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祭の泡 02 フジ 引っ越し  03 フジ1 フジ2 タチ ピー  04 フジ1 フジ2 CCCD 05 フジ





日々の泡

2005年12月

05.12.31 ドラちゃんと紅白とたけしとナイナイ
今、夕方の6時。
これからそばを食いに行って、帰ってきてテレビ見て、
お酒もちょっと飲んじゃおっかな。
そうこうしてるうちに、ゆるゆると年が明けちゃうんだろうな。
で、近所の神社に初詣でに行って、帰ってきたら、またテレビ見ちゃうんだろうな。
カウントダウンとか言いながら、年が変わっても何が変わるわけじゃない。
テレビはずーっとはしゃいでるし、俺もそれをぼけーっと見てる。
切れ目なく日々は続いていくのだ。

ということで、年内の更新は、これでおしまい。
一応の句読点。
ではみなさま、よい音詞を。

05.12.30 小さい私から大きく振り返る
つうことで、↓の日記のつづきです。
今年読んだ本の話。

『徹底抗戦!文士の森 実録純文学闘争十四年史』笙野頼子(河出書房新社)
「純文学は売れないからダメだ」、そーゆーことを言う評論家に対する反論文をまとめたもの。主にやり玉に挙がってるのは大塚英志だけど、その他にも、柄谷行人から福田和也まで、418ページにわたって徹底的に批判する。あったりめーだ。俺だって、「売れないから文学はなくてもいい」ってことになったら困る。だって、笙野頼子を読めなくなるじゃんか。
笙野頼子は、「文学の価値は売り上げじゃない」というごくごくまっとうなことを、文学者の立場から言っているだけなんだ。でもそれは、「だけ」なんていう生易しいものじゃなくて、レトリックの限りを尽くした「文学」になっている。農家のおばちゃん風語りから、「お手紙したためます」風おばさま語り、さらには2ちゃん語まで駆使し、徒党を組んでる男性評論家にたった一人で戦いを挑む。帯には「書くことも戦いだ/小さい私から大きく振り返る/それが文学だ」ってある。くーっ、カッコイイ。
「文学の地位、影響力が低くなったとは、どういうことでしょうか」という柄谷行人の設問に対する笙野さんの答えは、こうだ。
「文学に地位なんかにゃいぞあるのは反逆だけだにゃ。そいで『影響力』つーたら『数』の事ではないぞ、『毒』のことだにゃ」
わざと、猫耳つけて喋るあたりのおちょくり方も含め、シビれるにゃ。

『イン・ヒズ・オウン・サイト ネット巌窟王の電脳日記ワールド』小田嶋隆(朝日新聞社)
以前「クロスビート」でコラムを連載してたときから、この人、好きだったんだよねー。この本は、小田嶋さんの自身のサイトに掲載していた98年〜05年の日記を抜粋し、1冊にまとめたもの。
コラムニストの日記だから、当然、そのときどきの世相やニュース、サッカーの結果なんかが反映されている。でも、基本的にこの人のスタンスは変わらない。ロジカルに突き詰め、レトリックを駆使しておちょくる。
この日記は今も継続中で、全文がネットで読める。途中、ブログに移行したんだけど、ブログだとコメントが付くでしょ。で、以前、紳助の暴力事件の際に小田嶋さんが紳助批判を書いたら、それに対する否定的なコメントが次々付いたことがある。それを受けた日記を引用する。
「午後8時前に帰宅。PCを立ち上げて、ブログをチェックする。
 何もかもが急速に面倒くさくなってくる。おい、君らはオレに何をしてほしいんだ?
 会員制レストランのテーブルに犬のウンコか何かをぶちまければ、度胸のある野郎だと認めてくれるとか、そういう条件の取引きなのか、これは。
 オレのblogはいつから中坊のチキンレース会場になっちまったんだ?
 いいか、相棒、オレたちは、殴った方が負けというゲームをやっている。
 紳助もそれで負けた。わかるだろ?
 殴って勝つためには、アメリカとイラクほどの戦力差があってもまだ足りない。
 えんがちょには鍵が閉められないし、なめくじには防衛線がない。
 というよりも、オレらが闘っているこの砂漠の消耗戦には、そもそも勝利者がいない。
 そういう時代なんだよ。だから、オレは我慢をする。
 皮肉やあてこすりをちりばめ、パラドクスを弄び、イヤミを並べ立てながら、
 それでも手は下さない。揚げ足を取り、減らず口を叩き、面当ての捨て台詞を推敲しつつ、
 そうしながら、顔にはいつでも笑みをうかべていなければならない。
 そうだとも、いやな稼業だよ。でも、続けるしかないんだ。
 ほかに芸もないわけなんだから」
これまた、シビれるね。拳を振り上げないで抗う方法ってことで。

