おすすめノウハウ本
2006年12月17日
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『名文を書かない文章講座』村田喜代子著
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■感想
文章の書き方に関する本はけっこう読みましたが、本当に役に立ったのはこの本だけだと言っても言い過ぎではないような気がします。
この本からは、書き方に関する技術的なこと以上に、著者が「あとがき」で述べている「書こうとするときの心の在りよう」の、確かな手ごたえを感じ取ることができたように思います。そのことで、書くことに対して、肩に無駄な力が入らなくなった気がします。
たとえば、次のような記述を読むと、だいぶ気が楽になります。
・導入部で考えすぎると重くなって進まない。
・その人だけの考えや発見が一行でもあれば、それが文章の価値というものになる。
・大切なのは題材ではなく、それをどう書くかである。
・ありきたりの表現しか思いつかないときは、キッパリと書くのをやめる。
・大きなことを語るとき、大きな言葉は必要ない。
・タイトルは最後の一行を読み終えた後にくる、本当の最後の一行といえる。
・テニヲハの修正は際限がなくなるので、いい加減のところで見切りをつけ、あとは内容を充実させる。
・削除の勇気と決断をもつ。
■内容
「基本篇」「実践篇」「質問篇」「独習篇」「鑑賞篇」で構成されており、「実践篇」がいちばんボリュームがあって、この本の半分ほどを占めています。いちばん充実しているのもこの「実践篇」で、上の記述の大半は「実践篇」にあるものです。
「実践篇」では、「テーマ」「構成」「導入部」「地の文」「セリフ」「描写」「タイトル」「推敲」などについて、実例をあげながら具体的に説明されています。とてもタメになります。
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