メルマガ「英語でアグリー・ベティ!」バックナンバー

海外ドラマで、使える英語フレーズ&リスニングを学習


第14話「カミングアウト」英会話フレーズ編


【英語でアグリー・ベティ!◆基本フレーズ編】 第14話『カミングアウト』



************************************************************************
        英語で『アグリー・ベティ』(UGLY BETTY)!
    ベティのセリフで、日常英会話の基本フレーズを徹底マスター
************************************************************************


  ◆ 明けましておめでとうございます。
   新しい年の英語の目標、立てられましたか?
   よろしかったら、このメルマガのゲストブックで発表してくださいね。
   http://www3.rocketbbs.com/603/guestbk.html

   さあ! 今年も、楽しく英語をまなんでいきましょう!


  ◆新しい読者の方へ
   発行者の 田中耕治と申します。
   九州で英会話&発音トレーナーをやっています。

   このメルマガは、英会話の基本フレーズを手がかりに、
   文法や、単語の中心的な意味や語法をまなんでいくプログラムです。
   主に中学までの英語の範囲を、会話の実態にそくして再構成していて、
   効率的に英会話の基礎を身に付けられるようになっています。

   私の筆力が未熟なため、さっと読んで分かりにくい部分がときどき
   出てしまいます。m(_ _)m
   そんな部分でも、じっくり読めば、必ず役に立つと思いますので、
   よろしくおつきあいくださいね!


━━━━━━━━━━━━━━  2008.1.11 発行 ━━━━━━━━━━━━━
    第14話『カミングアウト』 (I'm Coming Out)--基本フレーズ編
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


まず日本語で、シーンの状況を把握しておきます。

ダニエルは、父のミード氏(ミード社社主)のオフィスに呼ばれ、「お前を後継
者にする」と告げられます。 (番組冒頭から2分45秒〜のシーン)


ミード氏: 来たか。話がある。
ダニエル: またスコッチのレクチャーですか。
ミード氏: アレックスのことを考えてた。
ダニエル: ああ、どうせまた僕じゃ比べ物にならないって言うんでしょ。
      アレックスの足元にも及ばないって。
ミード氏: いいや、アレックスの話じゃない。お前のことだ。この数ヶ月、
      実に良くがんばった。いつか、ミード社をお前に譲ろうと思う。
ダニエル: また、そんな。ご冗談でしょ。
ミード氏: 本気だよ。明日のショーの後で、お前を後継者として発表する
      つもりだ。
ダニエル: お父さん。
ミード氏: 自慢の息子だ。
(二人、乾杯する)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


会話に出てくる「アレックス」とは、スキー事故で亡くなった(と思われてい
る)ダニエルの兄のこと。実はアレックスは死んでおらず、性転換して女性とし
て皆の前に姿を現すのですが、それは、このシーンのあとの話。

☆come out
今回の英語タイトル "I'm Coming Out." の come out は、アレックスのように
「隠れていた人が姿を現す」ことですが、そんなことは日常生活ではまれで、あ
まり耳にしません。come out は、それよりも、「ゲイであることを公言する」
という慣用表現としてのほうが有名です。(come out of the closet「クロー
ゼットに隠れていた人が姿を現す」の略)。アレックスは gay(同性愛)ではな
く、transgender(性転換)ですが、come out の範囲内。英語タイトルの "I'm 
Coming Out." は、この2つの come out の意味をかけあわせて使っています。



それでは、セリフを順番に見ていきましょう。

★は、重要フレーズ・単語
☆は、それほど重要ではないフレーズ・単語


(ダニエルがミード氏のオフィスに入って来る。)
ミード氏:来たか。話がある。
Daniel, I want to talk to you.

I want to... というのは、ちょっと強い言い方です。もっと普通には、

★Can I talk to you?