05.12.30 やーまざきいちっばーん
歳とともに脂っこい肉よりも魚が好きになってきた、なんてことを言う人がいる。
俺にもいろいろ、そーゆー変化はあるわけで、今年になってふと気づいたんだけど、
山崎邦正が、さして嫌いでもなくなっていた。
むしろ、好きかもしれない。
前は、うぜえなとか、イタイなって思ってたのにね。
実は、「審査員」じゃない歳のとり方は、山ちゃんにあるのかもしれない。
と、思いつきで言ってみる。

今年聴いた曲をいろいろ引っ張り出して、聴き返したりしてたんだけど、これについてもいろいろ考えるところがある。
30歳になる手前頃、「ロックはもういいや」って思ってたわけよ。何かさあ、反抗の素振りとかってのがリアルじゃない気がするじゃん。むしろ俺はだらーっと力を抜いてやっていきたいんだよなあ、と。
でも、最近は、「やっぱロックだよな」って思う。いや、「ロック」じゃなくて、もっと頭の悪そうな「ロックンロール」って言葉のほうがいい。
それに伴って、今年ちょくちょく思ってたのが、「いい歌はもういいや」ってこと。心あたたまる歌、正しいことをうたう歌、小さな幸せを大切にする歌、そーゆーのはもういお腹いっぱいだ。
俺の「ダラリズム」は今でも変わらないんだけど、それでも、何かと気に入らないことが多い世の中だ。それはもう、はっきりと気に入らない。不満たらたら。だからさ、「いい歌」なんかでうっとりとする気持ちにならないんだな。
もっと抗いたいし、逆らいたい。気に入らねーって言いたい。だってさ、そんなに現実が素晴らしいものだとは思えないんだよ。
別に拳を振り上げたり、何か運動を起こしたり、そーゆーことをしたいわけじゃない。ただ、気に入らないってことは言っておきたいじゃん。ムカつくときは、ムカつくって言いたいじゃん。役に立たないもの、くだらないもの、他愛のないものを愛したいじゃん。で、それのどこが悪いよってな顔で、へらへらしてたいじゃん。

夕方の更新ですが、この話、もうちと続く。

05.12.29 憎みキレないろくでなし
昨日は仕事納めでした。
11月に机の移動があったおかげで、今年は大掃除が楽ちん。
で、そのあとは納会。
まあいつものようにふざけた話をしてたら、言われちった。
「GOTOくん、何かキレがないよ」
あー、そーかもね。
パッと気の利いたことを言いたいんだけど、頭の回転が鈍ってる。
歳、かなあ。
昔はキレがよかったとは言わないけど、
若い頃に比べると脳の反射神経みたいなのは衰えている気がするもんな。
そうなると、「オモロイことを言わなきゃ」ってのとは、違うスタンスに移行したほうがいい。
審査員、とかね。
職場でも、「若手」だった時期はとうに過ぎ、何だかしんどい立場になりつつある。
要するに、現場以外のことにも足を突っ込み始めてるわけ。
これなんか、ある意味、審査員と同じことだよね。
でもさあ、困ったことにあんまりなりたくないんだよね、審査員。
やっぱ、キレのない戯れ言を垂れ流し続けるしか道はないのか?
ムキーッ、どうすりゃいいのさ。
と、とりあえずキレてみた。

05.12.27 ナイスミドルと呼ばれたい
同僚で、わりと何でもできる人がいる。
ウェイトリフティングをやってたことがあるから力持ちだし、
美術工芸をやってたことがあるから細かな手作業も得意。
すごいね。でっかいものからちっちゃいものまで、大胆かつ繊細。
ほとんど万能じゃないの?
って思ったところで、ふと気づいた。
きっとこーゆー人は、「中くらい」が苦手に違いない。
重いものをぐっと持ち上げたり、細かなものを丁寧に扱うことはできる。
でも、中くらいのもはどうにも扱いづらい、みたいな。
俺は得意だよ、中くらい。
「ざっくり」とか、好きな言葉だから。
どっちつかずで、あいまいで、中途半端なあたりをうろうろ。
いろんなことに夢中になったり飽きたりして、おはこんばんちわ、またいつか。
そんな感じで、日々を送ってるから。
今日だって、仕事関係の年賀状を1/3だけ書いたら飽きちゃって、
机回りの掃除を始めたら面倒くさくなって、
結局、テキトーに切り上げて帰ってきちゃったぞ。
どうよ? 君にできるか?
何度も言うが、俺は、そーゆーの大得意だ。

以前、就職活動をちょびっとだけしたときに、集団面接ってのを受けたことがある。
そこで自己PRをさせられたんだけど、
すっごく積極的な女の子がいて、こんなことを言っていたことを思い出した。
「私を動物に例えると、思慮深いイノシシです」
ん、どゆこと?
どうも話を聞いてたら、積極的で猪突猛進なところがあるが、
石橋を叩いて渡るような慎重さも持ち合わせている、みたいなことらしい。
じゃあ、イノシシを持ち出す必要ないじゃん。無駄にややこしくなる。
足の速いカメ、首の短いキリン、巨大なアリみたいなもんじゃん。
いや、わかってる。要は、「万能ですよ」って言いたかったんだろう。
でも、そんな彼女も、「中くらい」は苦手そう。
両極のいいとこどりをしようとしたって、ほら、ど真ん中がガラ空きだ。

