きのう読んだ本
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2008.2.25 を、2月24日18時45分、自宅で読了しました(1965年1月30日新潮文庫・340円)。 妻「おはん」と芸妓「おかよ」との間を、いつまでも行き来している男の語り。男は二人の女のどちらも拒否できないため、どちらかを選択するということができない。女二人も同じように、拒否も選択もできないため、出口のない状態に追い込まれる。こうした負の関係のあり方は、現在もなお生きていると感じさせる。
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2008.2.22 を、2月21日22時50分、自宅で読了しました(2007年11月1日新潮文庫・460円)。 サブタイトルに、「ケータイ・ネット依存症への告別」とあるが、感傷的な文章にどうしてもなじめず、すっきりしない気分が残った。論理であれば、読むものを未来に向けて動かすが、感傷は読むものを後ろ向きにさせるだけではないか。
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2008.2.14 を、2月13日12時40分、インド料理R(マトンカリー735円)で読了しました(2007年10月15日文芸春秋刊・1500円)。 この本を読むと、フル・マラソンやトライアスロンに参加することも、小説を書くことも、著者にとっては同じように「走り続けること」と考えられていることが分かる。墓碑銘に刻んでほしいと言う、「少なくとも最後まで歩かなかった」(233ページ)という言葉から分かるように、身体を使って走ることも、何事かを持続することも、同じ「走り続けること」だと著者が考えていることが新鮮だった。
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2008.2.6 を、2月5日23時50分、自宅で読了しました(1994年5月20日講談社現代新書)。 すごく面白かった。乳児(生まれてから言葉が出るまでの一年半)の話が中心だが、自分を含めた大人の話としても面白く読めた。それは誰もが、乳児期を通過しているからというより、誰もが乳児期に作られた生き方で、現在を生きているからではないか。そんな思いにさせてくれる、興味深い話に満ちている。くり返し読みたい本だ。
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2008.1.31 を、1月29日23時20分、自宅で読了しました(1980年10月25日集英社文庫)。 「厭がらせの年齢」「理想の良人」など、九つの短編を収録。「厭がらせの年齢」でも「理想の良人」でも、登場人物に感情移入を許さない描写が、人と人との関係を無機的に、静止画像を見ているように感じさせる。
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2008.1.14 を、1月12日11時40分、山手線の車中で読了しました(2007年5月20日化学同人刊・1680円)。 大脳皮質の三分の一が、視覚の領域として使われているという。この本では「見る」ということが、脳の特定の視覚領域のニューロン活動とどのように結びつき、どのように処理されているかが説明されている。しかし、サブタイトルに「脳と心の関係をさぐる」とあるようには、「見る」ということと「心」の関係が、明らかになったという感じは受けなかった。
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2008.1.4 を、1月3日18時00分、自宅で読了しました(2006年11月10日NHK生活人新書・735円)。 現代人は脳の力が衰えているとして、それを取り戻すためには「脳の使い方」を変える必要があると、著者は説いている。そのための処方箋として示されているのは、生活のリズムを安定させる(朝起きる時間を一定にする)、家事・雑用を積極的にこなす、ときどき遠くを眺める、積極的に人をほめる(人をよく見るようになるから)ことなどで、社会生活を支障なく生きていくことが、取りも直さず「脳の使い方」を改善し、脳の力を向上させるのだと理解できた。「脳トレ」批判の書といえる。
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2007.12.30 を、12月29日22時20分、自宅で読了しました(2007年7月27日PHP新書・798円)。 最近の悲惨な事件や出来事は、社会的な能力の衰弱によって生じており、それは土台となる「社会脳」の異変によるものだとして、脳の特定の部位に結びつけて説明している。個々の説明は面白いが、全体としてみると繰り返しや重複が多く、論理が整理されていないためか、新しい発見があったという気分にはどうしてもなれなかった。
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2007.12.25 を、12月23日13時10分、自宅で読了しました(1958年10月30日新潮文庫)。 定年を間近に控えた主人公が、男としての性的な存在理由を失うのではないかという焦りから、さまざまな抵抗を試みる話。「焦り」も「抵抗」も通俗的で、読後に空しさだけが残った。
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2007.12.21 を、12月20日23時30分、自宅で読了しました(2005年7月10日角川oneテーマ21新書・720円)。 誰もが言うような当たり前のことを、誰もができないほど忠実に実行すること、それが一番大事な「決断力」だと感じさせてくれる。 |