02 フジ 引っ越し  03 フジ1 フジ2 タチ


祭の泡

祝! Theピーズ活動再開 ピー祭

03.11.5
The ピーズ、大好きだったんです。大学生の頃。俺の青春時代と言っても過言ではない。ピーズにハマるなんて、まあしょぼくれた青春だったわけですが。
でも、90年代半ばに、ピーズは音楽活動を辞めちゃった。俺は社会人になってもしょぼくれたままだったんだけど、ピーズの新曲が聴けなくて、すごく残念だったのね、当時。
ところが、去年くらいから、ピーズが活動を再開したんですよ。ライブをちょこちょこやるようになって、そして今年の2月には、ついにアルバムを発表!
もう、狂喜しましたね。「ピー祭」って、ひとり盛り上がって。
青春時代に聴いたミュージシャンが、どんな風におっさんになってるのか、30代の俺にはすごく興味がある。もちろん、しょぼくれてるんだけどさ。
そんな、2003年の、ピーズを追った日記の抜粋です。

ちなみに、FAVORITEコーナーでは、アルバムレビューやってます。こちらも、よろしく。

02.8.10 ピーズの頃
RIJフェス、The ピーズを目撃しましたか? いいもん観たね。俺は行けなかったけど、「シニタイヤツハシネ」や「日が暮れても彼女と歩いてた」をやったらしいじゃないですか。アビさんは、ちょっと太ったみたいだなあ。

ピーズにハマったのって、留年が決定した年だった。自堕落な学生だった俺は、自堕落なピーズの歌が切なくってしょうがなかった。バイト先の友人宅に入り浸って、浴びるようにピーズを聴いていた。
♪NTTからさいそくだけど 
 今月うちは貧乏だ とめられて困るんだ
 くやしー エー
 いつになったってかわらないくらし
             「NTT」
俺もそんな暮らしをしてたんだ。友達の家でバカ話をして、CD聴いて、なっとーばかりくっていた…。
今でも暮らしはそんなに変わらない。でも、あの頃みたいな、バカ話だけで楽しかった時間ってのはめっきり減ったなあって思う。ごちゃごちゃ忙しくて、面倒くさいことが多くなった。歳をとったってことなのかな? なんだか、あの自堕落な時間が愛おしくて懐かしい。
♪夢でも見ているよーな
 煙突の中にいるよーな
 まるで気持ちがいいから
 このままでいよう
             「このままでいよう」

02.9.9 バック・トゥ・ナインティーズ!
●ピーズ、東京でライブがありますよ! ぴあ主催のイベントで、出演はハイロウズとヨーキンとBAZRA(よく知らない)、そしてそして我らがThe ピーズ。11月5日、赤ブリ。すげー行きてー。ヒロトオオ、クラモチイイ、ハルウウウ。バック・トゥ・ナインティーズ!

02.9.23 エネルギーのある者だけが欲しいものを手に入れられる
ピーズとゆかいな仲間たち(ヨーキン、ハイロウズ他)のライブ、チケット取れんかった。
まあ、電話したのが11時だから無理もないか。
っつうかさ、ピーズだって、フィッシュマンズだって、ブランキーだって、
昔は発売日過ぎても買えたんだよ。
それが、いつの頃からか、必死こいてリダイヤルしないと、チケット取れなくなっちゃった。
まあ、なくなっちゃったバンドばかりを挙げてもしょうがないけどさ。
今、観たいバンドって何だろ? キセルとかは、もうちょっと楽に手に入るのかな?

年々、電話をせっせとかけてチケットを取るってのがおっくうになってる。
映画とかで並ぶのもイヤだし、限定商品とかバーゲンとかも面倒くさい。
行きたいなあって思うライブでも、チケット争奪戦になりそうだと撤退したくなるんだよ。
ときたまがんばっても、結局取れないんだもんな。
歳をとるとあきらめが早くなる。「も、いいや」って。
で、ライブハウスには若者ばかりが集まっていく。
チケット一枚にかけるエネルギーは、君たちには敵わないよ。
いや、嫉妬で言ってるんだけどね。

