メルマガ「英語でアグリー・ベティ!」バックナンバー

海外ドラマで、使える英語フレーズ&リスニングを学習


特別編-マドンナ「♪ライク・ア・ヴァージン」聞き取り挑戦!


今週は、ディクテーションのご応募がなかったため、「聞き取り挑戦!編」は、
ざんねんながらお休みします。

でも!

代わりに、マドンナの「♪ライク・ア・ヴァージン」を題材にした、いつもとは
ちょっと違った聞き取りレッスンをお届けします!(^−^)

(おわび)
このレッスンは、私のもう1つのメルマガ「海外ドラマ聞き取り挑戦!」の最新
号「No.7 リスニングの急所をつかむ」と同じ内容です。両方購読していただい
ている方、同じものが2通届いて申し訳ありません。



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        英語で『アグリー・ベティ』(UGLY BETTY)!
    ベティのセリフで、日常英会話の基本フレーズを徹底マスター
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 ◆ 次週の『アグリー・ベティ』の放送は、時間が20分遅れです!
   気を付けて!(5日夜11:20〜)

 ◆ 週2回発行のメールマガジンです。

  (1)「基本フレーズ編」は、ベティのワンシーンから
     日常英会話の基本フレーズ&リスニングのコツを解説。
  (2)「聞き取り挑戦!編」では、読者の方が送ってくださった
     ディクテーション(書き取り)を添削します。

     ※「聞き取り挑戦!編」は、ディクテーションのご応募が
      あった週だけ、発行致します。

 ◆ ディクテーションご応募、お待ちしてます!

   放送3日後までにワンシーンの一部、4〜8行の
   のセリフを書き取り、comet@fd5.so-net.ne.jp宛に
   お送りください。お2人の方まで添削をいたします。

   くわしい応募要領は、このメルマガの最後のほうで!


━━━━━━━━━━━━━━  2007.11.4 発行  ━━━━━━━━━━━━━
       特別編 〜 歌で聞き取りレッスン『♪Like A Virgin』
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こんにちは! 講師の田中耕治(ハンドルネーム・かめっ)と申します。
福岡で、英会話&発音トレーナーをやっています。

楽しみにしていたディクテーション、今週はご応募がありませんでしたの
で(ざんねん!)、特別編「歌のレッスン」をお届けします。

「歌」は言うまでもなく、音符に歌詞が張り付いたもので、「会話」とは異なる
「弱・強」のリズムを持っています。したがって、リスニングのトレーニングに
は通常は適当でないのですが、この曲「ライク・ア・ヴァージン」は、違いま
す! 会話のリズムをそのまま歌に取り込んでいますので、いつもの「ベティ」
のセリフでするのと、まったく同じに練習が出来ます。

いつもと違うこともあります。それは、

●全体に音量が大きいため、フレーズ中の「弱い所」も、いつもより聞き取りやすい。
●曲のメロディの助けがあるので、自分で「弱・強」のリズムを再現しやすい。
●歌が気に入ったら、何度でも「出来るまで」練習しやすい!

という、いいことづくしです(^−^)。

さえ、それでは、いつもと違う特別レッスン、ENJOY(楽しんで)!


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題材はマドンナのヒットソング「♪ライク・ア・ヴァージン」
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まず、次のページを開いてください。「YouTube」というビデオ配信のサイトに
飛びます。(このレッスンで使用するビデオは、版元の Warner Bros. Records 
がプロモーションのために投稿したものです。)
http://www.youtube.com/watch?v=sNd7pABoFGE

「YouTube」のページが開けましたか? ビデオの操作は大丈夫ですね? 画面
の左下にあるのが「再生/一時停止」ボタンです。

課題を出します。


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1.イントロが終わって最初の歌詞を書き取ってください。
  (カッコ内の単語は、1つとは限りません。)
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   タイム                          歌  詞
00:22〜00:26    (                      ) through the wilderness
00:26〜00:30    (                      ) made it through

