お祭り報告 

[「4.26ウトロの集い」報告(1998.04.26)]
[「5.25ウトロの集い」報告(1997.05.30)]
◆ 「3.19ウトロ裁判報告の集い」報告(1997.03.23)


■「ウトロ裁判報告の集い」への多数の支援、参加。
  本当にありがとうございました!



[3.19経過報告](96.3.23)

[和解案に対する回答書] ウトロ町内会 金教一(96.2.27)(資料)
[和解交渉の結果についてのアピール] 地上げ反対!ウトロを守る会(1997.3.19)(資料)
[「3.19ウトロ裁判の集い」お誘い](1997.3)(資料)

[ひとくちメモ 〜京都地裁](1997.3.23)(付録)

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[ウトロニュースNo.32(1997.4.29)へ]



 
3.19経過報告


最後まで闘います。
この土地に生き抜いてみせます。
最後まで応援して下さい。お願いします。
京都弁護士会館内会場
見つめる 訴える

「ウトロ守る会」会員1300人の思いを受け、ウトロ住民その他傍聴人が見つめる中、京都地裁内最後の「和解交渉」が進められる。原告、被告、裁判所による陳述後、「和解交渉」決裂が正式に決定。今後は、5月1日以降諸々の交渉について結審が下され、第一審判決を待つ。ウトロ住民はじめ、若い者から熟年した者まで数十名が傍聴席に集った。

その後、新聞社TV局の報道関係者多数、傍聴席に入りきれなかった者などを含め、京都弁護士会館にて「報告の集い」を持つ。京都地裁での「和解交渉」が早くに終了したため、定刻より早い10:30より「報告の集い」を開始。




  1. 〜中田政義弁護士からの「和解交渉」報告。
    「裁判所として(原告・被告の希望)両方をすりあわせるのは不可能である。和解としては本日をもって打ち切りとします。ただ、この事件は裁判という方向としては、いわゆる訴訟に馴染まない事案であり、双方に対して今後も和解に向けた譲歩の努力をされたい」、、そのような申し出が裁判長の報告からありました。


  2. 〜厳本明夫はん(ウトロ町内会)挨拶
    「和解うちきられたのは、「残念です」という一言です」
    [和解案に対する回答書] ウトロ町内会 金教一(96.2.27)


  3. 〜田川明子はん(ウトロを守る会)挨拶
    「「毎日が仏滅だ」という住民の声もあります。ウトロが怒っていいことだと思います。みんな含めてウトロに住み続けていくんだ!という方向で、一緒に闘い続けていきたいと思います」
    [和解交渉の結果についてのアピール](1997.3.19)


  4. 〜「ウトロ住民の追い出しを許さない!学生・青年実行委員会」アピール
    「私たちは、日本人学生、在日韓国・朝鮮人学生の集まりです。ウトロ住民と一緒に闘っていきます」


  5. 〜ウトロ住民アピール

    黄順禮オモニ

    「やっとここまできたらね、さいばんの被告や言うて、なんで? 裁判の根本はようわかりません。必死で今まで生活してきました。これからも、一所懸命がんばっていきたいと思います。最後まで一緒にがんばりましょう。よろしくお願いします」

    金玉子オモニ
    「なんで被告ってぇなるんやろぉ? 人道的に考えたら、そういうことは絶対にあってはならないことだと思います。自分らの金儲けのために会社設立したのに。精一杯の所で、7億という線を出したんです。最後まで応援して下さい。よろしくお願いします」

    鄭光子オモニ
    「青天の霹靂です。私たちはここに住む権利があります。この土地に生き抜いてみせます。なんで私たちが被告に立たされなあかんのですか。どんな事があっても住み続けます。家族肩寄せ合って暮らしているだけやのに、残念でなりません。闘っていきます。応援して下さい。よろしくお願いします」



#「報告の集い」が予定より早く始められたため、「案内」に合わせて会場へ足を運ばれ、集いに間に合わなかった方々。申し訳ありませんでした。(青ひょん)

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■和解案に対する回答書(資料)



1997年1月29日午前11時から第3次和解交渉3回目に於いて、裁判長から提示された総額14億円の和解案について、回答申し上げます。

和解案提示を受けて、町内会では4回の住民集会を開いて協議しました(出席者、いずれも全住民の3分の2以上)。

  1回目 1月29日(水) 和解案の説明と討議
  2回目 2月 6日(木) 和解案についての協議
  3回目 2月 8日(土) 弁護士4人同席の上、和解案の可否、
                  決裂後の方向等、質疑応答。
                  なお、結論に至らず。
  4回目 2月15日(土) 出席者全員の、14億円では買い取れない旨、決定。

私たちウトロ住民は、総額14億円という和解金額で買い取ることはできません。

その理由として
  1. 総面積6,400坪の内、訴状による各戸の占有する面積をたし合わせますと、約4,097坪となり、残りの約2,400坪は町内の共有部分として一度住民が出資して買いとらなければなりません。
     したがって、住民側の買い取り金額は坪当たり35万円となり、私たちが想定していたものとはかけ離れており、全被告が到底納得できる金額ではありません。

