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祭の泡

FUJI ROCK FESTIVAL 05 雨ニモ負ケズ日記

05.9.3
日本人はノリが悪いなんてことをよく言うけどさ、
苗場に行くと、んなこたあないなとつくづく思う。
とにかく雨にたたられた今年のフジロック。
そんな中で、みんながんがん楽しんでるからね。
もう、雨は降って当たり前。そりゃあ、降るさ、雨くらい。
なのに、それで楽しめないってのは、ちともったいない。
雨だろうが、ギラギラ暑かろうが、いつもヘラヘラ笑っている。
サウイフモノニワタシハナリタイ。

つうことで、フジの3日間を振り返ってみました。覚えてないところは、テキトーに記憶をねつ造しています。
( )内はステージやメシ食った場所ね。

05.7.29 1日目 午後から雨 夜にあがる
朝の4時起き。ぼよぼよとしたまま5時前に家を出て、去年と同じ6時の新幹線に乗る。宿に荷物を預けて、会場まではスムーズに進む。やっぱ、慣れてきたね、俺も。ラクショーよ。
会場に着いたら、入場ゲートの前の人の列にびっくり。今年の入場者数は、これまでで最大だとか。2年前のビョークのときより多いってことだよね。改めてそれを実感。まあ、思ったよりも列はスイスイ動いて、10時前には会場入り。

◆シート(Green Stage後方)
シートをさくさく敷いて、今年も拠点を作る。荷物を置いておけるのが、拠点の利点。まだがらんとしたグリーンステージを眺め、気分が高揚してくる。空は快晴、日差しが強い。とりあえず、ビールで乾杯して、今年もフジの三日間が始まる。

◆たぬきうどん(ところ天国)
ひとまず朝飯。新幹線でも弁当食ってるから、軽くね。合流した友人は、何故かはりはり漬けを大量に食ってた。

◆Your Song Is Good(White Stage)
毎年、俺のフジの1発目は、何故かホワイト・ステージ。今年は、ユアソンでゆるーくスタート。曲はほとんどがインストなのに、MCではやけによく喋る。暑い夏の太陽。あっという間に焼けそうだ。音楽と2杯目のビールで、すでにいい気分に。

◆川(ところ天国)
もちろん、川は欠かせない。人間は「5つの首」を冷やすといいそうだ。足首・手首各二つ。そして、タオルを濡らして首に巻く。あーきもちー。

◆シート(Green Stage後方)
早起き&ビールのせいで、早くも眠くなる。てことで、とりあえず、拠点へ帰って昼寝。濡れタオルを目の上に乗せて横になってたら、ん、雨? マジかよ? しかもけっこう粒がでかい。当然寝てるわけにもいかず、あわてて荷物をビニール袋に入れる。

◆移動
動揺のあまり、とりあえずシートを離れることに。ゴアテックスの上着だけ着て、オレンジコートまで歩いてみる。歩いているうちに雨は止み、そのまんまシートへ戻る。結局、ただ往復しただけ。

◆シート(Green Stage後方)
戻って、濡れたシートを拭く。何てこたあない、通り雨。もう太陽が見えてきたじゃないか。でも、うっかり濡れたシートにまんま上がっちゃったので、靴下をびしょびしょにしちった。予備の靴下に履き替えて、さあ仕切り直しだ。

◆Cake(Green Stage)
これ、実は、すんごく観たかったステージ。フロントマンのジョン・マクレアは、ヒゲにサングラスで、下っ腹がぽっこり。ギターもガムテらしきもので、補修されてる。このもっささがたまらん。田舎の町内会バンドみたいだ。「フランク・シナトラ」(ってタイトルの曲があるのよ)から始まる。スッカスカの音がいいっ。どったんばったんしたリズムがいいっ。耳なじみのいいメロディーがいいっ。もう、ケイク、大好物。もっとたっぷり観たいなあ。「ロックンロール・ライフスタイル」(って曲があるのよ)もやってた。ぷぷっ、フジでやるか、この曲を。「ノー・フォン」のコール&レスポンスも楽し。ところがまたしても、途中で雨が降り出して、あっという間に土砂降りに。油断した。