02.11.20 生きのばし
ところで、The ピーズですが、来年2月にアルバム出るみたいですね。うれし。
曲目を見てるだけで、ピーズくささがにじみでてくる。
「生きのばし」「ひとりくらいは」「無力」「使いのこし」「喰えそうもねー」
どうよ、このダメっぷり。「生きのばし」って…。
早く聴きてー。
今日買った「TVブロス」に、ピーズのはるのインタビューが出てたんだよ。
これが、もうダメ人間全開。うじうじうじうじと。
インタビュアーが一生懸命、曲を褒めるんだけど、そのたびに、のらりくらり。
「部屋でタコタコ出来る道具ねーからねー。ギターと俺しかいないから」
「今からさー、新しいの聴きたくないもん。はまりたくない。はまるって言うか夢中になると面倒臭い」
挙げ句の果てに、こんなセリフも。
「飽きたらやべーな。もう他にやる事ないもん。そうしたら俺、ホントやる気のないジジイじゃん?」
ああ、ダメ人間。まだ、飽きないで。

03.1.28 歌う37歳(のツインズ)
「バリヤバ」って雑誌で、50ページにわたるピーズの特集。
はるだけじゃなくて、YO-KING、ピロウズのしんいちろう、TOMOVSKYことトモくん、ウルフルズのウルフルケイスケ、それぞれがピーズについてたっぷり語ってる。
特に、90年代初め、彼らの青春時代が何度も話題に上る。お互いにライブ見に行って、飲んで、麻雀やって、野球して…。バンド兄ちゃんたちの、だらだらとした日々。
まるで同窓会みたい。あの時代の、あの空気が黄泉がえり。そして気づけば、生きのばし。
はるのこんな発言が。
「いいじゃねえか、生きてんだから十分だろ、っていう幸せは感じているんだよ」
ちなみに、双子の弟トモフスキーは、はるへこんなメッセージを送ってた。
「生きてれば自由。生きてればねえ、もうそれでいいんだよ」
おおっ、シンクロナイズド! 双子の神秘を見た瞬間。

03.2.2 ♪とりあえずぶらついてよう さみーからよっぱらっていよう
うわー、朝まで遊んじゃった。
ファミレスで始発を待つの、なんかすごい久しぶり。
白々とした店内、タバコの煙、まったりと時間が過ぎていく。
何故か、忘れ物・失し物の話になり、「ダメ人間自慢」へと。
でも、相手のほうが、俺より「ダメ」っぽかった。
俺、酒あんまり飲めないんで、酔ったうえでの失敗って、それほどないからなあ。
こーゆー場合は、勝ったというべきか負けたというべきか。
「ああ、あの人ダメだから、って言われたい」だって。
うんうん、周囲に自分の「ダメ」を慣れさせていかなきゃね。
そのほうが、自分も周りもラクになる。

夕べはそんな感じだったので、今日は家でゴロゴロ。
布団に入ったまま本読んだり、CD聴いたり。ああ、日が暮れていく。
ところで、2月といえば、ダメ人間のためのバンド、Theピーズのアルバム、2/5発売っスよ。
ピーズ、ピーズ、ピーズ。
ビーズじゃなくて、ピースでもなくて、Theピーズ。ぼっぼっぼくらの、Theピーズ。
こうやって書いてるだけでも、ドキドキする。
あと数日で新曲が聴けると思うと、ワクワクする。
とりあえず、5日までは死ねない。
シニタイヤツハシネ。とりあえず俺は生きのばし。
「日が暮れても彼女と歩いてた」を聴く。
名曲。超名曲。ここで歌われている風景が好きだ。
家に帰らないで、だらだらと夜を過ごす。
日が暮れても、気が触れても、寒い夜道を酔っ払いながら歩くんだ。
よしっ、今日から毎日、過去のアルバムを聴いて発売日に備えることにしよう。
それ以外のことは、全部あとまわし!

