太宰治作品のコトバ2007 …… 冬 |
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2008年2月28日(木) [作品]小さいアルバム
[初出]『新潮』昭17年7月号
お客の接待にアルバムを出すといふのは、こいつあ、よつぽど情熱の無い証拠なのだ。
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2008年2月21日(木) [作品]東京八景 [初出]『文学界』昭16年1月号
人間のプライドの窮極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言ひ切れる自覚ではないか。
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2008年2月7日(木) [作品]火の鳥
[初出]竹村書房刊・昭14年5月
愛情は胸のうち、言葉以前、といふのは、あれも結局、修辞ぢやないか。
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2008年1月31日(木) [作品]正義と微笑 [初出]錦城出版社刊・昭17年6月
十六になつたら、僕といふ人間は、カタリといふ音をたてて変つてしまつた。
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2008年1月24日(木) [作品]女生徒 [初出]『文学界』昭14年4月号
女は、自分の運命を決するのに、微笑一つで沢山なのだ。
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2008年1月17日(木) [作品]みみづく通信
[初出]『知性』昭16年1月号
くたくたに疲れてから、それから私はたいへんねばる事が出来ます。
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2008年1月10日(木) [作品]女の決闘 [初出]『月刊文章』昭15年1〜6月号
薄情なのは、世間の涙もろい人たちの間にかへつて多いのであります。
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2007年12月20日(木) [作品]花燭 [初出]竹村書房刊・昭14年5月
むかし、ばらばらに取り壊し、渾沌の淵に沈めた自意識を、単純に素朴に強く育て直すことが、僕たちの一ばん新しい理想になりました。
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2007年12月13日(木) [作品]思ひ出 [初出]『海豹』昭8年4〜7月号
私はその頃、人と対するときには、みんな押し隱して了ふか、みんなさらけ出して了ふか、どちらかであつたのである。
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| 2007年12月6日(木) [作品]火の鳥
[初出]竹村書房刊・昭14年5月
真理は感ずるものぢやない。真理は、表現するものだ。時間をかけて、努力して、創りあげるものだ。
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