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祭の泡

FUJI ROCK FESTIVAL 04 ビフォア&アフター日記

04.8.27
去年もやったけど、フジに行く前と帰ってきてからの日記をまとめました。
今年、最初にフジのことを書いてるのは、4月! 3ヶ月前っすよ。
まあ、そう焦らずに。ぼちぼち行きましょ。

ちなみに、3日間のレポートは、 こちら

04.4.16 3ヶ月後の未来
フジロック出演ミュージシャンがチラチラと発表されてますが、今のところグリーンステージ級の外国人があまり見当たらないっスね。
俺がうといだけかもしれないけど。つうか、グリーンステージは、うとい俺でも名前は知ってるくらいの人が出るからさ。
そんな話をしてて、ちょっとフジのグリーンステージを予想してみた。
まず、昼間に似合う人が欲しいね。ピアノ系の音とかいいんじゃない? そうだなあ、ベン・フォールズとか来ないかなあ。ベンって名前の人が、他にも何人か出るみたいだし、紛れ込んじゃえ!
それから、シブ系のおっさん。コステロとかニール・ヤングみたいな。で、来たらすごいよって人を思いついちゃった。ジャーン、トム・ウェイツ! どうよ? 出たらすごいよね。日が暮れてくる頃に聴きたい感じ。
あとは、バンド系でビッグネームが欲しいよね。プライマル・スクリームとか、レッチリとかその辺の人。で、俺の予想ではR.E.M.なんてどうでしょう? 充分トリを務められるんじゃないかな?
まあ、気分的には、フィールド・オブ・ヘブンとかでたらーっとしてたかったりもするんだけど、せっかくだからどでかいのも味わいたいんだよ。
つうか、まだ3ケ月先の話なんだけど。

04.6.5 日本の夏
CDショップをうろうろしてたら、フジロックのキャンペーンをやっていて、
俄然楽しみになってきた。
フジの前に、あれも聴きたい、これも聴きたい。
ついでに、輸入盤も買えるうちに買っておきたい。
そうじゃなくても、今日みたいな天気のいい日は、夏を思って心が躍る。
Tシャツで苗場の山ん中を跳び回ることを、想像したりして。
あ、Tシャツも欲しいな。
そう思って、あちこち覗いてたら、おあつらえ向きのヤツがあった。
背中にこう書いてある。
「JAPANESE
  SUMMER
   ROCK 」
あはは、バカ。
そのまんま感がツボだったので、買おうと思ったら、サイズがでかかった。
早く、でかい男になりたいです。夏の似合うような。

04.7.1 願いましては
ところで、7月です。フジロックのタイムテーブルが発表されましたね。
職場でプリントして眺めては、これが観たいあれも観たいと思いをめぐらす。
そしたら、ライブつながりってことで、話しかけてきた女の子がいた。
「GOTOさん、私、アース・ウインド&ファイヤーのチケット取れたんですぅ」
チケット10500円だって。たけー。
フジのほぼ1日分じゃん。
そう、最近は何でもフジロックに換算しちゃう。
「広告費にそんなに金かけるんなら、フジに5回は行けちゃうじゃん」
「長い会議だなあ。これじゃ、とっくに苗場まで着いてるよ」
「でさ、そのマッサージは、フジの川くらい気持ちいいの?」
知らねえよ、って話だが。

まあ、そのくらい楽しみだってことです。
最近たまに、フジの夢も見るからね。
会場について、「とりあえずビール飲も」とか言ってるの。
で、紙コップで乾杯。見上げれば、ピーカンの青空。
ああ、楽しそうだなあ、夢の中のこいつら。うらやましいぞ。
早く、俺も混ぜてくれ。
そんなこんなで、夏がはじまる。