05.12.26 二人組(パスタ編/ラーメン編)
地元のパスタ屋で晩飯を食ってたんだけど、隣の席のオバサマ二人組がえらくうるせー。
よくわかんないけど、どっかのじいさんのゴミ屋敷の話らしい。
「もうね、すごいの。あれは、口じゃ説明できないわよ。見た人じゃないとわからない」
だったら、口閉じてりゃいいじゃん。
なんてことを思ってる間に、今度はギャル二人組が店に入ってきた。
いや、ギャルっつーか、「ヤマンバ」っていうんですか? 今どきどうかと思うアレ。
彼女たちもすごかった。
パスタを食べながら、着うたかなんかで曲を流し、パラパラの練習をしている。
♪チャッチャチャッチャチャッチャッチャ〜
店中に響き渡る、チャカチャカしたミュージック。
そしたら、それを聞いたオバサマ、会話が一瞬途切れる。
で、ギャルにチラっと目をやって、さっきよりさらにでかい声で話し始めた。
「床なんか見えないのよー。ゴミだって、どんどんそこいら辺に捨てちゃうんだから」
そっちがやかましいんだから、こっちだって負けないわよっ、みたいな。
「土足であがらないとダメだって言うのよ。何が落ちてるかわからないから、危ないんだって」
♪チャッチャチャッチャチャッチャッチャ〜
「一回、それ忘れて靴脱いであがっちゃったのよぉ。そしたら、足の裏に黒いベターっとしたものがついちゃって…」
♪チャッチャチャッチャチャッチャッチャ〜
あーっ、もう何なんだ、この店は!
「オバサマ対ヤマンバ」の対決か?
食事中に踊るヤマンバ。ゴミの話をでかい声でするオバサマ。
目には目を、歯には歯を。いや、目くそ鼻くそだな。
失礼。食事中に、糞の話もいけませんね。

先日、地元のラーメン屋に入ったときのこと。
カウンターしかない店なんだけど、混んでいて、座席がひとつしか空いてなかった。
まあ、いいやってんでそこに座ることにする。
隣は、薄毛小太りの気の弱そうな40歳くらいのおっさん。
ところが、ラーメンを待ってるうちに、食い終わった客はどんどん帰っていく。
で、あっという間に、客は俺とおっさんだけになっていた。
二人でぼけーっとラーメンを待っている。
しばらくして、二人同時にラーメンが出てきた。
どうやら、おんなじメニューを頼んでいたらしい。
カウンターに隣り合わせで二人っきり。おんなじラーメンをすすっている。
んー、ビミョー。
まるで、二人で来たみたいじゃないか!
あーっ、誰かに言いたい。
いや、違うんです。たまたま隣に座ってただけで、つうか、そこしか座る場所なかったんですよ、さっきまでは。このおじさんが何頼んだかなんて、僕、知らなかったし、そもそも僕の直前に来たなんて思いもしなかったし。でも、今さらわざわざ席を移るってのも、逆に意識しているみたいで、変でしょ。だって、カンケーないんだから、このおじさんとは。隣にいようが、離れていようが、他人なんだから。いや、別に、このおじさんがイヤだとか、そーゆーことじゃないですよ。ただ、ほら、何か誤解されたまんまってのもアレだし。
そんなことを思いながら食ってたら、やべっ、おっさんと同時に食い終わっちった。
同時にお会計をする二人…。
いや、だから、違うんですってば。

05.12.23 あぶく記念日
どうもこんばんは。毎晩、毎晩、僕の手紙にお付き合いいただいて、感謝です。
わざわざ言わなくても、わかってますって、読んでくださってるのは。
飽きたなあなんて思っても、口に出さないそのつつましさが、僕に力を与えてくれます。
あ、あきレター、ってなダジャレを思いついたけど、これは昨日の日記で書くべきだったな。
そんな後悔もしばしばありますが、日々積み重ねてりゃあ、いずれ忘れる。
わすレター。
って、しつこいですね。
いや、積み重ねの話でした。
僕が手紙を書くことを積み重ねているように、あなたも読むことを積み重ねているわけです。
お互い、ご苦労さん、ってことですね。
今日はアワ・アワー記念日ですが、もうまる4年になるのであんまり騒がず、
これからもいつもの調子でいきますよ。
まだまだ、苦労をかけるぜ。

つうことで、日記をもうちょっと書こうと思ったんだけど、
気が変わって、短歌と俳句を更新しました。
「脳の泡」のコーナーからどうぞ。

05.12.22 真夜中の手紙
ようやく仕事は、ひと山越えた。
ふぅっと一息ついてあたりを見回せば、えっ、もう今年も終わりじゃん。
明後日はクリスマスイブで、10日後はお正月?
はえーよ。いつの間にそんなことになってたんだ?
それならそうと、ひとこと言ってくれりゃあいいじゃんか!

