは過去の記憶を一切持たない管理人D-Tと出会った。竜也はそこで伝説の都市が、BLUESKY 国最高機密機関、諸外国通信局の中枢機関であることを知る。しかし、BLUESKY国最高機密機関である伝説の都市の正体を知った人間に命はない。竜也た ちは命とひきかえに、D-Tから伝説の都市を破壊しようとする『バロン』の退治を頼まれた。しかし、竜也たちはバロンに打つ手のないまま、伝説の都市は 『バロン』たちの仕掛けた爆弾で爆発。バロン一向、そして、竜也たいが死を覚悟したその時、香蘭を救った少女が現れた。少女は依頼を受け爆弾を処理にしに きた受頼人だという。去り際に呟いた『一ノ宮王子』という言葉。竜也の正体を知る少女は本当に『受頼人』なのか。竜也は何もかもわかないまま、BLUE SKYの地図を求めて再び歓迎の港に戻ってきた。

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STORY09|回想

地図の在り処とされている「芸術の森」と、その地図をもつ元老院のことを伝説の都市管理人D-Tから聞いた竜也たちは、芸術の森へ向かう為、歓迎の港へ戻った。そこで、竜也たちの帰りを待っていた香蘭から、地図に関するさらなるヒントを手に入れた。「一本の大きな木と、その近くにある小さな家。そして、不思議な能力を持つ何者かの姿」竜也たちはそれらの情報を元に、地図を手にすべき「芸術の森」へ、香蘭の父親の古き友人キシリの力を借りて降り立った。

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STORY10|聖地

世界地図を求めて「芸術の森」へ降り立った竜也たちは、裏切りの十字架で竜也たちを救ってくれた少年ー聖と再開し、世界地図を手に入れる為には森を吐き払 わなければならないことを知った。竜也たちは諦めようとしたが、聖から森の焼き払いを手伝ってくれと頼まれた。森を焼き払うのは森の意志だといい、不思議 な力を持つカルバール一族を相手には竜也たちの力が必要なのだという。Yu-ichiとKameriaが反対する中、森の焼き払いの陰に政府の存在を知っ た竜也は、聖に力を貸すことに…。国益を増やそうとする政府を相手に、自らの生死をもかけた竜也の行動が、カルバール一族の長老でありBLUE SKY国元老院の一人でもあるザックを動かした。森を守られ、芸術の森は海に沈むこともなくなったものの、竜也たちは地図を手にすることはできず、一緒に 旅をしようと約束した聖も、竜也たちの元から再び姿を消してしまった。

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STORY11|光と闇

スナップ(乱潮流)により、とある港に降り立った竜也たちは、そこで大食漢で目の見えない男、大和尊と出会った。尊の言葉に町の貧困を知った竜也は、町で 出会ったKirutoという少年に、自分の腕輪を与えた。それは、すこしでも貧困から救えればという竜也の願いからだった。しかし、竜也は尊に「あなたの したことはKirutoの人生をかえることになる」と咎められてしまう。そして、船が出向する前の晩、竜也はそのことを身を持って知ることとなった。竜也 の好意が、Kirutoの心に傷を残し、そして、Kirutoの友だちザキの命を奪う結果になったのである。自らの行動が招いた結果に嘆く竜也には「自分 が正しいと信じたことだ」「結果なんてどうなるかわからないんだ」というYu-ichiやKameriaの言葉より、「たまたま運がわるかったで済まされ ては、ザキが浮ばれない」という尊の言葉の方が真実に思えた。この国を変えてみせると誓う竜也に「ほんの少しも期待はしていません」という尊の言葉は、竜 也の心に深く、そして、竜也の人生に強く影響を与えることになった。

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STORY12|再々会

歓迎の港に戻ることができなくなった竜也たちは、とある町へ降り立った。スナップの影響で一件しかない宿屋は満員。竜也たちは一人の人物と相部屋すること になった。しかし、その人物は夜になっても現れない。そして翌日の朝、荷物を取りに来たその男の声に、竜也たちはハッとする。それは、芸術の森で姿を消し た聖だった。聖の抱えている複雑な事情。いつか自分といることが嫌になると悲しい顔を見せる聖に、竜也たちは自分達は仲間でもなんでもない、ただ一緒にた 方が都合がいいだけと笑顔で答えた。聖は複雑な気持ちを抱えたままではあるが、竜也たちと旅をすることとなった。

