韓国の地震関連情報


◎韓国気象庁(Korea Meteorological Administration)
震度階は、2000年末までは気象庁震度階(1949)に準ずる。2001年からは改正メルカリ震度階を用いている。研究者は、2000年以前からも改正メルカリ震度階を用いており、論文などでも改正メルカリ震度階が使われていた。

◎韓国資源研究院(KIGAM)地震研究センター(KERC)(注意!ハングル)


◎ 朝鮮民主主義人民共和国には、朝鮮地震研究所があり、1960年から地震計による観測を開始し、全国に地震観測点を展開しているほか、平壌周辺にはテレメータ観測網がある。詳細は不明。


「主な地震」
数字の位置は、震源位置を示し、番号は下記の説明に対応(KMAは韓国気象庁)。

0)1952年03月19日、平安南道(Pyongannam-do)、M6.5(上地図に番号未記入)。
1)1936年07月04日、慶尚南道(Kyongsangnam-do)、智異山(Chirisan)雙*寺(Ssanggyesa)地震(*は、石偏に奚)。M6.5(?)、Mj5.3、Mw5.1(5x10e23dyne・cm)、最大震度(JMA)5。負傷者4名、家屋全壊3戸,半壊10戸。

2)1978年10月07日、忠清南道(Ch'ungch'ongnam-do)、洪城(Hongsung)地震、最大震度KMAX、MM8、M5(KMA)orM4.9。

3)1980年01月08日、平安北道(Pyonganbuk-do)、大館(Taekwan)地震、M5.6、Ms4.8、最大震度MM7。米国地質調査所はmb5。

4)1982年02月14日、黄海道(Hwanghae-do)、安岳(Anak)地震、M5.6、Ms4.9、最大震度MM7。米国地質調査所はmb5.1、ハーバード大学のMw5.0。

5)1996年12月13日、江原道(Kangweon-do)、寧越(Yeongweol)地震、最大震度MM7。KMAではM4.5、JMAではMV5.6、米国地質調査所はmb4.8。

6)2004年05月29日、東海岸沖、KMAではM5.2、JMAではMV5.1、米国地質調査所はmb5.3。
7)2007年01月20日、江原道(Kangweon-do)、KMAではM4.8、KIGAMはML4.9、mb4.3、Mw4.6(上地図に番号未記入)。
8)2016年07月05日、東海岸南東沖、KMAではM5.0、気象庁M4.9(対馬で震度2)、米国地質調査所はmb4.8(上地図に番号未記入)。



最近の韓国気象庁震源カタログによる震央分布図。 1986年から2016年7月5日21時30分まで。 この期間でM最大の地震は、東海岸沖で2004年におきたM5.2の地震。 今回の地震(7月5日)は、その南側で起きたM5.0。


1907年から1935年までの朝鮮半島の有感地震震源分布。二重赤丸が「広区域地震」、赤点が、「局発地震」(「朝鮮気象三十年報」より)。



・韓国東岸の雪岳山(Soraksan)にある可動巨岩。
  
  1681年注文津(Chumunjin)近海地震(M7〜7.25)で山頂付近から崖の上へ落下して来た。何度も繰り返し押すと揺れるようになる。


「関連文献」
・石川有三,1997,韓国気象庁の震源カタログによる震央分布図,地震学会ニュースレター,Vol.8,No.6,12.
・石川有三・高橋道夫・石原和彦,2002,韓国気象局地震観測データを用いた気象庁震源の改善と評価,験震時報,65,154-157.
・石川有三・秋教昇,2004,日本と韓国の両国で有感になった地震について,験震時報,68,37-46.
・石川有三,2005,福岡県西方沖の地震の韓国を含めた震度分布,日本地震学会ニュースレター
・Kim, Sang Jo,1980, Study on earthquakes of Korea based on the local data of 1926-1943, Jour. Kor. Inst. Mining Geol,13,No.1,1-19.
・Korea Meteorological Administration,2001,Earthquake Observation Report 1978-2000,166pp.
・Korea Meteorological Administration,1992,Seismological Bulletin of Korea, 1978-92,112pp.
・朝鮮総督府観測所,地震年報:昭和8年〜14年.
・朝鮮地震研究所編,1984,朝鮮地震目録(公元2-1983年),(李裕K訳,1986,地震出版社,69pp:中国語)
・ 同上(改訂版),1987,朝鮮地震目録(公元27-1985年),(李裕K訳,2001,「朝鮮・韓国地震目録」,地震出版社,98pp:中国語)
・Myung-Soon Jun, Jeong-Soo Jeon, & Yuzo Ishikawa,1997,Analysis of early instrumental earthquake data in Korea (1905-1942), Proceeding,p49,Earthquake Engineering Society of Korea,1997,March 29.
・隼田公地,1940,智異山南麓雙*寺強震報告(*は石偏に奚),朝鮮総督府観測所彙報,No.1,145-157.
・和田雄治,1912,朝鮮古今地震考,朝鮮総督府観測所学術報文,2,16-135+年表30.


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