それにしても、今年は早かった。
特に、10月あたりからは、仕事が立て込みすぎて、考える間もなく駆け抜けた。
でもね、それだけじゃ、しんどいんだよ。
何か、役に立たないこともしないと、俺、息が切れちゃうんだよ。
だもんで、こうやって、日記のフリした手紙を書く。
毎晩とは言わないけど、夜になると、手紙を書く。
疲れてる話が多いのは勘弁してくれ。
これは、俺のくたびレターだ。

あ、ダジャレが多いのも勘弁してくれ。

05.12.20 大は小を兼ねない
今月の日記を読み返してみたら、タイトルに「人」と「国」が頻出している。
何だよ、ずいぶん大きなテーマじゃねえか。
大丈夫かよ? 無茶しすぎちゃいないか?
なあ、俺よ、でっかくまとまるなよ。
ちまちまいこうぜ、ちまちま。
軽薄短小包茎牧場。
って何だかよくわかりませんが、ちまちまを忘れちゃいかんよっつうことです。
だもんで、ひとまず、指のささくれを食ってみる。

05.12.19 買ってはいけない
ナショナルの例のCMの話をしていて人から聞いた話だけど、「水戸黄門」がすごいらしい。
あの番組、ナショナルの一社提供なんだって。だもんで、流れるCMはナショナルばっか。
てことは、あの「石油暖房機を探しています」のCMが、何度も流れるってことだ。
んー、シュール。

ところで、何度も言うようだけど、
あのCM、どんな理由で「死亡事故に至る恐れ」があるのかを言わないのは、
明らかに不自然だと思う。
やっぱあれかな? 頭の上に落としたら危ないとか、そーゆーことかな?
だとしたら、いろんな商品が危険と隣り合わせだ。
車、なんておっかないよねー。結構な確率で、死亡事故に至る恐れある。
剃刀、なんてのも危険度高い。すぐさま回収して欲しい。
クリスマスプレゼントに何が欲しい? え、iPod nano?
ダメダメ、そんな危ないもの。喉に詰まらせたら、大変なことになる。

05.12.18 ロックンロールの子供
曽我部恵一BANDのライブアルバム、『LIVE』がえらくいい。
この人は、どんどんラフでタフになっていってる。
もお、なんつうか、「ロック馬鹿」。
シャウトしまくり、コール&レスポンスを煽り、どんどんヒートアップしていく。
別にでっかいメッセージとかがあるわけじゃない。
歌はどれも他愛もないラブソング。曽我部が手の届く範囲のことしか歌ってない。
でもね、気持ちをグッと持ち上げてくれるような、ロックンロールをやってる。
ライブ、観たくなっちゃったよ。

もうひとつ。
古川日出男の『ロックンロール七部作』を読了。イェイ、サイコー。
20世紀を軍用犬の歴史として語り直した『ベルカ、吠えないのか?』に続いて、今度は20世紀をロックンロールの世紀として語る。つうか、これ姉妹編にあたるって言ってもいいんじゃないの?
とは言うものの、フツーのロック史なんかにならないのが、物語作家、古川日出男のスジのよさ。世界中の様々な人たちがどんな風にロックンロールと関わっていったのかを、7つのエピソードで綴っていく。
女の子の語りで物語は進められるんだけど、この語り口のドライブ感は格別。邪魔な枝葉はざっくざっく省略し、随所でツッコミを入れながら、ばしばし断定していく。時代や場所をどんどん変えながら、ぐいぐい物語を揺さぶっては転がしていく。
まさに、ロック! アーンド、ロール!
こんな感じだ。
「ロックンロールがいつ生まれたのか、これはもう諸説ふんぷん。もちろんアメリカで生まれた。そして誕生した時、またロックンロールと呼ばれていなかった(と、あたしは断言する)。
 (中略)
 市場戦略を無効にする新しいポップ・ミュージック。そんな悩ましい怪物〈キマイラ〉が、名付けられる以前から現れ出していた。
 そう、出現したから名前を与えられた。だから――たとえば『我こそ第一号なり』みたいな曲はごまんとあって、たぶん一九四七、八年から一九五四、五年にかけて散らばっているけれど、ここでは無視する。問題は、ただの一曲ではない。その言葉が生まれ落ちた時期〈とき〉なのだ。
 ロックンロールという名前が」
そう、これは名付けの物語だったリもする。名前が付けられたところから、歴史が始まる。そして、新たな名前を付け直すことで、歴史は語り直され、次の時代へとつながっていく。その不断の運動が、ロック、アーンド、ロールだ。
振り返りながら未来を見つめるような、そんな名付け親としての語り手が、わぁお、一人の女の子!
いいじゃんか。これ、すげー、いいじゃんか。
曽我部っちにも、読ませたい。

