第3章

「ハイドラクティブ2ってなに?」



ハイドラクティブ2ってなに?

ハイドラクティブ2の機能は主に2つ。 サスペンションのばねレートと減衰力を2段切替えすること。 もう一つ、左右の関連を切断し、ロール剛性を切り替えることです。(良く分からん?)

目的は、走行状態を適宜判断して、「乗り心地モード:ソフト」と「スタビリティー重視モード:ハード」を(ECUによって自動的に)切り替える為、という事です。

  1. ソフトモードでは、基本的にハイドロニューマティックと同じ事を行っています。(SXより柔らかい設定。)
  2. ハードモードでは、ばねと減衰力のバランスを保ったまま揺れを小さくします。(SXより固い設定。)
  3. ハードモードの特徴として、コーナーかどうかを油圧的に検出してロール方向の剛性をあげます。

(乗っていて感じるのは、固い柔らかい以上に 3.に色濃く出ているように感じます。)

以上の事から、乗り心地と操縦性のバランス設定を2個持ち、それを走行条件によって使い分ける事で、より広い範囲の「ハイドロらしさ」を追求したかったという事が判ります。

ただし、ハイドラクティブ2が「ハード」に入りやすいプログラムのせいなのか、人間が柔らかさを感じるシチュエーションが、車体の傾きを伴う時なのかは良く分からないのですが、「SXの方が柔らかく感じる」という話しも聞きます。興味深いところです。(切替えないほうが、自然な動きをするのかなあ、と思ったりもしています。誰かSX乗せてください!)

これは推測なのですが、シトロエンは「柔らかく感じる」ことより、「揺れない、傾かない」ことを目標としているのではないか、と思うときがあります。「乗り心地」という人間工学的な追求ではなく、「フラットに保つ(上下の動きを緩慢にする)為、ばねを柔らかくする。」という風に。外部入力によらずいつもフラットなら、確かに乗り心地も良いと言えるのですが、たまにユーザーの望むところとメーカーの意図にずれを感じるとときが有ります。あなたはどう思います?

ロール剛性アップの原理について簡単に..

ハイドロはコーナリング時のロール剛性を、スタビライザーの曲げ剛性のみに頼っています。(この構造の為、ハイドロは柔らかい割にロールはしっかりしている、という特徴を持っているように思います。)それを補助する構造として、ハイドラクティブ2の「ハード時」では、スフェアの左右に差圧が発生すると「振り子状のストップバルブ」の機能により、LHMの行き来を切断します。

  
どういう条件でハードモードなるの?


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