と言ったほうがやわらかいので、こちらを使ってくださいね。( Can I...? は、
「私は、あなたに話してもいいか?」という質問の形になっています。)

それに対して、I want というのは、自分の意向を一方的に相手に押し付ける表
現です。命令・服従の関係がよほどハッキリしている場合をのぞき、使えません。
ただし、

I want to be a firefighter.「消防士になりたい。」

のように、相手に何の行動も求めない I want なら、いつ使ってもOKですよ
(^−^)。


ところで、このセリフ、"Daniel" という部分の吹替え訳が「来たか。」となっ
ていて、何だか変だと思うかもしれませんね。

ミード氏:来たか。話がある。
Daniel, I want to talk to you.

これは、かなりこだわった翻訳と言えます。「ダニエル、話がある。」と直訳し
ても良さそうですが、日本語でそう言うと、完全に“呼びかけ”になってしまい
ますね。ところがこの場面は違います。ダニエルは最初からミード氏に顔も注意
を向けているので、呼びかける必要がありません。

これは、“挨拶のようなもの”と説明したらいいでしょうか。代表的な挨拶は、
"Hi + 名前." や "How are you doing?" ですが、あらためてそう言うまでもな
いときや、静粛が必要とされる状況などがありますね。そういうとき、相手に対
して無反応なのはそっけないので、
 (1) 無言でうなづく   (これは、日本でもありますね。会釈になるかな)
 (2) 相手の名前だけを呼ぶ(これは、英語の習慣。)
という2つの方法があります。

会釈と同等なのですから、「お前の存在を認めたぞ」という意味です。そういう
わけで、ここの吹替え訳は、「来たか。」になっているのです。


ダニエル:またスコッチのレクチャーですか。
Great. Another scotch lecture?

★Great.「いいですね。すごい。」
ここでは、反語として言っています。つまり、ぜんぜん「すごい」とは思ってな
くて、その逆に、「がっかり」とか、「うんざり」しています。

★another
Scotch lecture "again(また)"? という意味なのですが、形容詞の another 
を使って、"Another(別の、新たな)" scotch lecture? としています。非常に
英語らしい表現です。

例)
Let's do it again.「またやろうよ。」

これは、again(副詞)でしか表せませんが、

例)
Maybe another time.「また別の機会に。」
another ten years.「もうあと10年。」

time や ten years は名詞なので、形容詞の another でくくることになります。
日本語の「また」からは発想しにくい言い方。辞書にも出ていませんので、上の
2例をしっかり覚えていてくださいね。


ミード氏:アレックスのことを考えてた。
I've been thinking about your brother.

I've been 〜ingという言い方は、大変よく出てきます(現在完了進行形)。
「長い間続いていること」をあらわす、最も普通の言い方です。現在完了形では、
ほとんど代替出来ません。

例)
I've been doing this for a long time.「長いこと、これをやっています。」
                   (仕事や習慣)

これをもし、現在完了形で I've done this. と言うと、「その経験がある。」
という、まったく違う意味になります。

例)
He's the one I've been looking for.「彼こそが、探し求めていた人だわ。」

ロマンチックですね(^−^)。

次の例。

例)
I've been having trouble sleeping.「この所、よく眠れないんです。」

これと同じ状況を、I'm having trouble sleeping. と、現在進行形であらわす
場合もあります。2つの差は--現在進行形だと、“今の状態”だけを客観的に描
写しているのに対し、例文の現在完了進行形だと、その状態が以前から続いてい
ることになります。

例)
I've been having trouble sleeping for the past three years.
「この3年ほど、不眠に悩まされています。」

    ちょっと横道にそれますが、「期間」をあらわす表現を少し
    まとめておきましょう。

     I've been doing this...
            for a while.「このところ」
            for years.「何年もの間」
            past few months.「過去数ヶ月の間」


次のセリフ。

ダニエル:ああ、どうせまた僕じゃ比べ物にならないって言うんでしょ。アレッ
クスの足元にも及ばないって。
Right. So, this is where you tell me what a disappointment I've been, 
right? How I'll never fill Alex's shoes?