03.2.4 ピー祭
部屋でひとりで酒飲みながら、これ書いてます。ビールの次は、缶チューハイ。家で飲むなんて珍しいじゃん。ぬふふ、ピーズですよ、ピーズ。アルバム、フライングで今日ゲットしちゃった。だから、祝杯。ピーズ再始動、バンザーイっつうことでな。ほら、あんたも一杯どうだい? 遠慮すんなって、テメーとオレの仲じゃねえかよ。わっしょい、わっしょい、祭りだ、わっしょい。今日はピーズ祭り、略して「ピー祭」だ。おりゃーどーだっ。耳かっぽじって聴きやがれ。全国のしょぼくれどもよ、今日ぐらいはパーっとはしゃぎやがれ。知らないやつにいきなり抱きつけ! ジンロ抱えてクダを巻け! 奇声をあげて、フリチンで街を練り歩け!
もちろん、今だってガンガンにかけてるぜ。1曲目の「生きのばし」からもう、ピーズニュースタンダードの予感。相変わらず、投げやりで、やけくそで、やるせなくって、だらしねえ。アビさんのやかましいギターが、はるのろれつの回らないボーカルが、沁みる沁みる沁みる沁みるう。いっぱいいっぱいのおっさんたちが、ぎゃあすかわめいてる。おい、俺を泣かす気か。ちきしょう、悲しいんじゃねえぞ。うれし涙だ。
ピーズを聴いてると、日々のわかんないことがいっぱい浮かんでくる。なんで、食欲や性欲があるんだろ? 腹減るのはなんでだ? やりたくなるのはなんでだ? 疲れちゃうのはなんでだ? 飽きちゃうのはなんでだ? ひとりじゃさみしいくせに、強がっちゃうのはなんでだ? 仲よかったのに、傷つけちゃうのはなんでだ? 何があるわけでもないのに、無性に怖かったり悲しかったりするのはなんでだ? だるくって、何にもする気が起きないのはなんでだ? わかんねわかんねわかんねわかんね。
ピーズは答えを教えてくれないから好きだ。わかんないまま、わめいてるから好きだ。わかんないまま、かわりばえのしない毎日を、救いのない毎日を、ただただ生きのばしてるから好きだ。
なんだよ、泣いてる場合じゃないぞ。おいってば。祭りなんだからな、こんちきしょう。

03.2.7 青空ソングス
いい天気だったね。昼飯のあと、公園で一服。いい空だ。
♪10年前も10年先も
 同じ青な空を行くよ
 スローモーションが浮かんで行くよ
 もうずっとグライダー yeah ボクはグライダー
ピーズのアルバムのラスト曲、「グライダー」です。その話題はもう飽きたよとか言わないで。地味な曲だけど、アワ・アワード03の青空ソング大賞に、早くもノミネートしたから。
あの空を思い出しちゃったよ。フィッシュマンズの「ひこうき」が飛んでった空。それとも、「IN THE FLIGHT」って曲のこんなフレーズを並べてみようか。
♪ドアの外で思ったんだ あと10年たったら
 なんでもできそうな気がするって
 でもやっぱりそんなのウソさ
 やっぱり何も出来ないよ
 僕らはいつまでも何も出来ないだろう
簡単に「希望」なんて言って欲しくないな。このポカンと空っぽな青空を見ろよ。ただそこにある、っていうこの感じ。なんてことない空でいいんだ。この空があればいいんだ、10年先も。

03.2.16
いやあ、昨日は楽しかったなあ。

午後3時から、タワレコ新宿店のインストアイベントで、Theピーズのミニライブ。
フラッグスってビルの屋上。インストアなのに屋上。
アルバム買ってクジ引いたら、当たっちゃったのよ。Yeah! 自慢じゃないけど、かるーく当たっちゃったんだよ。
ピーズを生で観るのなんか、ホント7年ぶりくらいだもんで、うれしくってしょうがなかった。すごい久しぶりなのに、おっさんたち相変わらずだし。
新しいアルバムの曲を、アルバムの曲順通りに演奏していく。
1曲終わるごとに、はるがうれしそうに喋るわけよ。「オース!」とかって吠えたあとで、照れたようにニヤニヤって笑うわけよ。見ているこっちもうれしくってさ。
「ちょっと待っちくれ」って言って、はるが、雑誌「バリヤバ」を取り出した。
「これにさ、曲順が出てるんだよ」
…つうか、覚えておけよ。
歌詞間違えたり、ギターがうまく弾けなかったり、いろいろあったけど、ライブってそーゆーことだけが大事なわけじゃないからね。
屋上好きな俺にとっては、最高のシチュエーション。ピーズが空に向かってがなっている。晴れた空に、誰かの手を離れた風船が浮かんでいる。
「無力」って曲には、こんなフレーズが。
♪死に損ないのサル芝居 死なないトコが凄え
それは、あんたらのことだ。

03.3.10 ライブ月間 パート2 イッツオンリーロックンロール
ライブ三昧の日々。何をそんなに生き急いでいるのだ?
いや、急いでるわけじゃないんだけど、わりとテンション高めの日々が続いてるので、できることならこのまま突っ走りたい所存です。もちろん、疲れたらテキトーに休むんだけど。

3/8は、YO-KINGプレゼンツの「TODAY」っていうライブに行ってきました。アットZEPP TOKYO。出演は、ピーズ、奥田民生、YO-KINGという、30代後半のおっさんたち。
ヨーキンも言ってたけど、いい感じにファン層も年齢層も男女比もバラけてた。つうか、この3組だったらファン層がかぶってるだろうね。かく言う俺も、3組とも好きだし。
約3時間。汗びっしょりになった。いいもん観た。つうことで、出演順にざっくりコメント。