何度聞いてもOKです。

※ 書き取ってから、下のほうにお進みください。


















どうでしたか? 完全に聞き取れた人は少ないと思います。


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2.答え合わせをして、もう一度聞いてみましょう。
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    00:22〜00:26    ( I made it ) through the wilderness
    00:26〜00:30    ( Somehow I ) made it through

上に書いてあるように聞こえましたか? カッコの部分は、非常に早口ですね。
時間を計った所、

    00:22〜00:26    ( I made it ) through the wilderness
             0.6秒             3.0秒
    00:26〜00:30    ( Somehow I ) made it through
             0.6秒         2.8秒

カッコ内の部分だけ、時間がやけに短いですね。音節数で比較すると、

    00:22〜00:26    ( I made it ) through the wilderness
             3音節             5音節
    00:26〜00:30    ( Somehow I ) made it through
             3音節          3音節

このように、音節数では大差ないのに、約5分の1の時間ですばやく歌っていま
す(!) 聞き取れないはずです。

  ┌──────────────────┐
  │  ★聞き取れない部分は、速い   │
  └──────────────────┘

文中の場所によってこんなに時間のかけ方に差があるのは、「歌だから」という
わけではありませんよ。この歌は(まれな例ですが)、会話の普通の話し方と
そっくりのリズムで、「話すように」歌っています。


────────────────────────────────────
「速い」だけでなく「弱い」(音が小さい)から、聞き取れない!
────────────────────────────────────

さらに、音量が計測できるソフトで、ボーカル部分の音量を比較すると、

    00:22〜00:26    ( I made it ) through the wilderness
             音量1        音量2.5
    00:26〜00:30    ( Somehow I ) made it through
             音量1        音量3〜4

なんと、音量にも2〜4倍のめりはりがついています!

これも、「歌だから」じゃないですよ。じっさい、会話のなかでは、1つの文中
の「弱い所」と「強い所」のあいだに、ほぼ常に3〜4倍程度の音量差がつきま
す。この音量が小さい、つまり音が「弱い」部分がリスニングをしていて「聞き
取れない」部分なのです。

  ┌──────────────────────────┐
  │  ★聞き取れない部分は、弱い(音量が小さい)   │
  └──────────────────────────┘

それにしても、センテンスの一部分だけを、他の部分と3〜5倍の差をつけて
「速く」言ったり、「弱く」言ったりする--なんていうのは、日本語の話し方の
習慣にはないことです。だから、音が耳に入ったときに「面食らって聞き取れな
い」のです。

さて----

もう、どうすればいいか見当がつかれたのでは?(^−^)

そうです! センテンスの一部分だけを「速く」&「弱く」言う習慣をつければ
いいのです。これは、英語のリスニングの急所です。これを押さえるだけで、今
まで聞き取れなかった英語の半分〜8割が聞き取れるようになります。(ただし、
STEP 1・2の「英文をつっかえずに読む」訓練が出来ていることが前提です。)

今日は、そのやり方を説明しますので、一緒にやってみましょう。


────────────────────────────────────
3.音の小ささを、自分の耳で確かめる
  (お手本を区切って再生する)
────────────────────────────────────

さて、ビデオの画面に戻ります。

    00:26〜00:30    Somehow I / made it through

ビデオの一時停止ボタンを使って、スラッシュ「 / 」の所でストップしてくだ
さい。つまり、Somehow I だけ聞く。

音がやや小さい感じがしますね? 次に、スラッシュ以降の部分(made it 
through)を聞いてください。前の部分とくらべて、やけに音が大きくありませ
んか。

何度でも、区切って再生して比較してください。

※「通して」再生すると「違い」が認識しにくいですよ。頭が音量を勝手に
“補正”しますので、ベタに聞こえます。

このトレーニングは、音量が「3倍以上はあるかな」と思えたら、ストップして
いいです。繰り返しますが、このような音量差は、この歌特有のものではなく、
「会話でも常に現れる」現象です。(ただし、会話では全体の音量が小さいの
で、弱い部分がさらに聞き取りにくくなります。)