05.12.16 「広告批評」の宣伝番組
「ニュース23」で、「広告批評」が選ぶ今年のCMベスト10が紹介されていた。
その第8位に何と、ミネラル麦茶のCMが!
ヘソ出した女の子2人がクラブで踊ってる。スクラッチに合わせて、妙に下手くそなラップが流れる。DJが振り返ると、わぁお、松島トモ子!
いや、そうじゃないかとは思ってたけど、やっぱインパクトあるね。7位にランクインのiPodのCMでは、エミネムがラップをしてるし、5位にランクインのシャネルのCMでは、ニコール・キッドマンがキスシーンを演じてたけど、DJトモ子のインパクトにはかなわない。
特に、あの目だ。あのでかい目で振り向かれると、吸い込まれそうになる。ライオンに睨まれた草食動物の気分。
って、わざわざライオンに例えるのはデリカシーがないですね。

CMと言えば、ナショナルの過去に販売した石油暖房機の回収を呼びかけてるCM、怖いね。
「万一の場合、死亡事故に至るおそれがある」んでしょ? 何が起こるのか、ちゃんと教えてくれよ。もやもやするじゃんか。一酸化中毒になったような気分。
って、またしてもデリカシーのない例えをしてみた。
あと、このCM、「ナショナルから大切なお報せとお願いです」ってテロップが流れるんだよね。で、ああ、そうか、って気づく。
わざわざ断ってるってことは、CMのほとんどは、「大切なお報せ」じゃないんだな。CMベスト10なんか見てたせいで、うっかり忘れてたよ。

05.12.15 志布志の国のアリス
朝は、めっきり寒い。
さみーね、さみーね、さみーね・デードリッヒ。

タテタカコっていうミュージシャンがいる。
映画『誰も知らない』の挿入曲を歌ってた人で、何枚かアルバムも出してるらしい。
特に聴いてみようとは思わないんだけど、
名前だけで判断するに、「女版スガシカオ」みたいなもんじゃないかと。
タケヤブニタケタテカケタタテタカコ
バスガスバクハツスガシカオ

今日たまたま見つけた地名。
鹿児島県志布志市志布志町志布志
「カゴシマケンシブシシシブシチョウシブシ」と読む。
これ、すごいね。
呪文っぽいというか、吃りの人にはしんどそうというか…。
エンドレスでどこまでも続きそうな地名。
♪この木なんの木気になる木(になる木〜) みたいな。
しかも、「布」って字がまた「市」に似てるもんだから、
字面が「志布志市志布志」ってなってる真ん中あたりは、見ていてくらくらする。
合わせ鏡を覗き込んだような気分。
一度この町に入り込んだら、出られなくなりそうだな。
道をまっすぐに進んでいるつもりが、気づけばおんなじところをぐるぐる回ってる。
じゃあ、バスに乗って町を出よう。
ところが、バス停にやって来たのは、「シ内循環」…。

あ、回文、思いついちった。
オカシガスガシカオ
「じゃあ、買い出しは、それぞれ分担しようよ」
「まさよしくんは、飯ね」
「酒は、杏子さん」
「んで、『お菓子が、スガシカオ』!」

とかなんとかどーでもいいことを考えてるうちに、今日も夜更かし。
明日もまた朝がつらいんだろうな。
ねみーさ。
そして、
さみーね。
さみーね、さみーね、さみーね・デード…。

05.12.14 ♪人間だものらららーららららーら by相田たくろを
前の職場での話。
ちょくちょく飲みに連れていってくれるおじさんがいて、
その人が、酔ってくると、よく言ってたことがある。
「何で俺がこうやっていっつもお前たちと飲んでるかわかるか?」
「さあ…」
「バカ、わかんないのか? 人間だからですよ!」
要は、上司部下じゃなくて人間として付き合ってるからだ、ってことだと思う。
いや、悪い人じゃないし、いろいろ面倒もみてもらったんだけど、
これ言わないで飲みに連れてってくれれば、もっといい人だったのに…。
ぶっちゃけ、こーゆーノリは苦手だ。
「何だかんだ言って、俺、人間が好きだからさあ」みたいなことを言う人を見ると、
ごめん、ちょっと引く。
よく知りもしないのに「あの人は、いい人だよねー」なんて言われると、
ごめん、またしても引く。

俺は、映画評論家の淀川長治が好きなんだけど、この人の座右の銘が、
「私は嫌いな人間に会ったことがない」、だそうだ。
ああ、なんて心の広いやさしいおじいちゃんだろうって思うでしょ。
でも、どうやら、違うらしい。
嫌いな人を見ると、「ああ、何であんなにバカなんだろう」って思うんだって。
そうすると、嫌う前に可哀想になるんだって。
それって、要するに「嫌う価値もない」ってことじゃん。見下してるわけ。
おすぎは、もっと端的に、それを評していた。
「淀川さんは、嫌いな人を心の中で殺しちゃうのよっ」
そりゃあ、「嫌いな人に会ったことない」わけだ。ヤなヤツは、みんな死んでるんだもん。
会ったことがないだけで、「どんな人でも好きだ」って言ってるわけじゃあないんだ。
そして、そんな話を聞くと、なんだかうれしくなる俺がいる。

では、ここで、再びトモフスキーのナンバーを紹介。タイトルは、「両想い」!