●detoroit7(OPENING ACT)
なんだか、ハードロック調のボーカルや音に馴染めず。ロック…なんだろうな。よくわからない世界です。

●The ピーズ
今年2回目の生ピーズ。プハーッ。よれよれとベースを弾きながら歌う、はるのカッコよさったらもお。「生きのばし」から始まり、新しいアルバムの曲を中心に、「底なし」とか昔の曲も数曲。「ヒッピー」では、YO-KINGが飛び入りでハープを吹きまくり。すげえ。ラストは「とどめをハデにくれ」。なつかしー。うれしー。しみるー。踊り狂うっしょ、そりゃ。

●奥田民生
民生のライブをちゃんと観るのは初めてかも。これがまた、カッコよし。演奏も民生のボーカルも、ずっしりとした安定感。重心が低い感じで、「オゥッ!」とか「イエー」とかシャウトしてもブレない。「月を超えて」に始まって、去年のアルバムからの曲をがしがしと繰り出してくる。「人間2」なんて曲もやってました。もう、当たり前に踊るね。そりゃもうフツーに。

●YO-KING
こんなに、ロックンロールショーだとは思わなかった。革ジャンを着て登場、ギターを弾きながらジャンプ、コール&レスポンスに、曲間でメンバー紹介。もう照れ臭いほどに、ロックンロール。去年のソロアルバムの曲に、新曲も数曲。民生が飛び入りでギター弾いたりして、単純に楽しいわけよ。3コードで踊れと言わんばかり。つうか踊った。

●アンコール
はる(ベース)・ヨーキン(ギター)・民生(ギター)の3人+ドラムのシンイチロウが登場。この3人のスリーショットはすげえなあ。それぞれが1曲ずつロックンロール・クラッシックな曲をカバー。狂喜乱舞。みんな声に力のある人たちだから、シンプルなロックンロールが、それぞれの色に染まる。オーラスは、このメンバーで「人間はもう終わりだ」。ニクイよ、おい、人間!

実はね、ロックはもういいや、ってのがここ数年の気分だったりする。ロックじゃなきゃダメだった時期もあったんだよ。なのにねえ。
つっても、歳をとって癒しが欲しくなったとか、そーゆーことではないの。正確に言えば、「ロックかどうかはどうでもいいや」って感じ。
わずらわしいのはいやだなあ、って思うんだよね。「ロック、かくあるべし」的な押しつけがましさが、うっとおしくなっちゃったわけ。
ジャンルのくくりなんてどうでもいいんだけどさ。あえて言うとすれば、「ロック」って言葉にまつわる重苦しさよりも、「ロックンロール」の軽さのほうが、魅力的に思える。自然に腰が動くような、そんな軽やかさのほうが魅力的に思える。
つまりはそんなライブだったわけで、帰り道もしばらく興奮覚めやらず。

03.3.11 3名様
「口にすると恥ずかしいけど、恥ずかしいことだからこそ口にしないと」
先日のライブでの、YO-KINGのセリフ。
真面目だなあ、ヨーキン。例えば「愛」とか「自由」とか、「そういうことは胸張って言えないと」って思ってるんだろうね。
それに比べると、民生は、できるだけ口にしたくない人のような気がする。で、口にするときは、力まずやりたい人。
ちなみに、ピーズのはるは、口にしてるうちにわかんなくなっちゃう。やけくそ。