◆カレー・温泉卵入り(ところ天国)
昼飯。カレーは、どこで食っても美味い。しかし、靴に雨がだんだん染み込んでくる。せっかく靴下替えたのに…。

◆THE SKA-FLAMES(White Stage)
スカ・フレイムスも以前フジで観てすっごくよかったので、楽しみにしてたんだよね。天気にカンケーなく、またしてもビール。いやあ、楽しい。大好き! ボーカルのおっさん、着流しで踊る踊る。ホーンもぶりぶり。雨が小降りになっていくにつれ、会場がどんどん盛り上がっていく。俺も、どんどん盛り上がっていく。雨もさっさと上がってしまえ!

◆the beautiful girls(Field of Heaven)
で、雨止んだ。あったかいコーヒーを飲んで一息。ぬかるんだフィールド・オブ・ヘブンに、ビニール袋を敷いて座りながら観る。何だかんだ言っても、暑さと雨と睡眠不足で軽くお疲れ気味。このバンド、CMで使われてる曲しか知らなかったんだけど、グルーヴィでいい感じ。G・ラブとかに近いかな。疲れてたはずが、だんだん踊りたくなってくる。えーい、踊っちゃえ。

◆クレープ(Kid Land)
甘いものが欲しかったんだけど、これは甘すぎた。また少し雨。

◆Coldplay(Green Stage後方)
やっぱ、疲れてる。シートに戻り一休み。聴くともなくコールドプレイ。人気があるみたいだけど、んー、よくわからん。フツーのバンドじゃん。靴びしょびしょで、冷えてくる。

◆The Pogues(White Stage)
会場の客、すごい数。俺、真ん中よりちょい前にいたんだけど、後ろからもどんどん人が増えていく。シェイン・カムバック! アル中でバンドをクビになったボーカルのシェインが復活してのステージ。そりゃあ、みんな観たいよな。シェインは、ずいぶん太ってた。手にはタバコと、紙コップ。コップ? やっぱ飲んでんじゃん! 1曲目から大騒ぎで、村祭りのような賑やかさ。至福のアイリッシュ・メロディーに、俺も踊り狂い奇声をあげる。アイルランド中毒、略してアル中。シェインは、ステージの合間に袖へ引っ込んで、酒を補給。どんどんよれよれになっていく。そして、じらされてじらされて、アンコールでついに「フィエスタ」を! サックスのイントロから、夜空へ抜けるホイッスル! 飛んだ。

◆ところ天国
踊り疲れて一休み。ところ天国のきれいなライトアップを眺めながら一服。しかし、このあと、まだ騒ぐのだ。

◆忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS(White Stage)
そして夜も更け、ホワイト・ステージのトリは、MR.フジロック、今年でデビュー35周年のキヨシロー。フジで一番感動したのが、このステージかもしれない。この人の徹底したサービス精神はすごい。それが、ロックンロールと何の矛盾もなく同居しているのがすごい。惜し気もなく繰り出されるヒットナンバー。「トランジスタ・ラジオ」「ドカドカうるさい」「キモチE」…。「ブンブンブン」や「サマー・タイム・ブルース」もやった。マントショーのあとの「雨上がりの夜空に」は、まさに雨上がりの夜でぶっとんだし、アンコールの「JUMP」は会場中がジャンプしてた。キヨシローのステージは高校時代からもう何度も観てる。いつもとおんなじでしょ。「日本の有名なロックンロール」って言えば「上を向いて歩こう」に決まってるし、「みんなに一つだけ聞きたいことがあるんだ」って言えば「愛し合ってるかぁーい」って言うに決まってる。「GOD!」って呼べば何度だってマントを脱ぎ捨てて踊り出すし、アンコールでは「ももももう1発いくかぁーい」って言うに決まってる。わかってんだよ。わかってるのに、泣けてきちゃうのは何でなんだろ? うれしいのな、キヨシローがずーっとこうやって歌ってることが。キヨシローが、こんなことを言ってた。「デビューした頃はベトナム戦争があった。戦争はなくなりゃあしない。でも俺は、その間ずーっと、イェーとかベイベーとか言い続けてきたんだぜぇ!」。そうだ。キヨシローは筋金入りだ。イェーとかベイベーって言う自由が、ラブ&ピースなんだよ。それをジャマするヤツらに逆らい続けて、いきがったりびびったりしてここまできたんだよ。すげーよ。終演時間を大幅にオーバーして、終わったのは夜の12時。サイコー。