♪あの人は僕の事を
 イヤな奴と思ってるさ
 だって僕はあの人を
 イヤな奴と思ってるからね

 誰でもみな両想い
 好きなヒトにしか
 好かれない
 嫌いな奴にはちゃんと
 嫌われてる

 両想い、ヘイヘイ!
 両想い

05.12.13 つれない人だと思うでしょうか
この間の、大学友達との飲み会から帰ってきて、しばらく経って気づいた。
俺、メールアドレス交換するの忘れてたわ。
ほら、あるじゃん、連絡先を交換し合うあの儀式。
それをすっかり忘れてた。
楽しかったせいでそこまで気が回らなかったってのもあるけど、
俺はどうもそーゆーことに重きを置いていないみたいだ。
あと、どこに住んでるのかってのも、一応訊くけど、あんまり残らない。
「前も教えたじゃん。覚えてないの?」なんて、言われることもしばしば。
心のどこかで、住所は家に遊びに行くときに知ればいいし、
連絡先は連絡取るときにわかればいいって思ってるんだろう。
いや、おかしなことを言ってるのは、十分承知してる。
連作先がわからなければ連絡取れないんだから、
予めメアドなりを交換しとかなきゃならないもんね。
でも、なかなか、そういう発想にならないんだよ。
他にも、出身地や家族構成や血液型や誕生日なんかも、忘れがち。
つれないヤツだって思われてるかもな。
うん、否定はしないよ。
確かに、相手の全てを把握していたいとは、あんまり思わない。
そもそも、積極的に知り合いを増やそうって気も、あんまりないし、
友達の数を自慢するようなタイプとは、できるだけ友達にならないようにする。
でも、別に他人に興味がないとか、そーゆーことじゃないんだよ。
たぶん俺は会話の中で、その人の、
インプットとアウトプットがわかれば満足しちゃうんだと思う。
インプットってのは、つまり何に興味があるのかってこと。
で、アウトプットは、それをどう語るかってこと。
そこから、その人っぽさみたいなものが立ち上がってくる瞬間があれば、オッケーなわけ。
だから、その人が「どんな言い方で何を言ったか」ってのは、わりとよく覚えてる。
味な発言なんかがあると、よだれ垂らして食らいつく。骨までしゃぶる。
しょうみのはなし、会話の一番のごちそうは、そこに尽きると思うんだよね。
あとの情報は、パセリみたいなもんだよ。なくても十分楽しめる。
という結論に達して、なんとなく自分で納得。

05.12.12 自分王国のヒットメドレー
TOMOVSKYのベストアルバム、その名も『BEST』がすごくいい。
まず、ソロ活動10年分の楽曲からまんべんなくセレクトして、21曲も入ってるのがうれしい。さらに、そのうち2/3を新たに録り直してるってのがすごい。
これを聴いてると、この人の天才っぷりがびしびしと伝わってくる。えらくキャッチーなメロディーに、乾いた歌詞。宅録もあれば、バンドものもある。XTCがパンクだって意味でトモフスキーもパンクだし、ピストルズがポップだって意味でトモフスキーもポップだ。ただし、この天才は、自分の周りのことしか歌わない。
このベスト盤は、「僕は/ワルクナイヨワクナイ/僕は/このままでいい」って歌から始まる。
そう、自分の部屋では自分が王様。自分王国では「うしろむきでOK!」だし、「退屈から未来は作られる」んだ。好きなものだけ並べて、楽しいことだけやって、飽きちゃったら別のことして、ジャマするモノやうるさいこと言う人にはさようなら。んでも、自分だけじゃつまんないから、たまには誰かと面倒くさいこともして、時にはユウウツな気分になって、それでもいいかあっはっはー。
そんな風にして、日々の思いつきを、ネガチョフとポジコフをかき混ぜながら、オモチャのチャチャチャっと曲にする。唯一無二の才能だけど、それもそのはず、この国には王様一人しかいないんだから。
いや、それでいいんじゃないかって思うわけよ。みんなのことを歌った普遍的な「いい歌」には、いい加減もう飽き飽きしてるんだ。自分サイズの歌で、自分を伝えていけばいい。んで、そーゆーのもアリだよねって思ってもらえりゃそれでいい。ついでに、そーじゃないのもアリかもねって思える自分になれりゃ、それもいい。
たぶん、トモフスキーは、10年間、そんなことばかりをしてきたんだと思う。
ぜひとも見習いたい。