────────────────────────────────────
4.区切ってまねする 〜 まず、「弱い所」
────────────────────────────────────

「音の小ささ」を確認できましたので、これから、自分でもその「小ささ」を再
現できるようトレーニングします。

再び、ビデオです。

    00:26〜00:30    Somehow I / made it through

まず、Somehow I だけを聞いてまねします。

「サムハゥ・アイ」の「サ」は、母音がとても弱いですね。s と m がくっつい
て、[smハワイ] のように聞こえるはずです。それを押さえた上で・・・

音が「小さい」ということを気を付けて、まねします。

いや、「音の小ささを再現してるんだ」という意識でやってください。それが、
このトレーニングのメインです。発音はよくなくてかまいません。お手本から、
「音の小ささ」だけしっかり記憶して、その「音量を」自分の口で「コピー」し
て。


────────────────────────────────────
5.次に、made it through を同じようにまねします。
────────────────────────────────────

この部分は、「音が大きい」ということをメインに記憶するんですよ。

大きいほうは、まねるのが簡単ですね。いつもの通りの“自然な”言い方でいい
のですから。ですから、あまり時間をかけないで、すぐに----


────────────────────────────────────
6.両方続けて言います。ただし、間に1拍おいて。
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    Somehow I(弱く)
      ↓
    1拍おく
      ↓
    made it through(3倍の音量で)

これで、常に3倍の音量差がつけられるようになるまで練習します。間に1拍お
くのは、いきなり続けて1文のなかで3倍の音量差をつけるのは、難しいからで
す。

「3倍になったかどうか」の判断基準は、適当でいいです。しかし、今までの日
本語の習慣(あなたの英語の話し方も、日本語の強弱のリズムに支配されている
かも!ですよ)では「ありえない」ぐらいの大きな音量差です。もし分からなく
なったら、「3.お手本を区切って再生する」に戻って、音量差を記憶しなおし
てください。

間に1拍おいて、3倍の強弱をらくにつけられるようになったら、最後に----


────────────────────────────────────
7.間に1拍おかずに、続けて言います。
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    Somehow I made it through
    (弱く)    (強く)

どうでしょう? ここが一番難しいと思います。「口が抵抗する」、あるいは、
羞恥心か、「あなたの言語感覚が抵抗」して、どうしてもスムーズに言えないか
もしれません。何しろ、日本語で何十年つちかってきた感覚が抵抗しているので
す。

がんばって! これをやり遂げないと、英文の半分は永遠に聞き取れませんよ!
ここが正念場です。

さらに、ちゃんと言えても、かなりの違和感が残ると思います。でも、「違和感
を感じる」ようだったら、逆に、「うまくいっている」可能性が高いですよ。そ
の調子で!(^−^)その違和感が消えてなくなるまで、何度でも言い続けてく
ださい。

ときどき、お手本を再生すると、「あ、こんな変な話し方をしている人が他にも
いる」ということが分かって安心して、練習を続けることができますよ。


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【まとめ】「弱←→強」のリズムを再現できれば、英文の5〜8割が聞き取れる
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トレーニングはどうでしたか? 文の前半と後半で「3倍の音量差」をつけて、
スムーズに言えるようになりましたか? (出来てなくても、聞き取れるように
はなったかもしれませんね(^−^)。それで安心せず、音量差がそっくりにな
るまで続けてください!)

今回は歌のメロディに助けられて、会話よりも練習がしやすくなっています。ぜ
ひ、これをきっかけに、英語の「弱←→強」のリズムをつかみ、たくさん・たく
さんの英文を、あなたも聞き取れるようになってください!

では、きょうの重要ポイントを、補足と一緒にまとめておきます。

●英文のなかの「弱く・速く」言う部分の「弱さ・速さ」をしっかり再現
 できるようになると、あらゆる英文の5〜8割が聞き取れるようになる。
●練習は、「速く」よりも「弱く」に意識を集中しておこなうといい。
●次々と新しい英文に取り組んでもだめ。(絶対に上達しません!!)
 1つの英文で「弱←→強」が完全に再現できるまで徹底してやりましょう。
 今日の題材なら、「カラオケのレパートリー」と言えるぐらいまで練習!


