02 フジ 引っ越し  03 フジ1 タチ ピー


祭の泡

FUJI ROCK FESTIVAL 03 ビフォア&アフター日記

03.9.20
フジロックの興奮は、そのひと月前くらいから始まって、終ってからもしばらく続いた…。
つうことで、その様子を、日記から抜粋しました。
変なテンションで、熱っぽく語ってます。

じゃ、7月1日の日記から、スタート!

03.7.1
フジロック。今年はついに、3日間参加するつもり。30代にしてこの暴挙。
体をいたわりつつも、はっちゃける夏。
負けるもんか。だってさ、川が呼んでいるんだよ。あのちべたい川が。

03.7.5 ちゃくちゃくと
フジのチケットと新幹線の乗車券を買っちゃった。
イエイ。
でかいでしょ、金額として。
びゅうプラザで、ひとしきり悩んで、電車を何度も変更して、小者っぷりを発揮しましたよ。
でも買っちゃったからには、もう、後戻りはできないよ。
戻らないけど。
3週間後の今頃は、ライブ2日目でへとへとになって宿で休んでるんだろうな。
でもって、足とかパンパンになってるんだろうな。
「やっぱ1日目からとばしすぎたよねー」とかなんとか、言ってるんだろうな。
そうなることは、今からわかってるけど、やっぱ、はしゃいじゃうんだろうな。
だってもう、気持ちはフジ行きの列車に乗っちゃったんだから。
途中下車できないぜ!
イエイ。

03.7.10 FTM03
やあ、みんな、フジロックの準備は進んでる?
行かない人も、準備だけはしておいたほうがいいよ!
僕は、タイムテーブルをにらみながら、スケジューリングに余念がない毎日です。
今日は、フジに行くメンバーで飲んできました。
題して「フジロック直前ミーティング03」。略して、FTM!
って題する必要も略す必要もないんだけど。
各自、タイムテーブルをプリントアウトして、マーカー片手に作戦を練る。
メシや交通や風呂の情報交換から、荷物なんかの確認まで。
天気はどうかな? 去年より混むかな? SARSは大丈夫かなあ? チリの巨大生物の正体は何だろうねえ?
とまあ、あれやこれやと話し合う。
こーゆー時間も楽しいのよ。
まだ2週間も先じゃんって? いやいや、既にもう始まっているのだよ。いろんなことが。
夏が苦手な俺だけど、今年は違うぜ。カモン、夏! どっからでもかかってこんかい!

ところで、俺が絶対観たいステージってのは、実はそんなに多くないんだよね。
UA、G・ラブ、プライマル・スクリーム、ヨ・ラ・テンゴかなあ。
ビョークとかコステロとかアンダワとかマッシヴとかイギー・ポップとかサン・ラとかエイジアン・ダブとかギャロとか、
クラムボンとかスチャダラとかミッシェルとか木村充耀とかROVOとかくるりとかエゴ・ラッピンとか勝手にしやがれとか、
気になることは気になるんだけど、何せ出演者が多すぎる。
知らないミュージッシャンのほうが多いからね。特に洋楽勢。
つうことで、「これは観ておいたほうがイイよ」っていうのがあったら、ぜひ教えてください。
行く人も、行かない人も、ぜひ!
参考にさせていただいたり、いただかなかったりします。
よろしく。メール、期待してるよ。
(そーゆーときに限ってメールは来なかったりするんだけどさ)

03.7.14 ポジチブ・シンキン
まあ、フジに向けていろいろと買物をしてたわけよ。
リュックやらレジャーシートやらを買って、家で広げてみたりして。
いやあ、わくわくするなあ。

