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◆メルマガ『太宰治情報』◆ 第 12号

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  太宰治情報(月刊)

  ■2007年3月2日(金)第12号■[発行部数 38]
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 【1】はじめに
 【2】ホームページ『太宰治論』2月更新分
    ・太宰治に関する情報
    ・太宰治作品のコトバ
    ・きのう読んだ本
 【3】後記
 【4】おまけ(太宰治作品のコトバ)
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  ※バックナンバーはこちらです。
   >> http://www007.upp.so-net.ne.jp/dazai-kitada/melmaga.html

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 【1】はじめに
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ホームページ『太宰治論』の北田です。
メールマガジン『太宰治情報』第12号をお届けします。

○では、『太宰治論』の2月更新分からです。

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 【2】ホームページ『太宰治論』2月更新分
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▼太宰治に関する情報
・太宰の生活風景
・ハタハタを食べる太宰のこと
・太宰と鏡花の母体験について
http://www007.upp.so-net.ne.jp/dazai-kitada/joho.html


▼太宰治作品のコトバ
・苦悩の年鑑
・懶惰の歌留多
・老ハイデルベルヒ 
・帰去来
http://www007.upp.so-net.ne.jp/dazai-kitada/cotoba06au.html


▼きのう読んだ本
・佐藤幹夫『村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。』
・『織田作之助/ちくま日本文学全集』
http://www007.upp.so-net.ne.jp/dazai-kitada/dokusho160.html
・田中英光『オリンポスの果実』
・辻原登『村の名前』
http://www007.upp.so-net.ne.jp/dazai-kitada/dokusho150.html

○『村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。』には、村上春樹の隣に
は太宰治がいることも説かれています。そして、村上自身が影響を受けた
と語っているサリンジャーやフィッツジェラルドについて、著者は太宰的
な「弱さや死への傾斜を抱え込んでいた作家」(81ページ)であると指摘
しています。

サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(村上春樹訳)に、太
宰の『人間失格』と同質なものを感じ、そのことを論じたことがあります
が、この本を読んで、とても心強く感じました。
『キャッチャー』と『人間失格』のことについては、こちらをご覧ください。
>> http://www007.upp.so-net.ne.jp/dazai-kitada/shohyou030905.html

○織田作之助の「夫婦善哉」(『織田作之助/ちくま日本文学全集』に収
録)を読んでいたら、この作品の続編が見つかったと、テレビで報じてい
ました。タイムリーなことって、ときどきありますね。

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 【3】後記
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○メルマガは当面、月1回の発行を予定しています。

〇二年ほど前に、家人と電車の中で経験したことです。目の前に、若い夫
婦が立っていて、奥さんの方が一歳くらいの赤ちゃんを抱いていました。
どこでも見かけるような、ごく自然な光景でした。

そのうち、その夫婦があまりにもひっそりし過ぎていることに気づきまし
た。赤ちゃんもおとなしくしています。というより、まったく動かないの
です。赤ちゃんは人形でした。ほんとうの赤ちゃんのように作られた、人
形でした。でも、奥さんの感じは少しも、人形を抱いているようではない
のです。隣の家人もそのことに気づき、何となく顔を見合わせました。

しばらくして、その夫婦はお互い、言葉をかわすこともなく、自然な感じ
でひっそりと降りていきました。いろいろな思いが浮かびますが、そのと
きのひっそりとしたご夫婦の感じが、いまでもずっと気持ちの奥のほうに
残っています。

〇こちら(千葉県)は雪の降らない冬になりそうです。
次号は4月の上旬に発行する予定です。
お元気で、ではまた。

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 【4】おまけ(太宰治作品のコトバ)
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◎「HUMAN LOST」より
『無才、醜貌の確然たる自覚こそ、むつと図太い男を創る。』

◎「新郎」より
『疑つて失敗する事ほど醜い生きかたは、ありません。』

◎「十五年間」より
『負けるにきまつてゐるものを、陰でこそこそ、負けるぞ負けるぞ、と自
分ひとり知つてるやうな顔で囁いて歩いてゐる人の顔も、あんまり高潔で
ない。』


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