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STORY13|魔狩り

国王Janny13世の命令で3つの町にいかねばならない竜也。ようやくたどりついた一つ目の町「風の吹く町」では時代遅れの「魔狩り」が行なわれていた。邪悪な気配に豹変した聖がその魔狩りの標的に!聖を助け出そうとする竜也の前に現れたロイの孫Junne。彼こそが魔狩りの総司令官だった。第2皇太子であるという自らの身を明かし、さらには自らが魔の化身となり聖たちを助けようとする竜也。その命がけの計画に特殊機密部隊の手を借り、なんとか「魔狩り」を阻止することができた。だが、国王はなんのために竜也をこの町へ導いたのか。魔狩りが始まるきっかけを作ったJanny13世自らの力を誇示するが為なのか。竜也の国王に対する不振はさらにつのってゆく。そんな中、またしてもあの謎の少女が現れ、Yu-ichiの父、Koichi Karorud Kouranの居場所を告げていった。

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STORY14|能力者

Yu- ichiの父、Ko-ichi karorud Korandが入ると知り、竜也たちは夏でも雪が消えない断がい絶壁のカロルド山を越ることになった。その雪深い山の中で竜也たちは不思議な能力を持つHisatoと出会った。そのHisatoのおかげで竜也たちは1週間はかかる雪山を僅か2日で超えた。その村で竜也たちは再びHisatoと出会う。雪を消し去った不思議な能力の持ち主Hisatoとその双児の兄、Yu-suke。彼らは村の人に疎まれ、忌み嫌われていた。軍の緊急駐屯所問題が起こる村。その村のはずれにある湖には核兵器が眠っている。念動力と予知能力という特別な能力を持っていたからだった。竜也たちは村を緊急駐屯所にさせないために動き出し、HisatoとYu-sukeも力を貸した。二人の協力により、村の緊急駐屯所問題は回避できる算段がついた。がその結果、二人は村をでなければならなくなってしまった。悲しい過去を背負う二人は村を出る日、何年振りかの笑顔が浮かべ、竜也たちとは別の道へと歩いていった。

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STORY15|亡霊

Hisatoたちと別れあと竜也たちは、次の町を目指すべく二手に分かれた。先に町についたのは、竜也とKameriaだった。二人はそこで殺された姉の仇を撃とうと村の人々から疎まれている青年、仁と出会う。Kameriaはその生い立ちを自分をダブらせるのかほおっておくことができない。仁を助けようと立ち上がる竜也たち。しかし、仁の姉を殺したのは、政府の用心棒と呼ばれる空軍の総帥 Na-man Sarolainの遠縁にあたる男だった。怪我を負った仁とKameria。空軍という思いも寄らぬ壁。そして、Yu-ichiと聖の不在。刻々とタイムリミットが迫る中。Yu-ichiと聖が現れ、竜也たちは仁の敵を打つべく、聖の力を使った奇策を決行。計画は成功したが仁も村へはいられなくなり、竜也たちとともに旅をすることになった。

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STORY16|生立ち

仁を加えた竜也たちは、聖の力により次の目的地である「迷宮の村」の場所を知ることができた。そんなある日、聖が自分の生い立ちを話し始めた。その力ゆえに母を失い、父を失い、そして大切な友を失っていた悲痛な過去をもつ聖。その生い立ちに竜也たちは笑顔で聖を暖かく包み込む。化けもとの恐れられ、うとまれてきた聖にとって、竜也たちのとの出会いは、かけがえのない自分の居場所との出会いでもあった。

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STORY17|伝染病

迷宮の村への足がかりとなる秘湯の村へついた竜也たちは、そこが死の村であることを知らされる。そこは戦争で使用されたカタルスによる伝染病バイオカタルの伝染病患者があつまる軍の隔離病村だった。その研究をつづける軍医キャスバル。そのキャスバルを師と慕うJunno。竜也たちはそんな二人をほおっておけず村に滞在していた。そして、バイオカタルの研究が大詰めにさしかかったとき、村を焼き払い伝染病を謀殺するために軍がやってきた。キャスバルの苦渋の決断にJunnoの悲痛の叫びは届かない。キャスバルは自らの命をかけ、村とともに消えた。キャスバルの意思を受け継ぎ、Junnoは竜也たちとともに静かな町を目指すことになった。

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