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太宰治作品のコトバ

 2008 ……


 

2008年11月27日(木) [作品] [初出]『知性』昭16年12月号

    

   

相手の夢をいたはるといふ事は、淋しい事だと思つた。

    

    

 

2008年11月20日(木) [作品]おしやれ童子 [初出]『婦人画報』昭14年11月号

    

   

お金を借りるときよりも、着物を借りる時のはうが、十倍くるしいものであること、ご存じですか。

    

    

 

2008年11月13日(木) [作品]道化の華 [初出]『日本浪曼派』昭10年5月号

    

   

笑顏をつくることは、青年たちにとつて、息を吐き出すのと同じくらゐ容易である。

    

    

 

2008年11月6日(木) [作品]水仙 [初出]『改造』昭17年5月号

    

   

家来といふものは、その人柄に於いて、かならず、殿様よりも劣つてゐるものである。

    

    

 

2008年10月30日(木) [作品]東京八景 [初出]『文学界』昭16年1月号

    

   

万年若衆は、役者の世界である。文学には無い。

    

    

 

2008年10月23日(木) [作品]姥捨 [初出]『新潮』昭13年10月号

    

   

おれは、愛しながら遠ざかり得る、何かしら強さを得た。

    

    

 

2008年10月16日(木) [作品]火の鳥 [初出]竹村書房刊・昭14年5月

    

   

愛は、最高の奉仕だ。みぢんも、自分の満足を思つては、いけない。

    

    

 

2008年10月9日(木) [作品]愛と美について [初出]竹村書房刊・昭14年5月

    

   

俗物だけに、謂はば情熱の客観的把握が、はつきりしてゐる。

    

    

 

2008年10月2日(木) [作品]風の便り [初出]『文学界』昭16年11月号

    

   

生きてゐるのと同じ速度で、あせらず怠らず、絶えず仕事をすすめてゐなければならぬ。

    

    

 

2008年9月25日(木) [作品]思ひ出 [初出]『海豹』昭8年4〜7月号

    

   

そこに並べられたかずかずの刊行物の背を見ただけでも、私の憂愁は不思議に消えるのだ。

    

    

 

2008年9月18日(木) [作品]散華 [初出]『新若人』昭19年3月号

    

   

けれども、この世に於いて、和解にまさるよろこびは、そんなにたくさんは無い筈だ。

    

    

 

2008年9月11日(木) [作品]火の鳥 [初出]竹村書房刊・昭14年5月

    

   

自身のしらじらしさや虚無を堪へて、やさしい挨拶送るところに、あやまりない愛情が在る。

    

    

 

2008年9月4日(木) [作品]正義と微笑 [初出]錦城出版社刊・昭17年6月

    

   

じつさい、十六になつたら、山も、海も、花も、街の人も、青空も、まるつきり違つて見えて来たのだ。

    

    

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