■ (4)フィールドワーク、集い、散歩。暑いぞ。
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城南勤労者福祉会館から場所を移し、ウトロ町内へ。参加者の大半がフィールドワークとして町内を歩く。これだけ人数が多いと、幾らメガホンがあろうとも声は届かんよなぁ。陸上自衛隊大久保駐屯地とウトロ敷地の脇道を通ったり、昔の飯場のなごりを前に説明を受けている。広場入口で、水分補給のためにとペットボトルを配布。今回はじめてウトロへ来られた方も随分いるようだ。 |
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僕はワークショップ中の群集を抜けて、農楽サークルの面々のもとへ急ぐ。パヂチョゴリ、チャング(杖鼓)、ちょんまげなどを装着。バッタもんのコッカル(花傘)を持参したので、メンバーに被っていただく。にぎやかだ。次回は、ホンモノのコッカルを用意したい。暑い中、最後まで演奏できるかどないなるか判らんものの、4拍子、3拍子、2拍子を合わせる。クェンガリ×1台、プク×2台、チャング×3台の構成でデモの先頭を歩く予定。後方には各々きれいな風船やプラカードや楽器やノボリなどを携えた参加者が連なることに。広場へ目を移すと、ワークショップから帰ってきた人々がわいわい集まってきた。人がいっぱいだ!
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今回は500名ほどの人々がウトロへ集まった。これはかなり多い! 遠方より参加してくださった方も随分いると聞く。僕がよく知る大阪方面の面々や京都市内の面々の姿も群集に見つける。そうか、えらい多方面から集まったのだなぁ。後日その筋の人から、幾つかのメーリングリストや掲示板で集いが紹介され、「わしも行くでー」「うちも参加するよ」という声が事前にあったと聞く。今回、僕は殆ど情宣も書込みもしなかったので、とてもありがたい話だ。ありがとう。集いの最中はダラダラと汗を流しバタバタ動き回っていたので、話ができなかったのは残念。とはいえ、こういう機会の思わぬ邂逅に、瞬間踊る気持ちというのは、明日生きるエネルギーに直結する気がする。「おぉ、生きてたか!心強い!お互い次に会う時まで、もぅちょっと頑張ろな」というやりとりが住民・参加者各人にあちらこちらであったに違いない。厳しい状況下で、尚かつ、直接的に暑くて暑くてダルいにもかかわらず、なんだかニヤけたり、ニヤける自分自身を恥ずかしく思う瞬間が何度もあった。
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広場で集会が進められる。やっぱり日差しが厳しいので色々と省略する。主催者からの一声。住民の一声。守る会事務局から一声。ヒューマンチェーン(人間の鎖)は、ウトロ敷地全部は網羅できないが、北側(南山蔭田線)と南側(伊勢田町123号線)で2列作るらしい。
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ノボリや風船がたくさん目に入る。カラフルだ。プラカードのメッセージが見える。「高齢者を追い出すな」「ウトロを無くすことは在日の歴史をなくすこと」「ウトロは反戦の記念碑」。ハングル文字やアルファベットで書かれたメッセージも目を引く。
おなじみのウトロ横断幕、海外で使った黄色い横断幕の他にも、日雇労働者支援旗、ユニオン旗、赤い旗や黒い旗も目に入る^^;。そういえば、ウトロ写真集などでおなじみの「恨」と書かれた大きな垂幕は今は無いのだった。残念。
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北側道路脇で僕は、タイコを抱えスチールカメラを首からぶら下げ右往左往する。対向2車線の狭い道路。交通整理をする京都府宇治署の警察官も大変だ。腕の見せ所か。行き交う車の運転手さんも、なにごとかとこっちを見る。騒がしてすんませんと僕は頭を垂れる。
さすがに大勢で立ち並ぶと、端っこが見えない。すごいな。ヒューマンチェーンが出来あがると、合図にサイレン(!)を1度鳴らすのだと言う。そんなんウトロにあったっけ? 今までサイレンを聞いたことが無かったが(鳴らすことも無かっただろうが)、そんなん鳴らして大丈夫かいなとドキドキする間に、野太い「ヴゥゥ〜」という合図。
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デモは、ウトロ敷地南西角から出発し、日産工場跡と陸上自衛隊大久保駐屯地の間の道を南下し、駐屯地敷地をぐるりと回って近鉄大久保駅へ向かうコース。
先頭の農楽組の後に「地上げ反対 ウトロ市民の生存権を守れ!」と書かれた横断幕が続く。その後に風船やプラカードやなにやら大勢が続く。どこまで続いているのかよく見えない。大通りに出るまでは人通りは少なかったが、大通りに出ると、さすがに車や人が何事かと注目する。
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近鉄大久保駅につく頃には、汗やら何やらでもう何がなんだか判らない状態。プクを叩いている農楽メンバーは足腰にかなり負担を抱えながらデモに参加していたんだが、「当分とても仕事にならへん」状態。今回歩くだけでも大変だろうと楽器を持たなかったメンバーもすぐ後で一緒に頑張る。
一番後続のグループが駅前に辿り着いた時点で、簡潔にシュプレヒコール。その後、解散。
僕は、ヘトヘトとで友人を探すこともできず、太鼓を抱えたまま、ウトロへ初めて来たという方と一緒に雑談しながらウトロへ戻る。
町内では、ごくろうさんー、おつかれー、と声を掛合う。 蒼白になって声の出ない方もおられる^^; ちょっと心配。
たくさん集まりましたね。よかったですね。と、副委員長に声を掛ける。返ってくる声は張りがある。いい機嫌のようだ。
今回は「焼肉食べてる場合じゃない」ということで参加者・住民のフランクな交流会は無かった。残念といえば残念な気もするが、ウトロに関心を寄せる人は「いる」し、それも割とたくさん「いる」んだという実感が、皆の心に残ったように思う。
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