03.3.24 はるが来た
あったかかったね、今日は。すっかり春だ。
連休中の話を。

3月21日、The ピーズのワンマンライブ@SHIBUYA-AX。
それはもう、素晴らしい一夜だった。何から話せばいいのか…。
客層はちょい高め。つまりは、俺くらいの歳のおっさんおばさんもチラホラ。みんな待ってたんだね。ロビーでは、「ひさしぶりー」なんつって再会のムード漂う光景が、いくつも繰り広げられている。みんな待ってたんだね。開演前も異常なテンションで、客席がざわめいている。「はるー」とか叫んでるヤツも。ホント、みんな待ってたんだよ。アックス、超満員。
この日を楽しみにしてたのは、ピーズもおんなじだったみたい。はるは、「間に合ったぜー」って言ってた。戦争で中止にならなくてすんだってことね。「この日を楽しみにしてたんだからよお、じゃますんなよ、ブッシュ!」とかなんとか。
1曲目の「生きのばし」は予想してたけど、2曲目でいきなり、「シニタイヤツハシネ」だぜ。狂喜。ビシビシくる。何か、すごいリアルなものがビシビシくる。暴れすぎて、3曲目あたりでもうすっかり汗だくに。
新しいアルバムの曲と過去の曲を織り交ぜて、がんがん演奏していく。こいつはまいった。だってさ、「ドロ舟」「君は僕を好きかい」「ふぬけた」「日が暮れても彼女と歩いてた」「ニューマシン」だよ。昔、ライブでちょくちょく聴いてた曲たちじゃん。もおさ、狂うよ、ホント。挙げ句の果てに、「タクシー」だぜ。こんな昔の曲もやっちゃうの?! いや、ピーズを知らない人には曲目を挙げても無意味だってのはわかってるけどさ、もう少し続けさせて。後半、「脳ミソ」以降は、怒濤の展開。「底なし」「まったくたのしいぜGO GO」、んで、最後は「とどめをハデにくれ」だぜ。跳ねた、揺れた、奇声を上げて踊り狂った。
そう、最初は、俺のまわりけっこう踊るスペースがあったのよ。ところが、懐かしい曲をやるたびに、感極まったヤツらが前へ前へと来て、いつの間にかぎっしり。こんなもみくちゃになるライブは、久々。ボロぞうきんのようになりながら、俺も動き続ける。ああ、この感じ、ホント久しぶり。うれしくって、へらへら笑いが止まらない。ふと目を上げると、前のほうで3人くらいダイブして客の上を転がってる。あはは楽しいな、あははうれしいな。
アンコール。カバー曲「ピクニック」(♪丘を越え行こうよ〜ってやつね)をやって、最初期の曲「Yeah!」をやって、最後は「グライダー」。はるの声がかすれて上ずってる。背中も汗びっしょり。まともに立ってらんなくて、よれよれしながら歌ってる。ビシビシくる。燃料なしで低空飛行してるんだよ。ギリギリでやってんだよ。何だかぐわーっときて、ちょっぴり泣いた。

メモ
●アビさんのギター、やかましくって大好きだ。これが俺を動かすんだよ。上下左右に、前後斜めに。
●「ヒッピー」と「サイナラ」で、またしてもヨーキンが登場。ハモニカ吹きまくり。ジャンプしまくり。
●アンコールの「ピクニック」。昔からこーゆーカバーをよくやってたんだよ。「チキチキバンバン」や「チムチムチェリー」なんかも、聴いたことがある。パンクの「贈る言葉」や「なごり雪」なんか、目じゃねえぜ。
●客が帰らなくて、2回目のアンコールがあった。「ハニー」をやってホントに終了。
●はるがMCでこんなようなことを、もごもご言ってた。
「みんな、やりたいようにやったほうがいいよ。いくらみんなで願ったって、世の中なんかよくなんねーんだもん。だからさ、これからはパーソナルっつうの、それぞれがさ、本当にやりたいことだけをやったほうがいいよ。それが一番だよ」
マジでカッコイイ。ホント、この人はカッコイイ。

03.5.12 ようやくジャパサ・レポート
はい、間が空いちゃったけど、10日のライブの感想です。
「JAPAN CIRCUIT vol.12」@赤坂BLITZ。
去年もこのイベント行ったんだよな。
今回は、4組、どれも満足。なんかね、こーゆーことって、珍しい。
では、出演順にコメント。

●ハナレグミ
「♪一人じゃないって〜ステキなことね〜、いや、一人なんだけどね」とかなんとか言いながら登場。一人ハナレグミ、つまりは永積くんのみ。相変わらず、シビれる歌声。あとね、弾き語りだと際立つのが、彼のリズム感。ファンクの人だからなのかな? ゼツミョーなタメとかね。「日々の泡」ってフレーズが出てくる曲やバタ犬時代の「ボク・モード キミ・モード」を、またやってました。これ、音源化されないかなあ。

●BANKS
小宮山雄飛のユニット。一番期待してなかったのに、よかったんだよね、これが。ハンドマイクで歌うユウヒを見るのは初めて。電磁波がどうしたこうした、ってな歌が面白かった。タイムリーやね。XTCのカバーもしてたよ。ユウヒの曲って、XTCやジェリーフィッシュやゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツからポップの栄養をいっぱいもらってそうな感じじゃん。その手の曲展開やアレンジが、いちいち俺のツボにはまる。

