「英語をモノにする」とは何か 番外編(第3回)

「英語をモノにするには」 私の場合

2007年1月20日



第2回の続きじゃなくて、まったくの別原稿になっています。ごめんなさい! 今回は・・・かめっが今やっている勉強法を紹介します。一言でまとめると、これ! ↓

海外ドラマ&映画からの英文採取(と発音練習)

英文採取=使えそうな英文が出てきたらそれをメモっていく、ため込んでいく、という、ただそれだけのことなんですよね・・・。なぁ〜んだ(アリキタリ)というかんじですが、

実際には、「メモ」ってない

というところがポイントかな? その場でおぼえてしまう。何度か唱えれば済むときもあるけど、たいていは1〜3分かけて、口に完全になじむまでやります。「口になじむまで」であって、何回繰り返したかという

数は、ぜったい数えてない

というところも特徴的かも。もしカウントすると、それに意識が向いて対象への集中力が大きくそがれます。たとえば、ダンスの振り付けをおぼえる時に「何回やったか」数える人はいませんよね?(ダンスしない人も、容易に想像できるでしょう?) ダンスの世界では、振りをまずなぞって→自然にできるように→きれいにできるようにしていく行為を「体に入れていく」と表現するのだそうです。英文をおぼえるのも、それとよく似た感覚です=「口になじませる」ですね。これは、全身全霊を要する行為ですよ。(腕立て伏せのような、1回ごとの工夫のない繰り返しなら、カウントするのがぴったりですけどね。)

思わず力説してしまいましたが、以上は、かめっの思い込み(思い入れ?)色がかなり濃い説です。英文をおぼえるのは、じっさい腕立て伏せに似た側面も、たしかにあると思いますので、カウントするという方法もアリだと思います。ところで、カウント以外で、もっと一般的に大切な、心構え的なものとして、

おぼえたかどうか、気にしない

これ、大切だと思います。もし、おぼえたかどうか厳密にしようとすると、あとで自分をテストする必要が出てきますよね? それによって生じる膨大な手間!(メモを取る、何日かあとで見直す等) かめっの場合は、「口になじんだ」時点で、おぼえたものとみなして、あとはさっさと忘れます(意識から消し去ります)。あとは、言葉をつかさどる脳ミソの部分が面倒を見てくれるはず、と信じて。

そうでなくて(「口になじんだ」時点の代わりに)、「30回唱えた」時点でおぼえたものとみなす、というのもアリだと思います。←カウントすることはさっき否定したのに、スミマセン。おぼえたかどうか気にするより、はるかにいい、という意味で・・・。

それからもうひとつ、ノートを取るのも完全に否定しませんが、書きっぱなしになる傾向が強い人には、やっぱり不向き。向くのは・・・几帳面な人もそうでしょうが、通勤電車などでノートを見返す時間が必然的に作り出せる人ではないでしょうか。

なんだか、あれもこれもオーケー、とさっきから言い続けていますが、要は、性格や生活サイクルも考慮して、自分の「勉強しやすいパターン」を編み出すこと、ですよね。

最後に、「海外ドラマ&映画からの英文採取(と発音練習)」というタイトルの、「と発音練習」の部分についての説明です。かめっは、英文採取(使えそうな英文をえらぶ〜口になじませる)といいつつも、主観的には、「これは発音練習だ」という意識でやっていることが多いのです。だから、上のほうで、「体に入れていく」、「全身全霊」などという極端な表現が出てきたわけですね。←ずいぶん違和感を感じられた方もいたでしょうね(^^;

だから、「使えそうな英文」は、実は、「うまく発音できない文」や「よく聞き取れなかった文」であることが半分ぐらいです。あとの半分は、ほんとうに「使えそうな英文」です。どんな英文を選ぶか、その傾向はそのときどきで変わりますが、いまよく引っかかってくるのが、「I was afraid…」や、「It seems…」といった、基本的な構文で始まる文。もうひとつは、「ちょっと高級な言い方」で、単純な「Do you…?」や5W1Hで始まる疑問文を、丁寧に言い換えた表現に目が行きます。たとえば、

こんなかんじです。気になる英文の傾向は、よく変わります。いまは、英会話スクールでフリートークのレッスンを受け始めることが念頭にあるので、そこで使いそうな一般的な表現が気になっているんだと思います。

ところで、「使えそうな英文」をピックアップして随時おぼえる、なんてことをやると、海外ドラマや映画の楽しみが、流れが途切れることで作品が楽しめなくなる気もします。かめっはオッケーですけどね・・・。上映時間の2倍ぐらいかけて見たりしてますけど、なんとかオッケー。これ以上欲張るとだめかも? でも、逆にセリフを復唱することで、場面や登場人物への理解や感情移入が強くなることも多いので、この点は、プラスマイナス・ゼロといった印象です。

もっと初歩のころには、「使えそうな英文」を選ばずに、「気に入った場面」をまるごとコピーしてました。その前は、ドラマの「1話まるまる」・・・このへんの、かめっの歴史は、みなさんごぞんじかもしれませんね。場面ごとにやっていたのが、「ホワイトハウス」や、「ウィル&グレイス」、1話まるまるやったのが、「ロズウェル」でした。かんじんの「アリー」は、書いているばかりで、意識的に体に入れていく作業をした記憶があまりありません。(結果的に身についていますけど、効率の悪いやり方だったと思ってます。)

大変ですが、あるていど基礎ができるまで、「使えそうな英文」などとおうちゃく言わずに、のきなみおぼえていくことは必要ではないかと思います。それにかかる全時間が1500時間(海外ドラマ1シーズン半のセリフの完コピ所要時間)、というのが、かめっの経験から計算しなおした見積もり時間です。その時点で、(現在どんなレベルの人でも)いちおう何でも英語で話せる表現力がついているはず。そのためのネタが「1シーズン半」の中に、十分含まれています。

閑話休題。それにしても、最近は、2回、3回と繰り返し見たくなるドラマが少なくて・・・。今は、かめっが求めてないから、そう感じるのかもしれませんが? 「アリー」や「ロズウェル」は何度見ても苦にならなかったので、かめっの英語習得は、この2つの番組に助けられたところ、大です。これから、英語をがんばる人には、お気に入りのドラマにめぐりあえたら、とてもラッキーだと思いますよ。

最後に。発音練習は、かめっも今でも続けているわけですが、「30音」などの教材で、最初にコツをつかめるだけつかんでおくのがおすすめです。というより、これは、英文をストックしていく作業の前提条件ですね。とはいえ、所要時間はとりあえず20〜30時間マックスで、あとは見切ってしまって、「おりにふれて戻る」というつもりでいいと思います。

以上です。今回の文章は、「かめっの場合、これでうまくいったよ」というパーソナルなものになりました。もともと、第2回の続きとしては、もっと一般的に通用する(つもりの)「英語をモノにするとは何か」についての論文を書くつもりでした。でも、これから英語を教える仕事に就くつもりですので、よりよい原稿を書ける時期が近いうちにきっとくると思います。というわけで、まだまだ未完ですが、これにて、このシリーズの掲載は終了したいと思います。読んでいただいて、また、ご批評・励ましをいただいて、ありがとうございました m(_ _)m





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