第3号

第2回総会のご案内

   1 日  時 平成10年2月28日(土)午後1時30分〜4時
   2 会  場 京都大学医学部「臨床第1講堂」(京都市左京区聖護院川原町54)
   3 次  第 あいさつ(古庄巻史京都大学医学部教授 京都府小児保健研究会会長)
          京都府子どもの虐待防止研究会総会
          記念講演
           「法医学と子どもの虐待」(仮題)講師:反町 吉秀 氏(京都府立医科大学)
           「子どもの虐待と法律」(仮題) 講師:石田 文三 氏(大阪弁護士会)
          フォーラム  「子どもたちを虐待から守るために」
   4      参加費 500円
   5 問合せ  京都府児童保健福祉課母子保健係  TEL (075)414-4727 FAX (075)414-4586


例 会 報 告

 昨年秋、京都の南北2カ所で、事例報告を中心とした第1回例会が開かれました。以下にその概要を報告しています。実際の事例ですので、取り扱いに留意して下さい。

第1回南部例会報告

       日  時 平成9年9月13日(土) PM.1:30 - 4:00
       会  場 京都市健康増進センター内 ヘルスピアホール
            京都市南区西九条南田町1−2 075-311-5311
       事例報告 濱頭 直子氏(京都市西京保健所洛西支所)
            柴田 長生氏(京都府京都児童相談所)
       コメンテーター  金本由利恵氏(京都市環境保健局)
       参加者     62名

 <事例1>5歳女児(母2*歳 継父2*歳) 重症度:軽度
 幼種園長から児童相談所に「くり返す外傷 両親を怖がり集団に馴染みにくい」との相談があり、保健所に問い合わせがあった…(ウェブ上にては、以下省略)。

 幼稚園は日常の健康状態の把握をし、保健所保健婦が家庭訪問や他子の健診の場で、育児援助とこの子の安全確認を行った。担当保健婦との対話の中で、母親との信頼関係が築かれ、両親共に育児態度が好転した…。

 <事例2>1歳女児(父3*歳、母3*歳)  重症度:重度

 小児科医から、「発熱を主訴に救急室を受診した子が、体重増加不良、発育の遅れあり。適切な養育を受けていず、虐待の疑いがある。保健所の今までの関わりは?」との連絡があった…。  …保健婦が継続訪問するが、家族の受け入れが悪く、対応困難であった…。…緊急入院…。

 <事例3>5歳男児(父2*歳、母2*歳)  重症度:軽度

 「可愛くない、叩いてしまう。弟は可愛い。夫は忙しくて帰宅が遅い。殺してしまわないか心配…」との電話相談があった…。母も子育て支援の中で自己に自信を持ち始める。親子関係も落ち着き…。

第1回北部例会報告

       日  時 平成9年9月20日(土) PM. 1:30 - 4:30
       会  場 京都府立中丹勤労者福祉会館 第10会議室
            福知山市昭和新町105   0773-23-2216
       事例報告 立道邦子氏(京都府福知山児童相談所)
            鎌田得宏氏(京都府福知山児童相談所)
       コメンテーター  松村淳子氏(京都府宇治保健所)
       参加者    45名

 昨年3月に行われた総会を受け、京都市以北を中心に、病院より通告を受け親権喪失申し立てにまで至った事例を通して、虐待に対する認識、対応の仕方、関係機関との連携の重要性などを、より具体的に学んでいく例会を行いました。
 初めて開催する北部例会ですが、京都府福知山児童相談所の協力を得、参加者は保母、民生児童委員、市町・保健所保健婦、相談員等計45名で、盛んな意見交換がされました。

事  例

 5歳女児。義父による身体的虐待から…、医療機関への一時保護委託の後、施設に入所する…。

  第1期 虐待通告・緊急保護の時期
  第2期 施設入所期
  第3期 在宅援助実施期
  第4期 状況緊迫期

 …関係機関連携を行いながらも、度重なる虐待が行われた事例を通して、関係機関の役割分担、ネットワークの重要性などを学んだ。


寄  稿

紹介します きょうとCAP

 こんにちわ、きょうとCAP(キャップ)です。
 CAPは、 Child Assault Prevention の略称で、子どもへの暴力を防止するために活動しています。全国各地に40ほどのグループがあり、京都では」昨年5月に旗揚げし、現在10人で活動中です。

 CAPは、子どもたち自身が「いじめ」「見知らぬ大人からの誘拐」「性的虐待」といった暴力から身を守るためのワ一クショップ(参加型の学習)を行います。これは1978年に米国で開発され、日本には1985年、当時米国でCAPの活動をしていた森田ゆりさんによって紹介され、1995年から本格的なワークショップが実施されるようになりました。  基本的人権(=どんな人でも生まれ持っている権利。これを安心・自信・自由ということばで表現します。)を子どもたちにも伝えながら、人権を侵す暴力に対して、どうすればいいかを子どもたちと話し合ったり、具体的な場面を想定したロールプレイですすめていきます。そして、子どもたちの安心・自信・自由の権利がおぴやかされたときには、「NO(=嫌と言う)」「GO(=その場を離れる)」「TELL(=誰かに相談する)」のどれかの行動を実践しようと伝えます。

 子どもたちのケアや今後の防止のためには大人の協力が不可欠ですので、大人の方にもワークショップを行っています。最近は、小学校PTAの依頼で、大人ワークショップを実施することが多くなりました。また関西でも、子どもワークショップを実施する小学校が増えつつあります。京都では、ほかにも公共施設などで定期的に大人ワークショップを開催したり、学校がお休みの時には子どもワークショップも開催しています。

 3月には、森田ゆりさんの講演会「子どもの内なる力〜子どもへの暴力に対処する〜」を実施します。森田さんは、米国ではCAPの活動をはじめ、アメリカインディアンの運動に携わったり、カリフォルニア大学でアファーマティプ・アクション(差別是正)アナリストとして活躍され、昨春21年ぶりに帰国されました。

    日  時 3月7日(土) 14時〜16時
    場  所 ウィングス京都(京都市総合女性センター)イベントホール
    費  用 前売り券800円、当日券1200円
         興味のある方は、ぜひご参如ください。
    きょうとCAP連絡先 TEL 075(723)1050 FAX 075(723)8331 いずれも麻田まで


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