第3章

「ストラットのなかの特徴的構造3」



比較:BXの構造

BXの半分分解した状態です。構成パーツ数はXMの2倍以上あります。

  • 一番下がシリンダーで、BXはここが上下します。中にピストンが入り、摺動面には樹脂のシール材があります。絵では、外筒の中を上下するため、ガイドの白い樹脂、固定のナット、伸びた時あたるストップラバーが見えます。
  • 2段目がピストン。外筒に押し付けられています。ゴムや樹脂、金属の輪が見えますがこれは底付き防止のストップラバーです。
  • 3段目はピストンと外筒の間で突っ張り合う「つっかい棒」です。これでピストンの自由度を確保しています。
  • その右がTOPベアリング。ネジになっておりここだけ交換できるそうです。

↑ 右が上下するシリンダー。白い部分は外筒のなかで摺動するガイド。シール機能はない。

良く見ると、中にTOPベアリングと似た構造の摺動材が見えます。 ↓

↑ 一番左が「つっかい棒」。やじろべえのように動きます。面白い構造です。 ↓

構造説明

左図のように高圧はシリンダーの中に閉じ込められており、上下をガイドするのは別の部分が担っています。

XMはTOPベアリングのところで洩れた分がリークバックするのですが、BXは図の所が洩れてリークバックします。

そのため、ガイドのある近辺は油圧は存在せず、TOPベアリング部も跳ねかけ程度しか潤滑されません。

ちなみに高圧の入っている部分の径がXMのピストンシャフトと同じになっています。

BXのTOPベアリング部。銅系合金の上にテフロン樹脂層を貼り付けた摺動材が見えます。またその上下にはLHMをいつも保持する為のフェルトの輪があります。

この摺動材は油の少ないところにも使えるものです。


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