04.7.5 今年もFTMの季節です
週末はいろいろあったので、今日は日記をもうひとつ。
つうか、「今日の日記」って言っていいものかどうか…。

土曜日は、神保町のもち豚の店で、「フジロック直前ミーティング」をしました。
略して「FTM04」! Tは「直前」の頭文字ね。
タイムテーブルとボールペンを片手に、何を観て、どこで落ち合って、シートはどこいらへんに敷いて、何を食って、なんてことを話し合う。
ああ楽しい。
いや、ホント、盛り上がってきましたよ。
「俺はベルセバが観られればいいや」
「スーパーカーと林檎がかぶってるけど、どっち行く?」
「マニー・マークは夜中なんだよなあ」
「ちょちょっと待って、1日目の最初っからいこうよ」
とかなんとか。
それからFTMの新企画として、各自がフジ出演のオススメアーティストを選曲し、CDに焼いて持ち寄った。知らないバンドとか、けっこうあるからね。
それを聴いてたら、斉藤和義ががぜん観たくなったり、俺のよく知らないエレクトロニカ系も観てみようかなって思ったり。
あーっ、もう、やることいっぱい!
当然、マイスティースやポラリスやハナレグミは観るに決まってるでしょ。でもそれとは別に、ここんところの俺は、わりとロックンロール回帰をしてるんだよ。去年イギー・ポップを見逃した悔しさもあるし、野外で野蛮なのを聴きたい。
例えば、イギリス勢の若手がちょっと気になってる。ZUTONS、22-20sは、CDで聴いてみたらけっこうよかった。暴れられそうで。でも、評判の高いFranz Feldinandは、あんまりピンとこないんだよなあ。あと、White Stripesは、わりと好きかな。
それから、おじさん勢では、ルー・リード。再結成組ではピクシーズも気になるけど、観られないかも。麗蘭と時間がかぶってるからね。そう、麗蘭…。RCチルドレンの俺としては、ぜひとも観たいステージのひとつ。もちろん、もうひとつは清志郎ね。ああ、いっそ、チャボと二人でなんかやってくんねえかなあ。
その他には、深夜のレッド・マーキー、オレンジ・コート、ルーキー・ア・ゴーゴーもいろいろあって楽しそう。去年は夜遊びをしなかったから、今年は少し夜のフジも味わいたいのだよ。
そんなこんなで、どんどん夢は膨らんでいく。でも、これ全部やってたら、体力持たないんじゃねえの?
がんばれ、俺。体の衰えと変な髪型に負けるな!

04.7.11
フジロック、湯沢までの新幹線チケットを買いに行った。
去年の反省もあって朝早い指定席にしてみたけど、どたんばで不安になる。
ホントに起きられんのかよ?
本数少ない時間だから、一本電車逃したらアウトだよ。
天気よりも、そっちが心配。

04.7.16 偶然会いたい
楳図かずお食玩、人からもらったりなんだりして、とりあえずコンプリートしました。
シークレットの関谷は手に入らないけど、まあ仕方ない。
近所のコンビニからは姿を消しちゃってたんで、一時はあきらめかけてた。
「大人買いすればよかったのに」とか言われたりして。
「だってさ、1日2個って決めてたからさあ。そのギャンブル性を楽しみたいっていうか」
「でも、大人買いは、大人の特権だよ」
確かに。俺も、もう大人なわけだし。

ところで、フジロック。キャンセル続出で、ファンサイトの掲示板が荒れてるね。なんつっても、モリッシーのキャンセルがでかいみたい。
「みたい」ってのは、俺は「まあしょうがないか」って思ってるからなんだけど。
観たいミュージシャンが来れなくなって残念だって気持ちはわかるけど、払い戻しがないのがムカつくってのもわかるけど、俺はそれだけで行くわけじゃないから。
大好きなミュージシャンは大事に決まってるけどさ、「してもらうばっかってのもどうよ?」ってのがあるんだよ、俺の中に。せっかくいい場があるんだから、楽しみを自分で探しゃあいいじゃん。そのほうが、もっと楽しくなるかもしれない。
例えば、知らないバンドを観るってのは、ギャンブルだよね。でも、好きなものを見つけるってのは、そーゆーことだと思うわけよ。で、それでいいバンドに会えたらすごいうれしいと思う。
楽しいことを探すためには、選択肢が多いほうがいい。そもそも、輸入権もCCCDも、出会いのチャンスを、選択のチャンスを狭めるから気に入らないわけ。
要するに、狭める方向じゃなくってさ、自由に動ける幅が欲しいわけよ。そのほうが、偶然の出会いも多くなるし。フジロックはそれがある場だから楽しいんだと思うよ、俺は。
ところで、コートニー・ラブは来られるんだろうか? 別に特別観たいわけじゃないけど、ちょっと気になる。
だってさ、「ビッチ」って言葉があんなに似合うミュージシャンはいないじゃん。