05.12.11 そして人生は続く
昨日は、大学時代の友人たちと飲んでた。
この間の同級生の葬式のあと、
「こんな形で会うってのもあれだからさ、追悼の意味も込めてできるだけ大勢に声かけて何かしようぜ」
ってことになったわけ。
で、集まったのは、およそ30名くらい。何しろ、亡くなったのが大学に7年半も行ってたヤツだから、俺が知らないような後輩たちもいっぱい来ていた。
まあ、ちょっとした同窓会だね。追悼ってことで集まったはずなのに、しんみりすることもなく、すごく楽しかった。
何だろうな、この幸せな気分は。とても心地よくって、ずいぶん酔っぱらった。

近況報告をしてたら、「転職したいけど、面倒くさいよな」って話をしてたヤツがいた。
「せっかくここまで何とか俺に慣れさせたのに、また最初っからそれをやんなきゃなんないわけじゃん」
ああ、変わってないなあ。相変わらず、ダメな人だ。なじむまでに時間がかかるんだよ。俺もダメな人だから、よくわかる。入学式の日、なじめず教室のうしろのほうの席に座ってたからね、俺ら。
結局、「俺らみたいなヤツもアリでしょ?」ってことを少しずつアピールして慣れさせていかなきゃなんない。それには、時間がかかるわけ。
その点、大学の友人はいい。ラクチンだ。慣れてっからさ、お互い。いちいち説明しなくても通じる心地よさ。

当時、付き合っていた彼女にも会った。
「変わってないねー」
「そう? 変わったでしょ、俺、もうおっさんよ」
「でも、お金持ってそうには見えないね。昔からだけど」
「悪かったな」
「あと、背がちっちゃいのも、昔からだけど」
そんな感じ。言われっぱなしかよ、俺。
あと、「結婚が似合わないね」とも言われた。
はい、貧乏でチビっちゃい独身男です。

懐かしい話もいろいろしたけど、覚えてないこともけっこうある。
「アタシ、GOTOくんのノート、コピーさせてもらってさあ。試験受けたら、アタシだけ通っちゃって、GOTOくん、留年しちゃうんだもん。その頃、すっごい気にしてたんだけど、誰にも言えなくって…」
え、覚えてない…。
「僕、GOTOさんと学園祭で演奏したんですよねー。あと、Kさんの車に乗って、みんなでボ・ガンボスのライブ観に行ったり…」
ごめん、学園祭もライブも覚えてるけど、君がいたかどうかが思い出せない…。

思い出話は尽きないんだけど、そんな中に、チラチラと亡くなった彼の名前が登場する。
改まって追悼してるわけじゃないけど、それでも、「当時彼がいたこと」ってのが空気のように漂ってる。
俺も、ヤツが、俺んちでハナクソを飛ばしたことを思い出したよ。こたつ布団にハナクソがくっついてて、俺が怒ったの。「くつろぎすぎだよっ!」
もし生きてたら、覚えてっかなあ?

ずーっとつながってんだなあと思う。15年前だよ、大学時代は。覚えてないこともあるさ、そりゃ。でも、その頃から、今までがずっーとつながってるんだなあって思う。
なじめなさを味わったり、なじめる場所でくつろいだり、変わってないねと言われたり、変わったよと言い返したり、懐かしいことを思い出したり、忘れちゃったり、そうして人生は続くのだ。
続かなくなっちゃった人もいるけど、そんな人のことを時折思いながらも、続くのだ。
すごくいい夜だった。

・近況のある者たちが集まって葬儀のあとのわずかなお酒

05.12.9 さよなら人類
ちょっといい話。
加藤ローサが、Q&Aに答えて言ったそうだ。
「私が最初に覚えた日本語は、“うんこ”」
さすが帰国子女。屈託がない。

ゆうべは職場の忘年会だったんだけど、お開きになったときに、
「さっきから、ずっとおしっこしたかったのー」って言い放った女がいた。
「トイレ行きたかった」くらいにしときゃあいいのに。
さばさばしてんなー、君。
彼女は、31歳、新婚。こんなことも言っていた。
「アタシ、家でよく泥酔するんですけど、次の朝には記憶が飛んでるんですよー。
 で、朝、ダンナに、注意されるんですよー。
 この間なんか、『お前、ゆうべ、猿のモノマネしてたぞ』って言われちゃいましたよー」
オモロすぎ!
猿のモノマネって…。小学男子か?

05.12.7 テレビの国からキラキラ
たっぷり残業、終電帰り。いやだなあ、もお。
でも、世の中には会社に残ってるのが好きなタイプの人ってのもいるんだよな。
この間、10時くらいに帰ろうとしたら、その手のタイプの人に、
「えー、GOTOさん、もぉ帰っちゃうんですかぁ?」って、言われた。
「もぉ」って、あんた、10時だよ。
そりゃあここんとこ遅く帰る毎日が続いてるけど、この時間だって十分遅いよ。
「もぉちょっと仕事していきましょうよぉ」
やだって。帰れるときはさっさと帰りたいの!
「いいじゃないですかぁ、ちょっとくらい」
「じゃあさあ、会社に残ってて何かメリットがあるの?」
「まあ、ない…ですけど」
「でしょ」
「じゃあ、家に帰ったら何か楽しいことがあるんですか?」
「そりゃあるよ、いっぱい。山のように、楽しいことが」
「例えば何ですか?」
「あーもうっ、面倒くさいなあ。テレビだよ、テレビっ!」
「テレビ、楽しいですか?」
「楽しいよぉ。面白そうな人がいっぱい集まって、わいわいやってるじゃん。みんなで盛り上がって、わーって笑い合ってるじゃん。刺激的な映像とか繰り出してドキドキさせたり、心温まる話をして感動させたりしてくれるじゃん。まるで夢みたい」
…また意地張って心にもないことを言ってしまった。