★Right.「そうですね。」
相手の言っていることに同意する言葉。ですが、さきほどの Great.「いいです
ね。」と同じく、反語として、ここでは使われています。

☆☆This is where + S + V 「ここが、○○が××する所」。
ストーリーや段取りを説明するときの表現です。つなぎの言葉が when でなく、
where なのに注意。

★disappointment「期待はずれ、がっかり」。

例)
I'm a disappointment to my father.

父の期待に答えられない、というのがダニエルの悩みでした。上のセリフを見る
と、それを面と向かって言われていたようですね。かわいそうに・・・。ミード
氏の元の言葉を再現すると、

(1) You've been a disappointment.「お前は期待はずれだ。」

もう1つの父親の言葉のほうは、

(2) You'll never fill in Alex's shoes.「アレックスの代りにはなれない。」

そして、(1) と (2) の父親の言葉を使って、ダニエルの言いたいことをあらわ
すと、我々の発想だと、次のような英文になりそうです。つまり、引用部分を 
that で つなぎ----

  This is where you tell me...
      that I've been a disappointment
      that I'll never fill in his shoes

ところが、実際のセリフでは、that の代わりに what と how を使っています。

  This is where you tell me...
      WHAT a disappointment...  “どんなに”期待はずれだったか
      HOW  S + V (I'll never...) “どんなに”役不足なのか

what と how の差は、相手が名詞(disappointment)の場合は whatで、相手が
形容詞の場合や、文全体をくくる場合は how を使うということです。

この how の使い方は、会話で時々出てきます。初・中級の方は、使いこなせな
くても結構です。しかし、知らないと面食らって異様な感じがしますので(何で
 that じゃないんだ!?って)、下の例文で慣れておきましょう。

例1)
You know how she hates attention.
「彼女が注目されるの嫌いなの、知ってるでしょう。」

これも、that でつないで(You know that she hates attention. としても)意
味が通りますが、つなぎ言葉に how を使うのが自然な会話風です。次の例も、
そうです。

例2)
I still remember how he used to be such a jerk.
「彼が昔、すごいイヤな奴だったことを、まだ覚えてる。」

that でも可能なのですが、how を使うと、こなれた会話英語になります。とこ
ろが、これとそっくりの文で、

例3)
I still remember how we met.
「私たちが、最初にどうやって出会ったかまだ覚えてる。」

この how は、今まで出てきた how とは違って、「どうやって(方法、状況)」
という本来の how の意味で使われています。

この例3は、一度きりの出来事をあらわしている点で、これまでの例文と違いま
す。そのような場合は、how が本来の意味(どうやって)で使われる、というこ
と。

それに対し、例1は現在の状態・習慣(現在形)、例2は過去の状態・習慣
(used to)です。そのような場合は、how が that に代わる“つなぎの言葉”
として使われるのです。

では、最後に、海外ドラマ「アリー・myラブ」から、この how の用法のやや長
い実例を。(一部改変してあります。)

現在形の例)
It's not okay. Mom says it is. Every night, she comes and tucks me and 
says, "Everything's okay;" how you and she are good friends; how 
everything is better this way. But it's not better. She goes into her 
room and she cries. I hear it.
「大丈夫じゃないよ。ママもそう言うけど。夜、僕を寝かしつけて、いつも『大
丈夫よ』って。パパとママはいいお友達で、こう暮らすのがいいのよって。だけ
ど、ちっとも良くない。ママ、自分の部屋で泣いてるんだよ。聞こえるんだ。」

used to の例)
Do you remember how we used to talk about what we'd be when we grew up?
「ねえ、覚えてる、大人になったら何になりたいって言ってたか?」

どちらの例文も、現在と過去の「くりかえし何度も何度も行われている(い
た)」行為を、how でつないでいますね。



次のセリフです。

ミード氏:いいや、アレックスの話じゃない。お前のことだ。
Alex died two years ago. This is about you.

直訳は、「アレックスは2年前に死んだ。これ(この話)は、お前のことだ。」

★ ago「今から〜前に」は、大丈夫ですか?