◆豚汁?(Oasis)
キヨシローが押しまくったおかげで、友人との待ち合わせに大幅に遅れちった。で、飯食おうってんでオアシスへ。豚汁を食ったような気がするけど、よく覚えてない。疲れがピークに達する。

この日は、夜遊びするつもりだったけど、寝不足と雨と疲労で、結局、宿に帰ることに。俺は、ポーグス〜キヨシローで、燃え尽きたよ。
帰りのシャトルバスがえらく並んで、折りたたみ椅子、大活躍。へとへとになって宿へ帰り、とりあえず風呂に入ろうと思ったら、「夜の9時まで」って貼り紙がしてあった。仕方がないので、こっそりシャワーを浴びて、寝たのは3時過ぎ。

05.7.30 2日目 1日中雨
10時頃に起きて、宿のおばあちゃんに「朝ご飯いらない」って告げる。「ん? 明日泊まらない?」って聞き返された。耳が遠いのか? ついでに、風呂について聞いたら、何時に入ってもいいらしい。「でも、貼り紙が…」「ああ、あれはいっつも貼ってあるから、気にしないでいいよ」って、おいっ!
会場に向かうシャトルバスでちょっと待たされ、12時過ぎに到着。ゲート前のトイレに入ってたら、パラパラ音がしてきて、外に出たら雨。わぁお、今日も雨?

◆シート(Green Stage後方)
まず、拠点づくり。雨を防ぐため、シートを二つ折りにして、その間に荷物をつっこんでおくことに。ステージでは、シャーベッツが始まる。「ベンジーの歌詞って恥ずかしくて笑っちゃう」とかなんとか。うん、笑えるよね。そこが俺は好きなんだけど。ビールで乾杯。

◆移動
この日は特に観たいバンドが夜までないので、とりあえずオレンジ・コートへ行ってみることに。でも、100sの客の多さと土砂降りにうんざりして、早々に退散。

◆Dachambo/うな丼(Field of Heaven)
ヘブンに来てみたら、小雨になってた。さっきまで土砂降りだったと思えないくらい、みんな踊ってる。いいなあ、バカで。今のうちに飯食っちゃおうってことで、うな丼とビール。でも、慌ててたんで味がよくわからず。さあ、俺もダチャンボで踊るぞーと思ったら、ステージ終わっちゃった。そしてまた雨が激しくなってくる。

◆100s(Orange Coourt)
知人が観てるってんで、終演に合わせてオレンジへ。最後の曲だけ聞いたけど、中村一義、声ちっちゃ。ただでさえ歌詞が聞き取りづらいのに。しかも歌下手。軽く失望。観るんじゃなかった。知人には会えず、大量の人がハけるのを待って、グリーンの拠点に戻ることに。

◆移動
ヘブンでやってた、CHRIS MURRAY COMBOいい感じ。ジプシー・アヴァロンでやってたSKA CUBANOもいい感じ。でも素通り。今思えば、もったいないことをしたとちょっと後悔。でも、そのときは雨がひどくて、早く拠点に戻りたかったんだよね。まあ、戻ったところで雨なんだけど。

◆中華そば(ところ天国)
途中で飯を食うことに。カッパ着て立ったまま、中華そばをかっこむ。ホワイト・ステージから聞こえてくるサンボマスターのMCに、「うざい」「暑苦しい」「何かムカつく」と言いたい放題。おしっこしたくなって、トイレへ。

