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 きのう読んだ本

71‐80 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
 

2005.8.26
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80 佐藤卓己『八月十五日の神話』

を、8月24日21時15分、自宅で読了しました(2005年7月10日ちくま新書・861円)。

八月十五日が終戦記念日として、玉音放送やお盆や高校野球や教科書によって定着していった様子が解き明かされているが、解明することじたいが目的となっているようで、新しいことを知った喜びみたいなものを感じることができなかった。

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2005.8.21
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79 足立巻一『やちまた』

を、8月20日21時25分、自宅で読了しました(1995年4月1日朝日文芸文庫(上・下))。

この本には本居宣長の子で、文法にとりつかれた盲目の語学者・本居春庭と、春庭にとりつかれた著者の姿が描かれている。何かにとりつかれることの魅力を、たっぷりと味わわせてくれる。

▲『やちまた』は絶版ですが、サイト「日本の古本屋」で見つけることができるかもしれません(2005年8月21日現在:河出書房版多数あり)。
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2005.8.17
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78 荒川洋治『夜のある町で』

を、8月16日23時25分、自宅で読了しました(1998年7月21日みすず書房刊・2625円)。

本音をさらりと言ってのけることは難しいが、この本はそれを実現しているように思えた。

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2005.8.14
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77 恩田陸『夜のピクニック』

を、8月13日13時00分、自宅で読了しました(2004年7月30日新潮社刊・1680円)。

途中で何度か、投げ出しそうになった。夜を徹して歩き続ける高校生のこころの動きが、足踏み状態にあるようにしか感じられなかった。

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2005.8.9
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76 荒川洋治『本を読む前に』

を、8月7日01時15分、自宅で読了しました(1999年9月15日新書館刊・1890円)。

世間を知らなすぎるために、あるいは世間ずれしているために偉そうにしている文学者を深く否定するとともに、「えらくならないための生き方を身につけている」文学者(たぶん野坂昭如のこと)を深く肯定している様子が、この本からは静かに伝わってくる。

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2005.8.2
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75 瀬尾まいこ『卵の緒』

を、8月1日18時20分、近くにあるH川のほとりで読了しました(2002年11月21日マガジンハウス刊・1470円)。

この本に収録されている「7's blood」は、七子と七生という母の異なる高校生の姉と小学生の弟の物語で、このように遠くもなく近くもない関係には、読んでいて想像力が入り込む余地がたくさんあるのか、自然にほのぼのとした気分となって嬉しかった。

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2005.7.31
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74 中沢厚『石にやどるもの』

を、7月30日12時50分、自宅で読了しました(1988年12月12日平凡社刊・3200円)。

著者は仏像の中では石仏にだけ魅力を感じると書いているが、それは石仏が仏教ではなく庶民信仰から発生したものだからだとして、著者が住む山梨県の丸石、石棒、馬頭観音などを庶民信仰の対象として紹介している。信仰は宗教より古くて広いということを、この本は感じさせてくれる。そして丸石、石棒などを求めて、山梨の村々を歩いてみたくなる。

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2005.7.30
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73 瀬尾まいこ『図書館の神様』

を、7月29日0時50分、自宅で読了しました(2003年12月18日マガジンハウス刊・1260円)。

主人公が体験する不倫も同級生の自殺も、事実としては切実なはずだが、ぼんやりしていて輪郭がはっきりしないような描かれ方をしている。手応えのなさが現代的かもしれないが、不気味な感じがする。

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2005.7.29
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72 村上龍『半島を出よ』

を、7月28日17時10分、自宅で読了しました(2005年3月25日幻冬舎刊・上1890円/下1995円)。

感情移入のできる主人公が不在なためか、さまざまな事件が分散しているという印象しか残らなかった。

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2005.7.20
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71 吉本隆明『時代病』(対談者・高岡健)

を、7月19日12時30分、バーミヤン(酢豚ランチセット・924円)で読了しました(2005年7月31日ウェイツ刊・1575円)。

著者は「あとがき」で、世代論には意味がないと書いているが、この本からも、過去を語ることが同時に現在や未来を語るというようにはふくらんでこない世代論を聞いているような窮屈さを感じた。

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