太宰治作品のコトバ2006 …… 秋 |
| 2006年11月30日(木) [作品]かすかな声 [初出]帝国大学新聞昭15年11月25日
さうして人は、案外、甘さの中に生きてゐる。
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| 2006年11月16日(木) [作品]HUMAN LOST [初出]『新潮』昭12年4月号
無才、醜貌の確然たる自覚こそ、むつと図太い男を創る。
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| 2006年11月2日(木) [作品]新ハムレツト [初出]文芸春秋社刊・昭16年7月
ひとの悪徳を素早く指摘できるのは、その悪徳と同じ悪徳を自分も持つてゐるからだ。
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| 2006年10月5日(木) [作品]火の鳥
[初出]竹村書房刊・昭14年5月
あたしだつて、もののお役に立つことができる。人の心の奥底を、ほんたうに深く温めてあげることができると、さう思つたら、もう、そのよろこびのままで、死にたかつた。
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| 2006年9月28日(木) [作品]女の決闘 [初出]『月刊文章』昭15年1〜6月号
女性にとつて、現世の恋情が、こんなにも焼き焦げる程ひとすぢなものとは、とても考へられぬ事でした。
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| 2006年9月21日(木) [作品]火の鳥
[初出]竹村書房刊・昭14年5月
ほんたうの女らしさといふものは、あたし、かへつて、男をかばふ強さに在ると思ふの。
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| 2006年9月14日(木) [作品]東京八景
[初出]『文学界』昭16年1月号
こんどは、遺書として書くのではなかつた。生きて行く為に、書いたのだ。
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