◆東京スカパラダイスオーケストラ(Green Stage)
トイレでもたもたしてる間に、もう始まってた。それにしても、今年のテント・タープ禁止は正解じゃないかな? グリーン・ステージ後方の芝の上で観ていても、充分楽しめる。なのになのに、今度はうんこがしたくなってまたしてもトイレへ。カッパ着てるから、時間かかるんだよ。結局、シートに戻ったときにはラストの曲。アンコールでは、「雨に濡れても」をやってた。ニクイなあ。スカパラは、やっぱフェス向きだね。半分以上、トイレで見逃したけど。

◆Asian Dub Foundation(Green Stage)
シートの側の芝生で、そのままエイジアン・ダブを観ることに。ノリがよくって、ついつい踊りたくなる。普段俺が聴く音楽とはちっと違うんだけど、唾が飛んできそうなラップがカッコいい。ついでに、調子に乗ってビールも飲む。それにしても、この人たち、2年前のフジに比べて日本語巧くなってんじゃない? んで、終わる頃には、雨が止んでた。

◆Beck(Green Stage)
さらにそのまま、シートのそばでベック。でもやっぱ、ちょっくら前に行くか、ってんでステージの近くへ。すんごい人の数。これが、過去最高の動員数ってやつか…。変なピタッとしたTシャツのおっさんが、ステージ上で踊り、客を煽る。それと対照的に、ベックくんはクール。っつうか、すっトボケ? 「デビルズ・ヘアカット」や「セックス・ロウ」「ルーザー」なんかの代表曲もやるけど、全体的にこじんまりしたステージ。食器の音をリズム隊にした演奏には驚いた。やっぱすっトボケてるなあ。そんなことを思ってたら、コンタクトレンズを片方落とした。夜だし雨だし泥だし、諦める。つうか、きっと自分で踏んづけてる。

◆Fatboy Slim(Green Stage)
がちゃ目の不自由さと雨の疲れで、何だか移動するのが面倒。なので、ダイナソーもマーキュリー・レヴも諦めて、シートに留まりファットボーイ・スリムを観ることに。このステージ限定の特性メガネをかけてみると、光を見るとニコちゃんマークが浮かんで見える…。まあ、思ってたよりたいしたこたあないね。ステージが始まり、客席がスクリーンに映し出されると、みんなそのメガネをかけている。人数分のニコちゃんを合わせると、いったいいくつになるんだろう? 止んでた雨もまた降り出して、さらには、ステージの音と照明に負けないすさまじい雷。光の中に、一瞬、芝生が浮かび上がる。やべえ、血が騒ぐ。落ちるとしたらあの櫓のあたりかなあ、あのメガネで見たらどんな風に見えるのかなあ、などなど。でも結局、土砂降りに負けて、ライブ半ばで帰ることに。

◆豚汁&ごはん(The Palace Of Wonder)
飯食おうってことになって、パレス・オブ・ワンダーに豚汁があったことを思い出す。冷えてるし、雨もまた降ってきたしってことで、ちょうどいいんじゃない? 豚汁、うめー。どんぶりものじゃない米の飯が食えたのもうれしくて、大満足。

雨だとやっぱいろいろおっくうになるね。あと、あんまり拠点から離れたくなくなる。結局この日、まともに観たステージはエイジアン・ダブとベックのみというていたらく。後から思えば、あれもこれも観ればよかったと思うんだけど、まあしゃあない。
帰りのシャトルバスは前日と比べるとかなりスムーズ。たぶん、配車をいろいろ工夫してるんでしょう。こーゆー対応はうれしい。この日はゆっくり風呂につかって、バンテリンを塗りまくって2時半くらいに寝た。

05.7.31 3日目 夜通り雨
9時起床、飯を食わずに宿を出て、11時には会場入り。疲れも取れたし、天気もよさげ。うん、悪くない。今日こそは動くど。

◆アボガドとツナと卵のかかった丼(World Restrant)
これ、ハワイ料理だったかな? 思いのほかおいしい。林の中に座って食ったんだけど、こーゆーことができるのも晴れてるから。うーん、いい朝だ。ビールで乾杯し、フランス風クレープとケーキを買って、友人が作ってくれているはずの拠点へ向かう。

◆シート(Green Stage後方)
ケーキを分け合って食べる。カスタード味だけど適度な甘さと不思議な食感がナイス。クレープはまたしても甘すぎた。再度ビールで乾杯。さあて、天気もいいし、ちょっとぶらっとしますか?