なのになのに、日曜日、風邪ひいちゃった。
週末、寒かったでしょ。本格的な熱が出て、ゆうべはフラフラに。
やだなあ。フジ前に大丈夫かよ?
いや、逆に、今のうち風邪ひいておいたほうが、安心か。
あと10日もあれば、治るでしょ。
これを機に、生活サイクルも朝型にしてさ、健康体で苗場へ向かう。
病気になると、ついつい心弱くなりがちだけど、こーゆーときこそ、ポジチブ・シンキン。
風邪で頭がぼーっとしてるから、深く考えずに、ポジチブ・シンキン。
生きてりゃいいことあるさあね、ってすごいおおざっぱに、
世界中から愛されて俺って幸せだなあ、って誇大妄想気味に、
夢は見るもんじゃなくてかなえるもんだぜ、ってギラギラ暑苦しく、
あらゆる角度から、ポジチブ・シンキン。
いつ死んでも悔いはないね、くらいの勢いで。
いや、ダメだ。今死んだら、フジに行けなくなっちゃうじゃないか。
はよ、風邪治れ。

03.7.19 ファック・セキュリティ!
プライマル・スクリームのライブ盤、アドレナリン出まくりでいい感じ。通勤電車で聴いてると、朝とか妙にテンション高くなる。
プライマルのライブは、前々回の来日のときに、ブリッツとNKホールの2回観てるんだよ。その、NKホールのできごとは、忘れられない。
アンコールに、「ファック・セキュリティ!」って吠えながら、メンバーが登場。「ハイヤー・ザ・サン」を演奏し始めたんだよね。
あの曲、徐々に盛り上がっていくじゃん。曲の中盤で、感極まった兄ちゃんが客席から前へ踊り出て、ステージに上がろうとしたんだ。
当然、警備員がとんできて、兄ちゃんを取り押さえるでしょ。
そしたらさ、それを見たボビーが、いきなり演奏中にステージを飛び降りて、警備員を蹴散らしたんだよ。で、兄ちゃんを、ステージに上がらせたの。
そのあとからステージに上ったボビーは、兄ちゃんと並んでゆらゆらと踊り始めた。
こんなの初めて見た。びっくりした。だってさ、すごい幸せな光景じゃん!
「ファック・セキュリティ!」
つまり、「危険かどうかをシステムに判断させないで、自分で考えろ」ってことでしょ。
例えば、ステージを飛び降りるときのボビーの素早さが、それだ。

さて、来週はフジロック。しつこいけどさ。
フジは、オフィシャルサイトにも書いてあるように、係員が誘導してくれるわけでもないし、全員が雨宿りできるような場所もない。俺の印象では、「自由をやるから、自分の責任で動け」っていう場って感じ。
これって、「ファック・セキュリティ!」のことだよな、なんて思う。
一週間後、プライマルを観るのが楽しみだ。

03.7.23 トホホトホホと雨が降る
結局、梅雨はまだ明けないってことですね。
東京でも、苗場でも。
フジロックに泊まりで行くのは初めてなんですよ。
去年も一昨年も、1日しか行ってないから。
3日も行きゃあ、まっ、雨の日もあるでしょう。
3日で、雨・曇り・晴れのすべてを体験してきてやるっ!
そんな意気込みで、挑みたいと思います。
ウッス!

03.7.24 お家に着くまでがライブです
明日から、フジロックです。
夕べは威勢のいいことを書いたものの、体力的な不安もけっこうある。
根っからのもやしっ子だからね、俺は。
今年は、例年になく寒いとか。ただでさえ疲れるのに、冷えて腰や脚にくるんじゃないか心配。
あと、雨ね。どうなるかわかんないでしょ。
その他、風、嵐、雷、濃霧、土砂崩れ、鉄砲水、山火事、神隠し、将棋倒し、マムシ、虻、蜂、熊、ハクビシン、キレる若者、毒きのこなど、不安材料は尽きない。
そんなことを考えて眠れなくなって、睡眠不足でぶったおれたりしてね。カルシウム不足で骨折し、ビタミン不足で体はだるー。おお、おそろしい。
旅慣れない人間が不安を感じると、どうしても荷物が多くなる。3泊ってけっこうな量だよ。
さあ、明日はどんな気分で苗場にいるんだろう? どこで何を見て何を話しているんだろう?
ということで、帰ってくるまで更新はいたしません。
では、現地で会いましょう。
行かない人は、しばし、さらば。