  2. その35万円ですが、ウトロが在日ばかりの集落という特殊性を考えてみますと、仮に買い取って転売したくとも、その金額では日本人はおろか、在日同胞でも買い取る人がいないのが実情です。それだけ在日の集落の土地には、価値がないということがいえます。数字ではなく、在日の実情を御理解下さい。

  3. ウトロ町内は、何回も協議を重ねた結果、1992年4月に7億400万円という数字を一括買い取り金額として結論を出しました。これは、生活保護世帯もその日暮らしの人も、これならば何とかしようとした数字です。

  4. ウトロの高年齢者のほとんどは、厚生年金を受給していません。
     それだけ大企業はおろか、中小企業にも就職出来ない人々がその日暮らし又は自営業で何んとか生活して来たということです。それは、日本人社会からの差別に他なりません。こんな私たちが何とか土地問題を解決しようとして出した金額が7億400万円なのです。
     ウトロの土地問題が戦後補償問題という人は、最後まで闘うと言っています。
     また一世の人たちは、戦後この土地はもらったもので、自分の土地だと言っています。それらの人々も7億400万円でならばと、裁判長の言われる犠牲を払うつもりでおります。これらの現状を御理解いただきたいと思います。

  5. 参考までに、西日本殖産の所有地は6世帯だったと思いますが、約330坪あるとすれば、「330坪×35万円/坪」で、約1億円が引かれることとなりますが、それでも私たちの思いよりはほど遠い数字です。

以上  


平成9年2月27日   
ウトロ町内会 金教一  

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■和解交渉の結果についてのアピール(資料)



本日、京都地裁において開かれた「ウトロ土地立ち退き訴訟和解交渉」において、3回目の和解交渉の決裂が決まりました。

私たちは、住民が安心してウトロの地に住み続けることができる日がまた遠のいたことを非常に残念に思います。

その責任は、和解案を受け入れることを拒否した住民に課せられるものではなく、この土地立ち退き問題を派生させた日産車体、歴史的責任を負う日本政府・京都府にこそあることを改めて訴えたいと思います。

今回の和解案の提示にあたって、裁判所は「歴史的経緯は無視できない」という今までにない見解を示しました。しかし、その歴史的経緯の代償をウトロ住民に負わせることは、その歴史の責任やそれを放置してきたことにより現在の事態を生み出したことへの反省が折り込まれてしかるべきもの考えます。

住民の和解案の拒否は、決して土地の所有権獲得のために代償を支払うことを拒否したものではなく、その歴史的経過や現状の認識・理解に未だ大きな開きがあることを示しているといえます。



和解交渉の決裂により、地裁段階での「結審」−「判決」を迎えることになり、単なる「民事事件」としての判決が下される可能性が高まりました。

私たちは、「民事事件」としての判決を許さず、ウトロ住民がウトロの地に住み続けられる日まで住民のみなさんとともにウトロを守る運動を進め、同時に裁判の当事者でないことを理由に住民の声を無視し続ける日産車体や「係争中」であることを理由に何ら具体的対策を講じようとしない日本政府や京都府、宇治市に対する働きかけを国内外を問わず多くの市民の皆さんとともに今後とも一層強めていきたいと思います。


1997年3月19日       
地上げ反対!ウトロを守る会 

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■「3.19ウトロの集い」へのお誘い(資料)

  裁判も大詰めを迎え、地裁段階での最後の和解交渉が続けられています。前回1月29日の和解交渉において裁判長より「14億円」という和解金額が提示されました。(なお、住民側の従来の主張は7億4百万円) ウトロ住民は幾度も住民集会を重ね、和解案に対する検討を行ってきました。住民の1人の言葉を借りれば「喉元にナイフ突き付けられとるみたいや」「くやしゅうて夜も寝れん」という毎日が続いているのです。

  来る3月19日に行われる和解交渉の場で、和解案に対する住民側の返答が行われます。不調に終われば、順次「結審」ー早ければ夏前後にも「判決」が下されます。和解交渉の結果がどのようなものであれ、一つの節目といえるこの日、「和解交渉」終了後、京都地裁隣の弁護士会館において、下記「報告集会」を行います。平日のお忙しい中とは存じますがご参加の程よろしくお願いいたします。

     ●名称 : 「ウトロ裁判報告の集い」
     ●日時 : 3月19日(水)午前11時〜
            (なお、和解交渉は午前10時から行われます。)
     ●場所 : 京都弁護士会館3F(京都地裁東隣)

主催: ウトロ町内会 
共催:ウトロを守る会 


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■ひとくちメモ 〜京都地裁(付録)

所・苑(「京都御所・京都御苑」)の向かい、丸太町通りを挟んで南側に位置する京都地方裁判所。ウトロ裁判第一審の舞台である。右の写真は、京都地裁本館北面を丸太町通りより眺めたもの。ご覧の通り、本館周辺の工事中である。現在、本館を丸太町通りより覆い隠すように、建築工事が進められている。3月19日には、新設側溝・升の検査がなされていた。灰色/黄色と塗り分けられた壁面が、丸太町通りとの道路境界線ギリギリにそびえる格好。気持ちのよいものでは無い。町の景色が一変する瞬間に出会った(泣) (青ひょん)

(京都地方裁判所本館 〜1923年(大12)建築 煉瓦造3階建 設計者:司法省営繕課 施工者・末松佐吉)

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