◆川(ところ天国)
雨の間は入れなかった川だけど、今日こそは! しばらく川で遊ぶ。ここ時点でまだ何のライブも観てないけど、それもまたよし。100sで会えなかった知人と合流。フィッシュマンズTシャツ着てた。「それ、俺にくれ」…とは言えず、もじもじと話す。

◆The Go! Team(White Stage)
トイレに行ってたら、始まったのがゴー・チーム。このバンド知らなかったけど、女の子ボーカルで、野蛮キュートな感じが愛らしい。「ゴー・ゴー・ゴー!」「チーム・チーム・チーム!」って客とのコール&レスポンスも、まんまじゃんってツッコミ入れたくなるかわいらしさ。でも、最初の数曲を聴いて、ボノボのためにヘブンへ移動。

◆bonobos(Field of Heaven)
で、待ってましたのボノボ。いやあ気持ちいい。至福のときだ。『Erectolylic』以降の曲を中心に、ヌケのいい演奏。リズムが体中に染みわり、タオルで汗を拭いつつ踊る踊る。アッパーな「愛してるぜ」も、たゆたうような「Floating」も、いい感じに会場が揺れている。何より、メンバーがみな楽しそうなのがいいね。こっちも楽しくなるじゃんか。つくづく、ステージと客との距離が近いバンドだなあと。つまりは、偉そうなところがないの。はしゃぐ葵くんを見てると、笑みがこぼれる。青空に、誰かがシャボン玉を飛ばしてる。と思ったら、知り合いだった。そんなこともアハハと笑えて、ラストはあのドンドンタッのリズム。そう、超名曲「Thank You For The Music」! フライ・アップ、空を仰いでちょっとうるっときた。

◆SOUL FLOWER UNION(White Stage)
ボノボ終了後、ソッコーでホワイト・ステージへ。ソウルフラワーはもう始まってて、ホワイトに着いたら、あっという間にそのノリに巻き込まれる。すんごい楽しくて、これまた踊り狂う。中川敬ってもっとゴリゴリしたメッセージを押し出す人かと思ってたけど、この人にとっての革命は踊りや歌なのね。チンドンからアイリッシュまで、国境を越えた祭アナーキズム。「夢は神頼みより安上がり!」って叫んでた。それにしても、「満月の夕べ」、いい曲だとは思ってたけどこんなに踊れるとは。「アイヤイヤサッサー」の掛け声から間奏に入るところで、不覚にも涙が。またか、今日は泣き笑いばっかだ。ラストは、「インターナショナル」。

◆川(ところ天国)
ひとりでしばし川遊び。子供が「冷てー」って言いながら、川に入ったり出たりをくり返してる。ホント、晴れてうれしい。

◆移動
ボードウォークを通って、グリーンステージへ向かう。これ実は、遠回りなんじゃないかな? 林の中を抜けるただの山道。前を歩いているグループがボノボのステージの感想を熱く語っている。仲間に入りたいけど、勇気が出ず。

◆くるり(Green Stage)
シートに座って観る。いきなり1曲目に「WORLD'S END SUPERNOVA」。だけど、アレンジが変わってて、全然踊れない。岸田も意地が悪いなあ。くるりは、フジに出るたんびにだんだんでかいステージへステップアップしてったそうだ。岸田曰く「すごく楽しいです。バンドやってる人は、みんなフジに出るといいよ」って、聞きようによっては、すごい成り上がり発言。「ばらの花」も「東京」もやったけど、全体的に淡泊なステージ。スカしちゃってさあ。メガネはどうした?

