田中英語教室 レッスンプラン > 「英語 “通じる”度 診断」
「添削くん」と形はよく似ています。しかしこちらは、知識供給型のいわゆる“レッスン”ではなく、学習法コーチングの一環として行うものです。

この診断は、問題文の「簡単さ」に特徴があります。簡単=あまりに日常的で、英語で生活していたらすぐに使うだろう(これぐらい言えなくては困る!)と思える文を厳選してあります。問題後半の日本語でご確認ください。

簡単な内容とはいえ、多くの場合(英文のストックが行われていない生徒さんの場合)、たとえ文法・単語の“教科書型”知識が完璧でも、まったく通じないか、非常に不自然な英語になってしまいます。

さらに答合わせでは、正解の解説より、生徒さんの英語が「どう通じてないか」、「どう変えたら通じるか」の説明に重点を置き、通じる英語との距離感をハッキリつかんでもらいます。これにより、どうしてそういう英語が今まで身に付かなかったのか、学習方法の転換が必要ではないかという気持ちを持っていただく--そのような狙いのレッスンです。

これは学習法コーチングが難航した場合の最後の“説得”ツールです。(オンラインでは、当面実施する予定はありません。)

※このサンプルは、英会話上級者の生徒さんのものです。



英語 “通じる”度 診断


INSTRUCTION:
時間をかけず、あっさり答えてください。
今じっさいに外国人と会話しているつもりで、瞬間でぱっぱっと判断して、書いてみてくださいね。(時間は20〜30分)。

  ※ 辞書からは、ほとんどヒントがえられません!





問題文(クイズ: 穴埋め10問+英作文10問)


( )の中に単語を入れて下さい。
1The batteries are (  ).電池が切れてる。
2Get (  ) soon.早くよくなってね。
3(  ) my hand, so I don't get lost.迷子にならないよう、手つないでて。
4Hey! I'm not (  ) yet.ちょっと! まだ終わってないですよ(-"-)。
5I didn't (  ) you.あなただって気づかなかった。
6Are you (  ) make-up?お化粧してるの?
7He used to (  ) the record for most home runs.昔のホームラン記録保持者です。
8I'd like everything to (  ) the same.今のままがいいんです。
9So now you're all (  ) (  ) excuses.言い訳のたねが尽きたようだね。( ̄ー ̄)
10He was the best boss that anyone could (  ) (  ).望みうる最高の上司。
英語で言ってみてください。
11あなたの誕生日は?
12私は、一人っ子です。
13私は、夜型人間です。
14(出かけないで)家にいればよかった。
15それ、全部暗記してるの?
16その映画の舞台は、1980年代です。
17前、ピーナツて名前のハムスター飼ってたよ。
18インターネットのこと、分かります?
19筆記用具も持ってったほうがいいですかね?
20仕事って、お金を稼ぐだけじゃないよ。




診断結果 サンプル



佐藤 様
回答をお寄せくださってありがとうございました。

【総評】 佐藤さんは、英語で何というかはっきり知らない場合でも、
違う言い方に変えて、通じさせてしまうところが大変すばらしいですね。
外国の方との1対1のコミュニケーションで意志疎通に困ることは、あまりないでしょう。

これから、より深い話題で話したり、複数のコミュニケーションの場で
英語で意思を表明していくには、

  ●普通は、どのような表現をしているのか

ということに注意を向け、今おやりになっている映画や海外ドラマからの英文ストックを
お続けになってください。
その際に、“使える表現”の骨子だけをメモするような仕方でおぼえるのでなく、
文を丸ごとおぼえてしまうのがポイントですよ。



*******************************************************************


> ( )の中に単語を入れて下さい。
>
> 1. The batteries are ( empty ). 電池が切れてる。

答え dead
充電するタイプの電池では、empty と言うこともあります。

empty の反対は、charged または full。
"full" や "empty" は、充電器の表示から来ている言い方ではないかと思います。



> 2. Get ( better ) soon. 早くよくなってね。

答え well

Get better. / Get well (soon). ともに、よく言います。
get well の "well" はよくなった(快癒の)状態を表し、
"better" はその比較級、という関係です。

参考:「お見舞いカード」"get better" card または、"get well (soon)" card
http://www.etsy.com/view_listing.php?listing_id=6181054
https://www.stmarysregional.com/getwell.cgi



> 3. ( Take ) my hand, so I don't get lost.
> 迷子にならないよう、手つないでて。

答え hold
take my hand は、「手を取る」という感じですが・・・通じるでしょう(^−^)。
正解の hold my hand は、「手を握る」という意味です。



> 4. Hey! I'm not ( finish ) yet. ちょっと! まだ終わってないですよ(-"-)。

答え done または、finished
両方あります。使用頻度は、done 3 : finished 1



> 5. I didn't ( aware?? ) you. あなただって気づかなかった。

I wasn't aware of you.
I wasn't aware you were there.
なら、「あなたがいるって気づかなかった」という意味になりますね。(^−^)