04.7.22
そして、新潟はようやく梅雨明けしたらしい。
職場のおばちゃんに訊かれた。
「GOTOさん、音楽祭にはいつ行くの?」
…たぶん、フジロックのことを言ってるんだと思う。
はい、一週間後ですよ。

04.7.26 小さなものからコツコツと
「フジの荷物、何が必要かなあ?」って訊いたら、「充電器!」って言われました。
いや、気持ちはわかるけど、真っ先に挙がるのがそれですか…。

つうことで、週末は、フジに向けて買い物してました。
電池やらウェットティッシュやらバンテリンやらウナコーワやら、コマコマと。
あと、レジャーシートを留めるペグっつうか、ピンね。
シートは去年買ったものがあるんだけど、
ピンみたいなちっちゃいものって、すぐどっかいっちゃうのな。
なきゃ困るってほどじゃないけど、風でばさばさするのもイヤだし、
いちいち荷物をシートの端に置いたりするのも、ほら、スマートじゃないじゃん。
だもんで、単体で売ってるピンを求めて、あちこち行ってみた。
でも、こいつが売ってないんだよ。
いや、商品としてはあるんだけど、売り切れ中だったりするわけ。
まあ、世の中、俺みたいなだらしなさんが多いってことでしょう。
暑い中、あちこち探し回りましたよ。このちっぽけなヤツのために、うろうろと。
で、ようやく東急ハンズ新宿店でそれを発見。やたー!
でも、その頃には、すっかり疲れきっていた。
うんうん、歩いたもんね、暑かったもんね。
そうだ! ねえ、ここにシートを敷いちゃってさ、ひと休みしようよ。
早速、ピン大活躍! みたいな。
いや、待て。しっかりしろ、俺。この程度で疲れてて、どうする!?
今週末は、もっともっと長時間、外をうろつき回るんだぜ。

金曜日の早朝出発に向けて、今週は早寝早起きを心がけるつもりです。
そこでしくじったら、アウトだからね。
ああ、心配の種は尽きない。

04.7.28 キッズ・リターン
フジをあさってに控え、荷造りに奮闘中。
三泊ともなるとけっこうな量だからね。
更新してる暇などないのだ。
それに、さっさと寝て、体を慣らしておかなきゃ。
普段は、午前3時頃寝てるのに、当日は4時起きだぜ。
つうことで今週は早寝早起き計画。
…のはずが、一回もできていません。
三日坊主どころか、まだ始まってもいない。
「俺たち終っちゃったのかなあ」「バカヤロウ! まだ、始まっちゃいねえよ」
って、トートツに『キッズ・リターン』。
フジでの三日間、子供に返る。これでようやく、三日坊主。
てわけにもいかないよな。もう体力的に、すっかりおっさんだから。
終ってるって?
バカヤロウ! これから始まるのだ、三十路の夏が。

04.8.29 そわそわ
どうしたの? そわそわしちゃって。
いや、明日の朝に出発するから。
あ、もしかして、フジロック?
そうそう。よくわかったね。
だって、最近、その話ばっかじゃん。
そうだっけ?
そうだよ。今日なんて、仕事が手に付かなかったんじゃないの?
そんなことないよ。こーゆーときこそ、早く帰れるように、ガンガン働かなきゃ。
つうか、それ以外のときは、テキトーにサボってんでしょ。
ま、いいじゃん、それは。そういうわけで、しばらく更新休むから。
あそ。
じゃ、行ってくるわ。
あいよ、行ってこいや。