03.7.28 フジ泥ックフェスティバル
ただいまああああ。
フジロックから、帰ってきました。
おかえりいいいい。
↑これ、フジロック帰りの人へのメッセージね。
いや、ホント、声をかけてあげたい気分。あの凄まじい3日間をともに体験した者として。
みんな、無事に帰ってきましたか? リストバンドを切るまでがライブですよ。

苗場では、1日目から、かなり激しい雨と寒さにたたられました。2日目も、昼間一時晴れたものの、夜は激しく雨。
今年は最高の動員数で、チケットが売り切れたらしいけど、雨と相まって、会場は予想以上に混乱状態。2日目のビョークのときなんか、グリーンの道、通れないんだもんな。どこ行っても何をするにも並ぶし、その間にも体は冷えてくる。
その点、荷物が多かったのは、結果的には正解でした。雨対策、寒さ対策は、わりとしていったほうだと思うよ。もっと悲惨なことになってる人は、いっぱいいた。「そんな薄着で大丈夫?」「そんな靴で大丈夫?」みたいな。やっぱ、オシャレしても自然には負けちゃうわけで、ノースリーブやミュールじゃ、あの雨や泥はツライっしょ。1日目、夜の湯沢駅ベンチで隣に座ってた兄ちゃん、Tシャツに合羽でプルプル震えてた。あまりに憐れだったんで、ホッカイロをあげたった。
あと、なんつっても、泥。どこもかしこも雨でぬかるんじゃって、大変なことになってた。泥んこだと座ることができないし、歩きづらいことこの上なし。濡れる、汚れる、滑る。また、そのせいで、道が混むんだよね。おそらく今年一番たくさん目にしたのは、泥でしょう。危なくって足元から目が離せないの。
そして、3日目にして、ようやく晴れ。2日分のリベンジとばかりに楽しみました。いや、雨の日もそれなりに楽しんだんだけど、晴れ間が見えると気分が高揚しちゃってさ。一緒に行ったヤツに「晴れてきたよ、うれしくない?」って話しかけたら、そばにいた知らない兄ちゃんが「うれしーっ!」って返事してきた。みんなお日様を待ってたんだね。
「1日目のベストアクトはたき火だ!」って言ってた人がいたけど、3日間通して、今年のベストアクトは、太陽だね。ホント、ありがたかった。

観たステージとかについては、おいおい書きます。
みんなおつかれ! 大変だったけど楽しかったよ!

03.7.29 余韻未だ覚めず
フジの余韻覚めやらぬまま、今日からまた仕事。
でも、例のホルダーに入ったタイムテーブル&マップを、首から下げて出社。
で、誰彼かまわずつかまえては、写真を見せてフジ話。
「いやあ、楽しかったよ。聞きたい?」
「話したいんでしょ。そう言えばいいじゃん!」
かなりのうざキャラになってました。
他にもフジに行った同僚がいて、二人でたっぷり話し込んだり。
仕事しろよ。
今月いっぱいは、たぶんこんな感じです。
すまん、社長。

実は俺、フジに関しては、出演するメンツとか、あんまり重要じゃないんだよね。
あーゆーところで観たら、たいていのステージは、いいに決まってる。
それよりも、あーゆー場が好きなんだと思う。
どこに行っても音楽が鳴ってて、音楽が好きな人が集まってくる場。みんながこの場を愛してる感じ。
あんな雨に濡れたのに、もう来年の話とかしてるでしょ。また、行きたいでしょ。
楽しくあるために、気持ちよくあるために、みんなが自分で考えて動いている。
そう、脳ミソはこういうために使いたい。


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