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 きのう読んだ本

151‐160-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
 

2007.5.23
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160 斎藤孝『斎藤孝の速読塾』

を、5月22日21時10分、自宅で読了しました(2006年10月25日筑摩書房刊・1260円)。

速読のテクニックより、速読・多読のメリットと、本の読み方を説いた本。「書評を人に言うのだ!」と思って読む、本を買ったその日が読む最大のチャンス、引用を意識して読むなど、本をたくさん読みたいという人には、有益な知見がちりばめられている。

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2007.5.15
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159 佐貫利雄『急成長する町 淘汰される町』

を、5月14日22時10分、自宅で読了しました(2007年1月15日だいわ文庫・880円)。

文庫本のために書き下ろされたもの。全国市町村の成長と衰退を、五段階に分けてランクづけしている。この本を読むと、2004年をピークに、日本の人口が減り始めていること、そしてもちろん、全国の市町村が平均的に減っているのではなく、東京都市圏だけは人口増加を続けていて、都市の盛衰パターンが二極分化していることが分かる。自分の住んでいる町を、違った目で見ることができるようになるだけではなく、日本列島の現在を鳥瞰したような気分にさせてくれる。

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2007.4.15
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158 神田橋條治『追補 精神科診断面接のコツ』

を、4月14日20時40分、つくばエクスプレスの車中で読了しました(1994年8月1日岩崎学術出版社刊・3150円)。

斉藤孝氏の教示による。この本を読むと、精神科診断のための面接といっても、普段の、人との会話の延長にあることがよく分かる。そのため、この本に書かれている面接のコツ(人と話すときの机や椅子の配置、「なぜ?」と問うことの禁止など)は、日常の会話の場面にも充分に参考になると思う。

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2007.4.6
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157 チェーホフ『桜の園・三人姉妹』

を、4月4日22時40分、自宅で読了しました(神西清訳、新潮文庫・420円)。

子供が大きくなって未来(家の外)を向きはじめると、親は「子供の過去」を「子供の現在」のように感じる。それで、「過去」のことがみんな「現在」のように感じられ、愛惜の対象になるのではないかと、「桜の園」を読みながら思った。

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2007.3.27
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156 『岡本かの子/ちくま日本文学全集』

を、3月26日23時40分、自宅で読了しました(1992年2月20日筑摩書房刊)。

「渾沌未分」「金魚撩乱」「老妓抄」ほか6編を収録。心理的な内面に立ち入ることなく、行為を描写することによって、人間の孤独を描き出した作品。孤独が諦念を乗り越えて、生のエネルギーとなっていると感じさせる。

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2007.3.26
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155 加藤仁『定年後』

を、3月25日11時40分、自宅で読了しました(2007年2月20日岩波新書・777円)。

三千人を超える定年退職者の取材を、25年以上にわたって続けてきたという著者の本。定年後は組織を離れて、ひとりの人間として再出発することになるが、そのときものを言うのが「個人的な体験の蓄積」だと、著者は述べている(35ページ)。数多く紹介されている事例から、たくさんのヒントを得ることができると思う。就職前の青春時代の方が、就職してからよりもある意味では大変だったように、定年退職後に迎える老年時代はもっと大変なのかもしれないと、この本を読んで感じた。

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2007.3.20
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154 饗庭孝男『太宰治論』

を、3月19日21時10分、自宅で読了しました(1997年1月20日小沢書店刊)。

太宰治の作品を、豊富な知識を駆使して、縦横無尽に論じている。そのことがとっつきにくい感じを与えるが、読む者を確実に、太宰の作品の真中にまで連れていってくれる。

▲『太宰治論』は絶版ですが、サイト「日本の古本屋」で見つけることができるかもしれません(2007年3月20日現在:41件あり)。
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2007.3.7
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153 川島隆太『現代人のための脳鍛錬』

を、3月6日14時10分、つくばエクスプレスの車中で読了しました(2007年2月20日文春新書・746円)。

オモシロくて、一気に読めた。脳の鍛え方に関するノウハウより、鍛える必要性、鍛え方の根拠を示している。人類は前頭前野を発達させることで、サルからヒトに進化してきたが、この50年、脳を使わない社会を作ってきたことで、20世紀前半をピークにまたサルに戻っていくのではないかと、著者は述べている。前頭前野の退行という現状認識から、家庭、学校、社会を変えようとする提言・試みに共感を覚えた。

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2007.2.28
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152 佐藤幹夫『村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。』

を、2月27日23時10分、自宅で読了しました(2006年3月31日PHP新書・819円)。

村上春樹の隣には三島由紀夫と太宰治がいて、三島の隣には太宰が、太宰の隣には志賀直哉が、志賀直哉の隣には漱石がいると、著者は論じている。こうした連鎖を通してみると、村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』の第一行には、太宰治と三島由紀夫が潜んでいるという説が、必ずしも荒唐無稽とは思えなくなる。時空を超えてつながっているのが、この世界のあり方だと、思うから。オモシロクて、刺激的な本だ。

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2007.2.25
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151 『織田作之助/ちくま日本文学全集』

を、2月24日23時40分、自宅で読了しました(1993年5月20日筑摩書房刊)。

「夫婦善哉」「世相」「可能性の文学」ほか8編を収録。饒舌な話体であるためか、意味をつかまえようとする前に、文の調子が意識の表層を流れ去ってしまう。

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