「検討結果一覧」

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計算のために使用した諸元一覧

車重:Wt

1380Kgf (F:871,R:509)

メインアキューム調圧上限値

170Kgf/cm^2

サスペンションシリンダー径

F:φ24, R:φ35

同 下限値

145Kgf/cm^2

HPポンプ吐出量

3.3cc/rev

セキュリティーバルブ正常圧力範囲(警告消灯)

80Kgf/cm^2(〜100Kgf/cm^2)以上

HPポンプ駆動レシオ

0.9 (DR:φ130.2,DN:φ144.7)

サスアームレバーレシオ(実測概算値)

F:*1.00、R:*3.32

アキューム系諸元

容積

初期セット圧

オリフィス径

フロント

450cc

45Kgf/cm^2

0.6

Fアディショナル

450cc

75Kgf/cm^2

1.1

リア

400cc

30Kgf/cm^2

0.5

Rアディショナル

400cc

50Kgf/cm^2

1.1

メインアキューム

400cc

62Kgf/cm^2

-

比較車ばねレート(F, f=1.1hz)

2.12kgf/cm^2

比較車ばねレート(R, f=1.1hz)

1.23kgf/cm^2

等温変化ポリトロープ指数

1.00

断熱変化ポリトロープ指数

1.41

★1.メインアキューム内のLHM量は?

PV=一定 より

62K*400cc=170K*V'ma(ガス容量)

V'ma=146cc

Vma=400-146= 254cc ...【1】

 

 

★2.フロントサス スフェア内の圧力は?

F車重: 871Kgf なので、片輪には 871/2=436Kgf

サスシリンダー上の荷重に直すと、 436*1.00=436Kgf

Fサス断面積は、 4.52cm^2

∴Pfs=1050/12.6= 96.5Kgf/cm^2 ...【2】

※サスの軌跡変化でシリンダーに加わる荷重が変化するので実際のところは計ってみないと判りません。

 

★3.フロントサス スフェア内のLHM量は?

 

PV=一定、【2】 より

45K*450cc=83.2K*V'fs(ガス容量)

V'fs=210cc

Vfs=400-210= 240cc ...【3】

 

★4.リアサス スフェア内圧力は?

【2】と同様に、Prs= 87.9Kgf/cm^2 ...【4】

※サスの軌跡変化でシリンダーに加わる荷重が変化するので実際のところは計ってみないと判りません。

 

★5.リアサス スフェア内のLHM量は?

【3】と同様に、Vrs= 264cc ...【5】

 

★6.アディショナル スフェア内のLHM量は?

フロントアディショナルについて、P=96.5kgf/cm^2なので、

【3】と同様に、Vfad= 100cc ...【6】

リアアディショナルについて、P=87.9kgf/cm^2なので、

【3】と同様に、Vrad= 172cc ...【7】

 

 

★7.ハイドロシステムが待機状態になるまでにチャージされる全LHM量は?

ブレーキスフェア内LHMを200ccと仮定すると、スフェア内にチャージされる全LHMは、

【2】+【3】*2+【5】*2+【6】+【7】+200

Vsf=1734cc ...【8】

サスの伸び分のLHM消費量は、車高上昇を16cmとすると、

F: 4.52CM^2*(16/1.00)=72.3cc ...【9】

R:9.62CM^2*(16/3.32)=46.4cc ...【10】

∴ (【7】+【8】)*2 は、237cc ...【11】

【6】+【9】より、待機状態までの全LHM量

1971cc ...【12】

 

★7.最低車高から車高までの間ににチャージされるLHMの量は?

車高が上がりきるまでにチャージされるLHMの量は、メインアキュームがサスの圧力と同じ(約90K)になったところまでの供給流量なので、メインアキュームのLHM量は254ccではなく、111ccとなる。 【12】より、

1971-(254-111)=1828cc ...【13】

 

★8.HPポンプの理論吐出量は?

アイドル回転数を800rpmとすると、ポンプ減速比は0.9なので、

3.3cc/REV*800*0.9= 2380cc/min ...【14】

1分間に2L/MINとは...6秒でコップいっぱいくらいの流れですね。(ちょろちょろって感じかしら。)

理論吐出量とは、はあくまで圧力のかかっていないときの理論値で実際には圧力に応じた容積効率分の性能ダウンがある。

建機の汎用ポンプに比べて、非常に小さいポンプであり、高回転対応、ノイズが小さいことなどから、あまり効率は良くない事が予測される。

 

★9.理論的な車高アップ時間は?

【13】/【14】より、0.77min ...【15】

 

★10.高圧ポンプの容積効率は?

(こいつは仮定の積み重ねのうえの結果です。かなりの誤差を含みます。)

車高上昇時間の実測値を90secとすると、

【15】/90= 52.0% ...【14】

以上は圧力0〜90Kの範囲(0からサスが伸びきるまで)の容積効率であり、170Kで調圧されているときの容積効率はもっと低いと考えられる。

本当かな?BXより大分悪いみたい。

 

★11.HPポンプによる動力損失について。

170K時の容積効率を50%と仮定すると、

アイドル時

170K、【12】より、0.9ps 効率を考慮すると 0.45ps

100km/h時(2700RPM、8.02l/min)

3.03ps 効率を考慮すると 1.51ps

最高出力時(5700RPM、16.9l/min)

6.38PS 効率を考慮すると 3.19ps

ただし、ポンプを駆動するためのメカロス(軸受け等が高圧に耐えるためなどのフリクション)が上乗せされる。(? 0.5psくらいはあるのかしら?)

エアコンのコンプレッサーよりは小さいパワーロスだと思います。

以上のすべての損失は、高圧ポンプがメインアキュームに接続されているときのみ損失として計上せされるが、通常時(リリーフされているとき)はこれよりかなり小さいと考えられる。

 

★12.ブレーキパッドが摩耗した場合、どのくらいのLHMをもちだされるか?

F:20.6cc/1個

R:25.5cc/1個

摩耗の主体はフロント、フロントがすべて摩耗したと仮定したばあい、約50ccタンクから持ち出され、リターンしない。

 

★13.全スフェアの初期圧が10%劣化して下がった場合、消費されるLHM量は?

【8】*10%= 173cc

リターンせず消えてしまったように見えるLHMの大半はメインアキュームを始めとする、各アキュームレータの初期圧ダウンによるものと考えられる。ただし、それ以外の不明な消費も見受けられるようだ。


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