◆スープカリー(OASIS)
ここで、飯。またカレーかよって感じだけど、スープカリーってものを初めて食った。美味。ビールもぐいぐい。

◆The Beach Boys(Green Stage)
腐っても鯛、ブライアンがいなくてもビーチボーイズ。ペラペラのアロハで、ペラペラしたギターリフ。メンバーが次々にボーカルを取り、まるでヒットメドレー。懐メロ大会とも言えるけど、エバーグリーンなんだからいいじゃないか。「サーフィン・サファリ」「カリフォルニア・ガール」…、ああ「素敵じゃないか」。「グーグーグッバイブレーション」に「バーバーバーバーバラアン」。芝生のあちこちで、みんな楽しそうに踊ってる。モンキーダンス率、高し。俺も、最初はシートの上で踊ってたんだけど、「ココモ」あたりで我慢できなくって、ステージ前まで走っていく。アンコールは、「サーフィンUSA」。みんな待ってましたとばかりに、大はしゃぎ。で、「サマータイム・ブルース」、そして「ファン・ファン・ファン」。楽し楽し楽しいで、天国のハーモニーに昇天。

◆トイレ(入り口ゲード付近)
ビーチボーイズ後トイレに直行。しかし、その列のトイレ、5つのうち4つが使用禁止になってるっぽくて、えらく並ぶはめに。ひたすらうんこを我慢する。レッド・マーキーのステージからロイクソップが聞こえてくる。俺は糞ップ。

◆Moby(Green Stage)
観るともなしに観ていたら、雨が降ってきた。結局、3日間雨が降ったことになる。モービーは、あんまり印象に残ってないや。

◆移動
合羽を着たまま、ボードウォークを通りヘブンへ。雨の中、メール打ってたら、携帯電話のジョグダイヤルが反応しなくなる。今から、俺は連絡取れない男になるぜ。

◆Soulive(Field of Heaven)
通りかかったので観てみようと。ジャムバンドってことで、どんなもんだろと思ってたんだけど、ハードロック寄りなギターが、あんまり好みじゃなかった。しかし、夜のフィールド・オブ・ヘブンはいい。ミラーボールの光が揺れてて、まるで地面が揺れているみたいな錯覚に陥る。

◆Los Lobos/タイラーメン(Orange Court)
タイラーメンで腹ごしらえして、モスコミュールをごくごく飲む。ビールって気分じゃないね、もはや。んで、ロス・ロボス登場。うわー、ステージの8割がデブ。ずっしりとしたグルーヴがめっちゃかっこいい。そうそう、こーゆーブルース寄りのギターが好きなんだよ、俺は。夜のオレンジコートは、火がチロチロ燃えてて怪しげ。ぬかるみを避けながら踊ってるうちに、どんどんテンションがあがっていく。ソリッドなロックンロールに哀愁のチカーノメロディ。でも、じめっとしないのな。情熱的でクール。荒々しくてロマンチック。調子に乗ってスクリュードライバーでおかわり。最後まで観たかったけど、プライマルに備えて、グリーンステージへ戻ることに。

◆移動
もう、夜のオレンジやヘブンのあたりをうろついてるだけで、血が騒ぐね。ところ天国のあたりも、たまらんね。ホワイト・ステージでは、Sigur Rosが演奏中。これまた気持ちよさそう。

◆PRIMAL SCREAM(Green Stage)
ステージ後方のシートのあたりで観てたけど、相変わらずのプライマル。バラードなんてやりゃあしない。全曲、休む間のないハイテンションチューン。まあ、2年前のフジのステージと変わんねえじゃんとは思うけど、カッコイイから許す。ラストは「Movin'on Up」。やっぱ、これ、名曲。

まるまる一日、堪能した。川にも入ったし、夜の雰囲気もよかった。帰り道も興奮覚めやらず。
宿に戻って、さらにビール飲んでしばし語り合ったりなんかして、3時半頃に寝る。

05.8.1 帰る日 降られず
駅近くの温泉で3日間の疲れを流す。これ、毎年恒例。んで、フジの余韻にひたりつつ休憩室でまったり。これも恒例。
昼飯は海鮮料理屋。生牡蛎のでかさに驚く。うまかった。よし、来年もまたここで牡蛎食おうぜー。なあに、あと364日もすれば、また来れるんだし。


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