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【おまけ】 歌詞の解釈(練習は、最初の2行だけで十分ですよ!)
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I made it through the wilderness(荒れ野を通り抜けることができた)
Somehow I made it through(どうやって抜けられたんだろう)
Didn't know how lost I was(どんなに深く道に迷っていたか分からない)
Until I found you(あなたに出会うまで)

wilderness は、西部の荒野や、「荒れ野に立つイエス」の中東の荒涼とした土
地のイメージ。ここは、もちろん比喩ですね。「私の人生のなかの荒れ野の時
期」というような意味。

made it through は、ここでは、たんに地理的に「抜け出た」だけでなく、「生
きて抜け出ることができた」という意味合いが入ってきています。

I was beat, incomplete(それまでひどい目に遭ってきた)
I'd been had, I was sad and blue(だまされたるばかりで悲しかった私)
But you made me feel(でも、あなたがこういう気持ちにしてくれた)
Yeah, you made me feel(そう、あなたがしてくれた)
Shiny and new(ぴかぴかの、新品の気分に!)

Like a virgin(処女のように)
Touched for the very first time(初めて体に触れられる…)
Like a virgin(処女のような気分に)
When your heart beats(あなたの鼓動が…)
Next to mine(私のそばにあれば)


こうやって見ると、「♪ライク・ア・ヴァージン」ってすごく純粋な感じのラブ
ソングですよね(^−^)。

楽しんでいただけましたか?
来週は、ぜひ読者の方のディクテーションでお届けしたいと思います。
いま応募すると、まず確実に添削できますよ! ふるってご応募ください!


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■ディクテーション応募の要領、ディクテーション学習法のコツ
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 ◆ ディクテーションご応募は、

   放送3日後までに、ドラマのワンシーンから、
   会話のやり取り2〜3往復ぶん(4行〜多くて8行まで)のセリフを
   書き取り、メールでcomet@fd5.so-net.ne.jp 私、「かめっ」宛に
   お送りください。お2人の方まで添削をいたします。


 ◆ ディクテーションのメールの書き方は、下のような形式で。

   BETTY: Do you remember how angry you were when mom gave 
             me her good purse?
      HILDA: Yeah, well... You were three. And you used it to 
             carry aound your crayons.

   あと、簡単なプロフィールなど書き添えてくださると、うれしいです。


 ◆ ディクテーション学習法のコツ

  (1)単なるリスニングの力試しではありません。
  (2)辞書、参考書で調べられることは、すべて調べ、
     できれば吹替えの日本語も手がかりにして、
     聞き取れない所を「推測」します。そして、
  (3)あなたの知識の範囲内でなるだけ完全な英文に仕上げてください。
     その過程で、文法や語彙などの知識がしぜんに整理され、
     英語の総合力がアップします。
     (theなのか、aなのか、といった細かい所も、文法をよく調べて
     検討すること。)
  (4)「たくさんやらないこと」が重要です。
     一度に4〜8行(分からない所には時間をかけます。
     所要時間は30分〜1時間ぐらい)で、十分。
     それ以上まとめてやったとしても、
     ディクテーションから得られる成果は、それほど増えません!


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【ご感想、質問待ってます!(^−^)】

  ◆comet@fd5.so-net.ne.jp(かめっ宛)にどうぞ!


※「聞き取り挑戦!編」は、ディクテーションの応募者(挑戦者)がおられた
 週のみ、発行します。

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発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000248990.html
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===================== 発行者 =====================
かめっ
「アリー・myラブ & 海外ドラマ聞き取り 挑戦!」
ホームページ管理人で、英語教師です。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/comet/am/index.htm
メールアドレス comet@fd5.so-net.ne.jp
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© 2016 Tanaka Koji, Littlejuku