STEP 1 - セリフを口になじませる

さあ、いよいよ練習スタートです!

字幕を見ても「その通りに聞こえない」セリフ

普通は、英語字幕を見て聞き直せば、その通りに聞こえてしまうこともありますよね。この STEP 1 のトレーニングでは、「それでも、その通りに聞こえない」セリフを使用します。長めのセリフのほうが、効果を実感しやすいですよ。

セリフを口になじませる

その字幕を、口に出して読み上げます。お手本(DVDの音声)はあまり気にせず、自分なりの発音で。

どうですか? 途中でつっかえてしまい、スムーズに言えなかったのではありませんか? もしそうだったら、ラッキーです。それが、このセリフを聞き取れなかった大きな原因ですから。それなら、やることは1つですね!

そのセリフが、つっかえずに言えるようになるまで練習する。

----と、私が言うのは簡単、実際にやってみるとなかなか難しいでしょう? そのセリフの意味がはっきり理解できない場合は、通して読むこと自体が難しいですから、いちど日本語字幕/吹替え音声で確認してください。格段に言いやすくなります。

1つのセリフに、30分、1時間とかかったっていいんです。気長に取り組んでください。ときどきお手本の声を聞いてみると、励みになりますよ(^−^)。

ところで、「つっかえずに言う」ことが簡単すぎる人は、このトレーニングを続けることは無理、というより苦痛ですよね。(無理して、回数を設定してやらないこと!)。 そんな方は、次のオプションの動きを使ってください。

OPTION 1 「カッコよく」発音してみる

ただスムーズに言えるだけでなく、「カッコよく」発音してみます。英語の発音は下手でかまいません。あくまで自分基準で「カッコいい」と思えるまで練習します。

OPTION 2 張りのある声で「カッコよく」発音してみる

OPTION 1 の練習は、もしまわりの環境が許すなら、態度も堂々として、張りのある声でやると、かなりラクにやることができます。

さらに、DVDで相手役のパートをときどき再生しながらやると、もっとラクに練習できますよ(^−^)。英語は言葉ですから、その人に語りかけている気分がえられるだけで、発することが自然にラクになるのです。



「自分基準でカッコいい」

ハタから見て、発音が変だっていいんです。しかし、自分では「カッコいい」。あくまでシリアスに。竹中直人さんが演じる男のように・・・。(OPTION 1, 2)


練習の目安

STEP 1 の練習の目安は、「つっかえずに言えるようになるまで」、「カッコいいと自分で思えるようになるまで」です。これを1つ1つのセリフごとにやっていきます。あまり簡単なのは、あなたにとってなんの練習にもなりませんから、オプションで難度を調整してください。

1日の練習時間は、30分〜1時間。それ以上やっても効果はあまり上がりません。その時間にセリフ1つ、多くても3つまでにとどめてください。

期間は、それぞれの「〜まで」が簡単になるまで続けます。1週間で出来る人もいるでしょう。でも、それよりずっと長くかかってもいいんですよ。STEP 1 をじっくりやった人は、次のステップがラクになります。

何をやっているのか 〜 この「じっくり」感は何なのか

STEP 1 は、次のステップで英語のリズムを本格的に身に付けていく下地を作るステップです。(OPTION 2 を選択した人は、自己流でかなりのリズム感を身に付けてしまうかもしれませんが。)

1つの英文と30分もの長時間を過ごすのは、不合理に思えるかもしれません。しかしこれは、言語習得の自然なプロセスを意図的に再現するものです。1つの文の意味を長時間かみしめ続ける、頭の中でころがし続ける、それを通してしか言語のリズムと生理感覚をつかむことは不可能です。忙しい現代人は、「もっと効率的な方法を」と思いがちですが、一度、この「じっくり感」、「なんのアテもない感覚」に浸ってみてください。それは、子供の頃(日本語を習得していた頃)に感じていたのと同じ感覚ですから。

【参  考】

STEP 1 で使用する「長めのセリフ」は、6語以上が目安。ただし、主語が2回出てくるような複雑な文(複文)は避けましょう。

海外ドラマのセリフ(1センテンス)の平均単語数は、ドラマにもよりますが、約8語です。6語以上のセリフはすぐ見つかりますので、安心してくださいね。(なお、セリフを選ぶのは、この STEP 1 だけです。)