太宰治作品のコトバ2004 …… 秋 |
| 2004年11月24日(水) [作品]富嶽百景
[初出]『文体』昭14年2、3月号
人は、完全のたのもしさに接すると、まづ、だらしなくげらげら笑ふものらしい。
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| 2004年11月17日(水) [作品]嘘
[初出]『新潮』昭21年2月号
やつぱり、ちよつと男に色気を起させるくらゐの女のはうが、善良で正直なのかも知れません。
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| 2004年11月10日(水) [作品]道化の華[初出]『日本浪曼派』昭10年5月号
彼等の有頂天な狂言を、現実の呼びごゑが、よせやいとせせら笑つてぶちこはしたのだ。
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| 2004年11月3日(水) [作品]渡り鳥
[初出]『群像』昭23年4月号
最も偉大な人物はね、自分の判断を思ひ切り信頼し得た人々です、最も馬鹿な奴も、また同じですがね。
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| 2004年10月27日(水) [作品]女生徒 [初出]『文学界』昭14年4月号
料理は、見かけが第一である。
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| 2004年10月20日(水) [作品]如是我聞 [初出]『新潮』昭23年3〜7月号
芸術は試合でないのである。奉仕である。読むものをして傷つけまいとする奉仕である。
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| 2004年10月13日(水) [作品]『井伏鱒二選集第四巻』後記 [初出]筑摩書房刊・昭23年11月
旅行の上手な人は、生活に於ても絶対に敗れることは無い。
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| 2004年10月6日(水) [作品]女の決闘 [初出]『月刊文章』昭15年1〜6月号
書き出しの巧いといふのは、その作者の「親切」であります。
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| 2004年9月29日(水) [作品]冬の花火 [初出]『展望』昭21年6月号
人間は皆、自分の毎日の生活に触れて来たものだけを考へて、それで一ぱいのものだわよ。
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| 2004年9月22日(水) [作品]もの思ふ葦 [初出]『日本浪曼派』昭10年12月号
節度を保つこと。節度を保つこと。
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| 2004年9月15日(水) [作品]親といふ二字 [初出]『新風』昭21年1月号
あとはまたあとで、どうにかなるだらう。どうにかならなかつたら、その時にはまた、どうにかなるだらう。
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| 2004年9月8日(水) [作品]パンドラの匣 [初出]『河北新報』昭20年10月22日〜昭21年1月7日
飛行機といふものの形には、新しい美しさがある。むだな飾りが一つも無いからだらうか。
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| 2004年9月1日(水) [作品]薄明 [初出]新紀元社刊・昭21年11月
女の二十七、八は、男の四十いやそれ以上に老成してゐる一面を持つてゐる。
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