★★This is about ○○.「いま話題・問題にしているのは、○○のことだ。」
(It's ○○ that we're talking about. と言うのと同じことになります。)

例)
This is about making money, not spending it.
「お金をもうける話をしてるんだよ、使う話じゃなくて。」

このように、混乱しているトピックを整理するのに役立つ言い回しです。

例)
This is about an unfashionable girl who tries to fit into the fashion 
world.「あまりおしゃれじゃない女の子が、ファッション業界に溶け込もうとが
んばる話だよ。」

と言えば、「アグリー・ベティ」のアウトラインですね(^−^)。ストーリー
紹介の最初で使うと便利。

次の例。

例)
This is about true love.「真の愛についての話だよ。」

これはアウトラインでなく、物語のテーマのことを話していますね。


ミード氏:この数ヶ月、実に良くがんばった。
You've really proven yourself these past few months, Daniel.

these past few months「この数ヶ月の間」。
期間をあらわす表現は、さきほど見ましたね。このフレーズには、months を修
飾する言葉が3つもあります。こういう場合、for は普通省略されます。

★prove(過去形proved, 過去分詞proved と proven)「証明する」。
★★prove oneself「自分の価値を証明する→能力があることをしめす。」

ここの現在完了形(You've proven)は、分かりますね? 過去数ヶ月の間、
「証明してきた結果」に焦点があたっているので、現在完了形になっています。

もし、「証明してきた(いる)プロセス」に焦点をあてるなら、現在完了進行形
になりますが・・・

You've been proving yourself past few months, Daniel.
「お前はこの数ヶ月、自分の能力を証明し続けている。」

というのは、なんとも不自然だし、意味不明な英文です。それは、prove という
のは、“結果を出したからこそ prove(証明した)”と言えるからで、「証明し
続ける」という動作が頭にえがきにくいからです。

少し変えて、try to prove「証明できるようがんばる」なら、続けることのでき
る動作になります。

I've been trying to prove myself past few months.
「この数ヶ月、自分の能力を証明しようとがんばっている。」

うん、これなら完璧に自然な英語です。主語が I なのも、現在完了進行形にベ
ストフィットです。


ミード氏:いつか、ミード社をお前に譲ろうと思う。
One day, Meade Publications is going to be in your hands.

★one day「いつの日か」。


ダニエル:また、そんな。ご冗談でしょ。
Right, dad. Whatever you say.

☆Whatever you say.「おおせの通りに。はい、はい。」
何を言ってもしょうがない相手に対して、なげやりな態度で返答するときのフ
レーズ。ただし、ホントにえらい人に対しては、失礼なので言えません。
Whatever. とだけ言う場合もあります。


ミード氏:本気だよ。
I mean it.

★I mean it.「本気だよ。」
これは、最頻出。
mean は、「意味する」でなく、「つもりだ」という意味。

例)
I didn't mean to hurt you.「君を傷つけるつもりはなかったんだ。」

例)
I didn't mean it.「本気(でやった、で言った)じゃないよ。」
I didn't mean it like that.「そんなつもりないって。」


ミード氏:明日のショーの後で、お前を後継者として発表するつもりだ。
Tomorrow, after the show, I plan on announcing my intentions to the 
press.

★I plan on 〜ing「〜するつもり・予定だ。」
★I plan to 〜       〃
両方の形があります。

★announce「発表する」。
tell の 公式バージョン。


ダニエル:お父さん。
Thank you.
ミード氏:自慢の息子だ。(乾杯)
I'm proud of you, son.

★I'm proud of you.
「私は、あなたを誇りに思う。」という非日常的な日本語にしかなりませんが、
英語では日常フレーズです。

おめでとう(Good for you. や Congratulations.)や、よくやった・でかした
(You did great. など)と言うシチュエーションで、他人事でなく、わが身に
なって喜ぶなら、この I'm proud of you. を使います。

ただし、誰にでも言えるわけでなく、「誇りに思える」範囲内の人、つまり、身
内とかチームの人、教え子、親しい友人に対してだけ、です。


────────────────────────────────────
補足(現在完了形と現在完了進行形 まとめ)
────────────────────────────────────