ただし、aware は、口語としては少々カタイ言葉(「認識がある」という語感)で、
その意味なら、同じ「気づく」という意味の notice を使い、
I didn't notice you (there).
または、
I didn't know you were there.
というのが、普通の言い方になります。

答え recognize
人がいるのは気づいていたが、「あなただとは」気づかなかった、というのが問題文です。
(I didn't know it was you. という意味)

not recognize は、姿がいつもと(以前と)違うので、その人だと分からない、
という意味。recognize は難しい単語に見えますが、日常会話で普通に使われます。

例文
I didn't recognize you. Have you done something with your hair?
「髪型変えるかなんかした?」
I didn't recognize you. Is that your Halloween costume?
「ハロウィーンの衣装かな(^−^)」

肯定文の例文も1つ。

I recognized you immediately.「君だってすぐわかったよ(^−^)。」



> 6. Are you ( putting ) make-up? お化粧してるの?

あー・・・マルですね。(要説明)
putting make-up (on) は、「今、お化粧をしている最中」という状態を表します。

答え wearing
wearing a hat; wearing glasses 帽子やメガネと同じく、
化粧は「身に着ける物」の一種、というとらえ方です。

Are you wearing make-up?

注意! この英文は、現在進行形なので、「今、お化粧をしている最中」の意味
に見えますが、もう「お化粧“着用”済み」の状態での話です。
不思議な用法ですね。(wearing a hat; wearing glasses でも、同じように使います。)



> 7. He used to ( be ) the record for most home runs.
> 昔のホームラン記録保持者です。

答え hold
hold + record という結びつき。
佐藤さんの回答を少し変えて、be the record holder とすれば完全に通じますが、
日本語の直訳であり、英語ではまず誰も言わない表現になります。
このように、日本語では「名詞」にまとめるような場合に、
英語では「動詞」を使って表すことが多いですよ。



> 8. I'd like everything to ( just?be?... ) the same.
> 今のままがいいんです。

答え stay
be でも意味通じますね!



> 9. So now you're all ( used ) ( up ) excuses.
> 言い訳のたねが尽きたようだね。( ̄ー ̄)

答え out of
used up でも通じそうですね。
問題文が You've all... だったら、文法的にも正しくなっていました。
しかし、ここでは、より普通の言い方として、正解は out of にしておきます。

out of は、数や量のある物を使い切って→「なくなった」状態を表します。
out of の「尽きる」、「使い切る」という語感をしっかりすりこんでください。


out of gas (ガス欠)
We're running out of time.(もうすぐ時間切れ。もう時間がない。)
アクション映画によく出てきそうですね。日常会話でもよく使います。



> 10. He was the best boss that anyone could ( wish ) ( ?? ).
> 望みうる最高の上司。

答え ask for
その他、hope for; wish for; dream of などとも言います。ask for が、もっとも
普通の言い方。(ask for と、他の3つの使用頻度の差は、5:1程度。)



> 英語で言ってみてください。
>
> 11. あなたの誕生日は?
> When is your birthday?

マル(^−^)。



> 12. 私は、一人っ子です。
> I don't have any brother and sister.

答え I'm an only child.
これは決まった言い方です。
しかし、佐藤さんの答えは、意味をきちんと取ってパラフレーズ(言い換える)し
ているところがすばらしいですね。これで、100%、通じていますよ。
and でなく or だったら、文法的にも完璧でした。

I don't have any brothers or sisters.

brother"s" と、複数形で言うのが、より普通です。



> 13. 私は、夜型人間です。
> I always stay late.

これは、stay だとちょっと厳しいかな?
stay up (寝ないで起きている)とすべきでした。
up 自体に「起きている」という意味があります。

I always stay up late.

佐藤さんは、日本語から直訳しようとせず、
意味を展開して英語で説明する技術がすばらしいですね。
英会話スクールに通ってらっしゃるとのことですが、
これなら、ほとんど何の話でも自由にお出来になることでしょう。

答え I'm a night person.
このパターンは、いろいろ応用がききますよ。

I'm a cat person.
(ねこ派。犬とねこのどちらが好みか、というタイプ分けです。その反対は、dog person)

I'm a coffee person.(コーヒー党)

それから、朝から元気がいい人に、羨望を込めて次のように言ったりします。
You're a morning person, aren't you? これは、「朝から元気だねえ」という意味合い。
あ・・・この文句は、皮肉で言う場合もありますね!



> 14. (出かけないで)家にいればよかった。
> I wish I were at home.