05.12.6 電車男とモテ男
雑誌「ダ・ヴィンチ」。年末なので、特集は「BOOK OF THE YEAR 2005」っつうことで、「ダ・ヴィンチ」読者が選ぶ、今年のベスト10が紹介されている。
1位から5位は、こんな感じ。
 1『電車男』
 2『東京タワー』
 3『NANA』
 4『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
 5『半島を出よ』
って、まんまベストセラーリストじゃん。
こんなベストテン、わざわざ読者アンケートを集計してまで、やる意味あんのかな? いっそ、売り上げランキングを載っけときゃあいいじゃん。
たぶん、本も音楽とおんなじで、「得したような気になれる」ものが売れるんだろうな。泣かせてくれたり、感動させてくれたり、経済や社会について教えてくれたり。
別にいいけど、つまんねーの。
で、それを受けた、「2005年、モテ男たちはこんな本を読んでいた。」って記事は、意図せずしてオモロイことになってた。
モテ男たちが挙げた本は、こんな感じ。
 石田純一→『二千年の祈り イエスの心を生きた八人』高橋佳子
 KREVA→『FINE DAYS』本多孝好
 細田よしひこ(注目の若手俳優、だそうだ)→『ドカベン』水島新司
 陽生(全日本グランプリ・ホスト、だそうだ)→『夜王―YAOH―』倉科遼・井上紀良
きっとね、「モテる男はセンスのいい本を読んで自分を磨いている」みたいなことにしたかったんだと思う。でも、彼らは「モテ男」かもしれないけど、「本好き」ではないんだな。だもんで、妙な本が紛れ込んできてるのが、味わい深い。
俺が唯一好感を持てるのは、『ドカベン』かな。それ以外は、やっぱり「お得気分本」でしょう。
石田純一は、『脳内革命』の宣伝もしてたくらいだから自己啓発系が好きなんだろう。KREVAは、思いのほか優等生的な「泣き本」。ホストがホストマンガを挙げてるのも笑える。これは、ほとんど「IT社長の成功本」みたいなノリじゃないのかな?
たぶん、モテる男は本なんか読まないんだよ。読む前に動け、がモテの鉄則。
それでももし何か読むんだったら、どうせなら手っ取り早く役立つものがいい。それ以外の本を読んだって、面倒くさい理屈をこね回すようになったり、ぼけーっと妄想するばっかになっちゃう。
ましてや、人が読んだ本にあれこれ難癖つけてるヤツなんかは、一生童貞だ。

05.12.5 IC/MC
何故かいつもケンカ口調の、社長とその奥さん(経理)の会話。
社長 「銀行、並んじゃってて全然ダメだよ」
奥さん「混んでたの?」
社長 「ICカード専用機は空いてたけど」
奥さん「ICカードって、簡単に作れるのかしら?」
社長 「何で? 必要なのっ?」(ここいらへんから何故か怒り口調)
奥さん「必要ないけどさあ」
社長 「そうだよ、使わないだろっ」
奥さん「でも、ICカードって、何するものなの?」
社長 「知らないよっ!」
どっちも「ICカード」が何なのかわからないまま会話してたんかいっ。
論点がもやーっとしたまま言い争わないでくれ。

飯食いにいった店で聞いた、20歳くらいのアマチュアバンドマンたちの会話。
「じゃあさ、そのあたりで、メンバー紹介すっからさ。まずは、ギターから。『ギター、○○!』『わー』みたいな。で、『ボーカル、俺!』みたいな」
「いーじゃん、それ。『俺っ』ね。それで、いこー」
って、MCの打ち合わせ中。
何だかなあ。そーゆーのは、見えないところでやろうぜ。
「でさあ、ここで、『次の曲は、会場で配ったCDにも入ってるんで、よかったら聴いてください』って言っとかないと」
「うん。『よかったら』っての、大事。それ、必要でしょ」
ああ、謙虚なバンドマン。つうか、これ、予め打ち合わせる必要あんのか?
さらに、MCで話すこととして、彼らはこんなのも挙げていた。
「ここでやるのは、すんごい久しぶりなんでちょっと緊張してるんすけど」
…いや、それは、その場になって思うことだから。

05.12.1 マジ?
もう、12月かよ?!
まだ、なーんもできてねーよ。
「なーんも」が何かは自分でもよくわかんないけど、焦る。


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