以上で、セリフの解説は終わりです。

ところで、きょうは「時制」の説明がたくさんありましたね。まとめておきま
しょう。

 ┌────────────────────────────────┐
 │(1) 過去(〜現在)の行為の“結果”に焦点   → 現在完了形   │
 │(2) 過去の“経験”なら            → 現在完了形   │
 │(3) 過去〜(現在へと)行為が“継続していること”に焦点      │
 │                       → 現在完了進行形│
 └────────────────────────────────┘

「現在完了進行形」などというマイナーそうな形が、重要な一翼をになっている
のが意外ですね。

ところで、「現在完了形」は、もっとたくさんの用法があったような気がす
る・・・という方、いらっしゃいますか?

そうなんです、文法の授業では(3)の“継続”も現在完了の3大用法の1つとし
て教えています。が、それはウソです。(現在完了が“継続”をあらわすのは一
部の動詞だけ。その他の動詞は、現在完了進行形----というのが本当です。) 
授業の教え方は、はっきり言って、細かすぎ! バランス悪すぎです! 上のよ
うに、実態に即したバランスでとらえ直してください。

 (比較: 学校文法の場合)
 ┌──────────────┐
 │(1) 完了 → 現在完了形   │=当メルマガでは、行為の“結果”
 │(2) 経験 → 現在完了形   │          と言っています。
 │(3) 継続 → 現在完了形   │
 └──────────────┘


────────────────────────────────────
補足(used to--もう1つの“過去形”)
────────────────────────────────────

それから、もう1つ、「時制」関連で。

We have a dog.「我が家では犬を飼っている。」の過去形は、We had a dog.
(意味不明の英文)ではありません。We used to have a dog.「(以前)犬を
飼っていた。」です。

★状態・習慣(くり返す動作)の“過去形”は、used to

なのです。

びっくり?

つまり、過去のことをあらわすには、

    ┌────────────────────────┐
    │(1) 状態・習慣(くり返す動作) → used to   │
    │(2) 1回限りの動作なら     → 過去形    │
    └────────────────────────┘

という使い分けがあるのです。

そして、現在形というのは、たいがいの場合、状態か習慣(くり返す動作)をあ
らわしますので、それを過去に直すと、used to になるのです(!)

例)
I live in Tokyo.    → I used to live in Tokyo.   “状態”の例
「東京に住んでいる。」  「前、東京に住んでいた。」

例)
I watch TV.      → I used to watch TV.      “習慣”の例
「私はテレビを見る。」  「以前は、テレビを見ていた。」
(テレビを見る習慣がある、ということ)

では、過去形は何なんでしょう?

I watched TV.「私はテレビを見た。」というのは、1回限りの動作です。
今朝のことかもしれないし、おとといの晩のことを言っているのかもしれません。

もしくは、数年間テレビを見続けた経験をひとくくりにして、まるで1回限りの
動作のように、I watched TV. と表現する場合もありえます。

・・・えー、まずそんなことはありませんが(^^; これは、内容によります。
動詞にもよります。

I went to ○○ high school. なら、「○○高校に行った(○○高校卒業)。」
という意味です。何百回も通った(I went)はずなのですが、それをひとまとめ
にして、1回の動作として表現しています。

しかし、I go to ○○ high school.「○○高校に通っています(現在の習
慣)。」の厳密な過去バージョンは、やはり、I used to go to ○○ school.
「○○高校に通っていました(過去の習慣)。」ということになります。

まあ、このへんになると、すなおに過去形(I went)を使いたいかもしれません
ね(^−^)。しかし、次の1点を覚えておいてください。

★過去形は、1回限りの動作

そして、過去のことをあらわす車の両輪の1つとして、used to の居場所を頭の
中に大きく確保してくださいね。

例)
I used to smoke, I used to drink.「昔は酒もタバコもやっていた。」
I used to sing, but can't anymore.「歌を歌っていたが、今は歌えない。」
I used to drive a cab.「タクシーの運転手をしていました。」
I used to teach.「以前は、教師でした。」
I used to love Doraemon.「ドラえもんが好きだった。」