04.8.2 何度でも行きたい
3泊4日のフジロックから帰ってきました。
朝も何とか起きられたし、去年ほどの凄まじい雨も降りませんでした。
体力をふりしぼって、普段の倍以上の活動量。
ちょこっと足にマメができたけど、ははは、へっちゃらですよ。
たっくさん山道を歩いて、たっくさん踊りました。
だって、どこへ行っても音楽が鳴ってるからね。
で、どこへ行っても、みんな楽しそうだからね。
会場で、いろんな知人やミュージシャンにも会いました。
川も冷たかったし、ミラーボールも回ってたし、トンボもいっぱい飛んでました。
何度も日に焼かれ、何度も雨に濡れ、何度も風に吹かれました。
何度も芝に寝転がって、何度も虫に刺されて、何度も雲を見ました。
何度も乾杯をして、何度もトイレに行って、何度もゴミ分別をしました。
何度も奇声を上げて、何度も汗まみれになって、何度も手を叩き、
何度も涙がこみあげ、何度も大笑いしました。
一言で言っちゃえば、「サイコー!」。
すっげー楽しかった。
正直、未だ興奮覚めやらず、といった感じです。
感想は、おいおいまとめますが、ひとつだけ。

最終日の最後のステージで、渋さ知らズオーケストラのボーカルがいいことを言ってた。
コール&レスポンスで、客席に「エンヤートット!」って叫ばせてるときのセリフ。
「さっき前を歩いてた女の子たちが『明日っから現実に戻るのかぁ…』って言ってたんだ。でも、勘違いすんなよ、お前ら。今ここで、こうしてエンヤートットって叫んでる、これが現実だ!」
賛成! 大賛成!
ハッピーなことは、夢じゃなくって、現実じゃなくっちゃね。
俺も明日っから仕事だけど、エンヤートットとやっていくつもり。

うん、もう一回言っておこうかな。
3日間、サイコーだったよ。

04.8.3 バカ大集合
フジ明けの出社。
仕事なんかする気が起きないけど、休んでたぶんやることいっぱい。
でもまあいいさ。来年も、また行けばいいさ。

あんなにいっぱいのバカどもが集まってる空間は、やっぱりステキだと思う。
俺を含めほとんどが、普段は、宿の予約とか荷物の準備とか、そーゆーのが面倒くさくてしょうがないヤツらでしょ。ひ弱で、疲れることが大嫌いなヤツらでしょ。よく、がんばったよね。
でも、ムリにがんばってるんじゃなくて、楽しくなるためなら、ちょっとがんばれちゃう、みたいな。
ステージ上のミュージシャンが、音楽に囲まれて、みんなゴキゲンで楽しそうにしてるのは、グッとくる。会場のあちこちをふらふらしてるミュージシャンに会ったりすると、ああこの人も楽しんでるんだなあってうれしくなる。
でもさ、それと同じくらい、あちこちで踊り狂ってるバカを見てると、いい感じなんだよ。みんな音楽が大好きで、楽しそうで、愛すべきバカたちじゃん。それも、誰かにしてもらうんじゃなくて、自分で楽しいほうに向かって動いてく感じ。
そうありたいでしょ、やっぱさ。
ぶらぶらしてたら、知らない外国人のデブにいきなりハグされた。でも、それだってニコニコしちゃう。ミュージシャンと握手をしたのと同じくらいに、うれし楽しい。
渋さ知らズを見てた知り合いの男子が、最後にはたまんなくなって、ステージに向かって芝の上を走り出してた。
それは、俺にとっては、ステージ上で勢いづいてシャウトするミュージシャンを見るのと同じくらい、グッとくる瞬間だったりする。
そうだな、また言っちゃおう。サイコーだ!
俺もサイコー! 君らもサイコー!