●The ピーズ
もう何度も観てるけど、結局、俺的に目玉はピーズなんだよね。それにしてもこの日のライブの音はひどかった。新曲っぽいのもあったんだけど、音割れまくりで、びりびりしてて、何歌ってるかよく聞き取れない。あとさ、他の曲も、歌詞を覚えてないのか、ろれつが回らないのか、はるがちゃんと歌えてない。なのにさ、そのボロボロさも含めて、カッコイイんだよな。「グライダー」のギターソロになるところなんか、やたら音でかすぎなのに、グッときちゃった。いや、ひいき目なのはわかってるんだけどさ、グッときちゃったんだよ、またしても。

●曽我部恵一
新しいアルバムから、さらさらと演奏。なんか、独特のたたずまいがあるね。これ見よがしなところがないっつうか。いや、妙に濃いところもあるんだよ。「大人になんかならないで」では、メンバーみんなで髪を振り乱してギターやベースを弾きまくったり、「White TIppi」をバンドでやったりとか。でも、気負ってやってる感じがしないんだよ。そもそも、曲も詞も他愛もない感じだし…。あんまりいろんなこと言う必要がないんだろうな。余計なものを詰め込まない音楽。そのあまりの「素っぷり」が、なんだか眩しくって、ちょっぴりうらやましい夜だった。

03.6.15 日比谷の「び」は「ビール」の「び」
今日は、日比谷野音で「せんごチルドレンII」っていうライブに行ってきました。
野音は大好きなんだけど、雨が降りそうでちょっと心配だったんだよね。そしたら、ぎりぎりのところでセーフ。天は俺らに味方したね。
蒸し蒸しする空気の中で、暑苦し気な人たちが出演するイベント。順にコメント。

●ゆらゆら帝国
しょっぱなからゆらゆらだとは! あわててビールを置いて立ち上がる。おもむろに、「デーモンはたいがい犬のふりをしてなんたらかんたら」と歌い出して、気持ち悪いエコーがぼわんぼわん。ギターのリフがぐるんぐるん。それに乗っかる歌詞のフレーズが、また、妙に耳に残るんだよね。「おつむの部屋でパーティがある」「最終回の再放送は ない!」などなど。ラストは「太陽の白い砂」。この曲大好き。しかし、すでにビールで酔っぱらってる。

●こだま和文(DUB STATION)
小玉さんをライブで観るのは初めて。イラク戦争へのヘビーなメッセージを語りつつ、トランペットを吹く。「ワン・ツー、ワン・ツー。ワン・ツーは、エールの言葉」。何でだろ、この人の曲は、どれもレクイエムに聞こえる。何か激しいものがあって、それを音で鎮めている感じ。なんだか席にじっとしていられなくなって、会場の後ろ、広いスペースで踊る。ビール片手にゆらゆらり。何度かトイレ。だんだん後ろに来る人が増えていく。いい感じだ。どんどん日が暮れていく。夕闇にトランペットの響き。俺、とろける。

●マゾンナ
今回、唯一、知らないバンド。ノイズノイズでよくわかんない。ところが、「ぎゃおすぎゃおす」みたいな感じで叫んで、あっという間に終り。ホント、1曲で終っちゃった。時間にしたら3分くらいかな。そんな出演って見たことないよ。びっくり。通りすがりか? 笑った。

●The ピーズ
またしても、ピーズ。しかも、野音。うれしいうれしい。イベントではいっつもおんなじ曲をやってるのかと思ったら、どうも違うっぽいね。「グライダー」で始まって、「シニタイヤツハシネ」「日が暮れても彼女と歩いてた」「鉄道6号」などなど。「ブリーチ」に「ルイジアンナ」(キャロル!)までやってた。それにしても、一回後ろに来ちゃうと、戻る気しなくなるね。なんか汗びっしょりになって、ところ狭しと踊りまくる。吠えて、歌って、跳ねて、回って、揺れて、走って。…走って? まあ、この頃には、ビールでもうわけわかんなくなってたんだけどさ。最高の気分。

それにしても、酔った酔った。野音は、ついビールを飲み過ぎちゃうんだよな。
帰り、「ピーズ最高!」って叫びながら日比谷公園の噴水に飛び込んでいた兄ちゃんがいた。こいつらも酔ってたに違いない。近寄ってきたので、たこ焼きを分けてあげた。ピーズ最高!

家に着いた頃に、雨が降りだした。セーフ。天は俺らに味方した、ねっ。


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