いずれの例も、過去形ではまったくあらわせませんし、過去形にすると意味不明
か、それに近くなります。ただし、次の例は別。

He used to be a nice guy.「昔は、いいヤツだった。」

これは、He was... でもオーケーです。意味もほとんど同じ。



────────────────────────────────────
補足(come out)
────────────────────────────────────

きょうのメルマガの冒頭で、英語タイトルにある come out について、次の2つ
の意味を説明しました。

  ・隠れていた人が姿を現す
    (使うことはまれ。「(ある場所に)人が姿を現す」は show up)
  ・クローゼットに隠れていた人が姿を現す(→ゲイであることを公言する)

どちらの意味でも、日常生活でそうそう使う機会はありません。

ところで、以上は“人”を主語にした場合でしたが、“物”を主語にした場合は、
come out は、「新商品・新サービスが市場に姿を現す(登場する)」という意
味で、しばしば使います。

例)
"Ugly Betty" came out on DVD.

「アグリー・ベティ」がDVDで登場→「アグリー・ベティ」のDVDが発売さ
れた、という意味です。came out は会話風ですが、ニュースなどでは was 
released というほうが多いです。

また、come out(人や物が姿を現す)は、appear(人や物が姿を現す)とまった
く同じ意味ですが、appear だと文語的な響き(書き言葉)になります。show 
up の代わりに appear を使うのも同じ。


ところで、come out(自動詞)の他動詞バージョンが bring out です。このフ
レーズ、見覚えがありますか?(^−^)

例)
Daiwa Securities have brought out a new service.
「大和證券が新サービスを発表(発売)した。」

そう、bring out は、「企業が新商品・サービスを市場に出す」という意味でし
たね。( <エビちゃんCMで聞き取り挑戦!> 号 参照)
http://blog.mag2.com/m/log/0000248990/109249897.html

基本動詞 come と bring の関係が、うっすら見えてきましたね(^−^)。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


いかがでしたか?

【お願い】
このメルマガ、「いいな」と思われたら、英語を勉強されているお友達にもぜひ
教えてあげてくださいね!
http://www.melma.com/backnumber_171081/


────────────────────────────────────
きょうのシーン、英文だけのスクリプト
────────────────────────────────────


MR.MEADE: Daniel, I want to talk to you.
DANIEL:   Great. Another scotch lecture?
MR.MEADE: I've been thinking about your brother.
DANIEL:   Right. So, this is where you tell me what a disappointment 
          I've been, right? How I'll never fill Alex's shoes?
MR.MEADE: Alex died two years ago. This is about you.
MR.MEADE: You've really proven yourself these past few months, Daniel.
MR.MEADE: One day, Meade Publications is going to be in your hands.
DANIEL:   Right, dad. Whatever you say.
MR.MEADE: I mean it. Tomorrow, after the show, I plan on announcing 
          my intentions to the press.
DANIEL:   Thank you.
MR.MEADE: I'm proud of you, son.


────────────────────────────────────
スクリプトを使ったリスニング練習のコツ
────────────────────────────────────


 ◆スクリプトを見ながら、「この通りに聞こえるはず」と思って何度も聞く
  だけで、大変良い練習になります(^−^)。

 ◆ざーっと1シーン「通して聞く」のでなく、「同じ英文を続けて聞く」の
  が最大のコツ。リモコンの「一時停止」と「巻戻し」ボタンをたくさん
  使ってね!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンのバックナンバー、解除は、こちらから。
まぐまぐ!:http://blog.mag2.com/m/log/0000248990/
メルマ!: http://www.melma.com/backnumber_171081/
めろんぱん:http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=011211
 (3つのマガジンスタンドより同時発行しています。)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

================================ 発行者 ================================
 田中耕治/ハンドルネーム かめっ
 英会話&発音トレーナー
 ホームページ:  http://www007.upp.so-net.ne.jp/comet/am/index.htm
 メールアドレス: comet@fd5.so-net.ne.jp
========================================================================

© 2016 Tanaka Koji, Littlejuku