04.8.4 ダブリュー・シー
では、フジのトイレの話。

●ゲートを入ったところに、簡易トイレがずらーっと並んでて、観客が順番待ちしてる。これさ、ステージ側に近いトイレほど混んでるんだよね。つまり、あとちょびっと先まで行けば、さほど並ばなくてすむわけ。
「ちょっと考えればわかりそうなもんだけどねえ」って言ってた人がいた。
うん、そうなんだけど、しょうがないよ。みんな、それどころじゃないんでしょう。
そもそも、ちょっと足りないから、こんなところに来てるわけだし。

●それでも我慢できなくて、山の斜面に向かって立ちションしてるヤツらもけっこういた。
「みんなにとっていいことじゃん。並んでる人にとってもいいし、自然にもいい」ってのは立ちションしたヤツのセリフ。
もちろん、自分にとってもいいしね。ま、問題ないんじゃない。
フジ側だって、そう思ってるんじゃないかな。その証拠に、一応トイレ周りにも立ってたスタッフもいたけど、誰も注意しない。

●もちろん女の子は、立ちションするわけにいかないだろうから、あの臭いトイレに並んでる。エスニックな服装だったり、アクセサリーをいろいろつけたり、凝ったカッコの子は大変だろうな。泥かうんこかわかんないもので汚れてたりするトイレだからね。
「あーゆー子とか、どうやってあの狭いトイレで用足すんだろ」
そりゃあもう、トイレの中だけでしかできないようなカッコをしてるんだと思うよ。でもきっと、そんなの彼女にとっては屁でもないんだよ。で、しらっとした顔で出てくんの。
なんか、たくましいよね。「人間バンザイ!」って気分になる。

04.8.5 カネとカギ
実は、フジに行く前に、ちょっとした騒ぎがありました。
部屋に置いておいた金が、見つからなくなっちゃったんだよ。
よりによって、出発前のこんな時期に…。朝気がついて、軽いパニック状態。
いつも封筒に入れた金を置いておいた場所にない、ない、ない。本棚のうしろとかに落ちちゃったのか、ゴミだと思って捨てちゃったのか、それとも別の場所に無造作に置いたのか。
部屋から消えるわけがないんだから、冷静な人なら、こーゆーときは順繰りに探していくよね。自分の行動を省みて、心当たりを探るよね。
でも焦って、それがわかんなくなっちゃうんだよ。そもそも、俺、自分の管理能力を信じてないからね。いかにもなくしそうなんだもん、俺。
別の場所に置いたとするよ。でも、どこの場所だよ? 散らかってるからよくわからん。本と本の間とかだったら、目も当てられない。まあないとは思うけど、出前のチラシの束の中にまぎれてたりすんのかも。
一通り探してみたけどやっぱり見つからず、不安を抱えたまま出社。でも、一日、気になってしょうがない。同僚に相談したら、「泥棒が入ったのかもよ」とか言われるし…。
結局、夜帰宅して探したら、いつもの場所のすぐ隣にあったんだけどさ。何故か朝、そこだけは、探さなかったんだよ。
で、ようやく思い出す。あ、「フジや部屋の更新に使うから、別の場所に置いておこう」って思ったんだっけ。

フジ中も、同じようなことをしでかした。
宿で、「ポケットに入れてたはずの鍵がない」って騒ぎだしたんだよ、俺。
風呂場で着替えるときに落としたんじゃないか。いや、会場で拠点にしてたシートで横になったときかも。バスで眠りこけたときだったらどうしよう…。
あの場でポケットなんかに入れてたら、どっかいっちゃってもおかしくないよね。いかにもなくしそうじゃん、俺。
自分を信じられないってのは、こーゆーとき、えらく心細い。だってさ、フジが終って我が家にたどり着いても、自分の部屋に入れないんだぜ。その頃にはへとへとだろうに、クーラーの効いた部屋で横になりたいだろうに。家があるのにホームレス…。
いや、結局、カバンから出てきたんだけどさ。
で、ようやく思い出す。あ、「なくしそうだから、カバンに入れておこう」って思ったんだっけ。策に溺れるってやつか。
つうか、もはや管理能力だけじゃなく、記憶力も自信がない。


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