これだと、「“今”家にいるならいいのに。」と、時制が一個ずれちゃってます。
正しくは、I wish I had been (at) home.
なお、at home の "at" は、付けない場合が多いです。

答え I should have stayed home.
I should have は、「〜すればよかった」という後悔をあらわす
もっとも普通の表現パターンです。
I wish でも、同じ内容を表せます。2つのパターンの違いは、

I wish (I had)は、「〜したらよかったのに・・・」と余いんを残し、
過去の行為がくつがえることを願うような気持ちが強い。
そのため、他人に対して遺憾の意を表明するときに使うことが多い
(「悪かったですね」という態度表明)のに対し、

I should have は、過去の行為に対する、より客観的な評価です。「〜すべきだった」。
I should have のほうがニュートラルな言い方で、
ひとりごととしてもよく使います。

参考

I wish you were here.「あなたがここにいればいいのに。」

というのは、観光地から絵ハガキを送るときの決まり文句。
これを、You should be here. とすると、「あなたは、ここに来るべき」
→「ここにおいでよ」という行動をうながす表現になってしまいます。
それに対して、I wish のほうは、「あなたがここに来ること」は不可能だと
分かって言っている、という違いがあります。



> 15. それ、全部暗記してるの?
> Are you learning all of them by heart?

つう・・・じるかな?? 進行形の所が難点ですね。

Do you learn all of them by heart?

とすれば、完全に通じます。
ところで、日本語で「暗記してる」とは、「暗記したので(過去に)、今おぼえてる」こと
を指す場合が多いですよね?

Did you learn all of them by heart?

答え Did you memorize all that?

learn by heart の代わりに、memorize を使っています。
learn by heart は、私もたしかに学校で習ったけれど、実際には聞いたことがありません。
memorize (記憶する)のような、なにかの術語のようなカタそうな言葉が、
しばしば日常語彙として広く使われています。

また、all of them を慣用として all that と言ってしまうことが、
日常会話ではよくあります。
all of them(数えられない名詞の場合は、all of that)のほうが“正しい”言い方
という印象があり、all that は、より口語的な表現です。合わせておぼえましょう。



> 16. その映画の舞台は、1980年代です。
> That movie was made at 1980.

佐藤さんの答え、めずらしく間違っている。。
それだと、「その映画は、1980年代に制作された。」になってしまっています。
ただし、「1980年代」は、正しくは、the 1980s と言います。

答え The movie takes place in the 1980s.
このように言います。ちょっと不思議な論理。ついていけますか?
The story ( of the movie) が主語、だととらえ直さないと分かりにくいですよね?

映画や物語の内容を説明するときは、現在形で話すのにも、注意。



> 17. 前、ピーナツて名前のハムスター飼ってたよ。
> I use to feed the ハムスター(書けません。。)named Peanuts.

feed はさておき、the は、いただけないですねえ(佐藤さんのレベルでは凡ミス!)。
ここは、「ある1匹のハムスター」を初めて話題に出しているのですから、
"a" を使う典型的な場面です。

答え I used to have a hamster named Peanut.



> 18. インターネットのこと、分かります?
> Do you know about the internet?

答え Are you familiar with the Internet?
佐藤さんの答えも、状況によっては理解してもらえるはずです。(What about the Internet?
と聞き返されるかもしれません。)

でも、インターネットのことを聞くときは、この表現になることが多いのです。
何でか?
それは、このあと、「メールが使えるますか」とか、
「教えて(^−^)」とかいう話が続くからです。

この表現、字義通りに訳すと、「インターネットになじみがありますか?」。



> 19. 筆記用具も持ってったほうがいいですかね?
> Do I need to bring something to write?

答え Should I bring something to write with?
惜しい! something to write!

something to write with (with =道具。つまり、ペンのこと)
something to write on (紙です。)
something to write about (書く内容)

Do I need to 〜「〜する必要がありますか?」は、
正解の Should I 〜と同じぐらい自然な英語表現ですね。OKです。
Should I〜よりも、やや厳密な感じが出ます。

Should I 〜「〜したほうがいい?」は、Do I need to 〜や、
Do you want me to 〜 「〜しましょうか?」のシチュエーションで使えるほか、
アドバイスを求めるときにも広く使える表現です。
ぜひ、使いこなしてくださいね!

例文
Should I give you a call?(Do you want me to call you? と同じ)
Should I get you, or do you want to come here? (迎えに行く、それとも、自分で行く?)
Should I go to college? (アドバイスを求めています。)
What should I do? (これもアドバイス。少なくとも、文面上は・・・。)、
Should we take a taxi? (このパターンは、we でも使えます。)



> 20. 仕事って、お金を稼ぐだけじゃないよ。
> Jobs are not only for the money.

答え There is more to work than just making money.
これは、あまりにもかたまった定型表現なので、
知ってるかどうかで通じ方に差がつきます
でも、佐藤さんの答えも、意味通じてますよ!


(C) 田中英語教室



「英語でアグリー・ベティ!」メールマガジンのご案内

海外ドラマ『アグリー・ベティ』を教材に、このページと同様に、「いちばん普通に使うフレーズ・単語の いちばん通じる使い方」の集中講座を毎週おこなっています----こんな人におすすめ◆英会話をこれから始めたい人・伸び悩んでいる人◆文法や単語の知識を「使える」形で復習したい人◆リスニング力を付けたい人(読者の方のディクテーションを添削)。

最新号をご覧の上、ぜひご購読(無料)くださいね!(^−^)。

まぐまぐ!で読者登録

メルマ!で読者登録
■英語リンク集・ランキング■



レッスンプラン目次へ       アリー聞き取りトップへ