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 埋草コラム

2000.11.8
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「声」を出すということ
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シドニーオリンピック女子マラソンの
テレビ中継を、
力こぶを入れて見ていたからだろうか。
小出義雄監督の著書『君ならできる』が
本屋で平積みになっているのを見て、
つい買ってしまった。

その中で、小出監督が
自分の生い立ちに触れているところが、
一箇所だけある。
子どものころ、親に「おはよう」と
あいさつすることができなかった。
親からされることもあまりなかった。
貧しい農家だったので、
そんな心の余裕がなかったのだろう、と。

でもいまは、
選手と会ったらまず、
「おはよう」とあいさつをする。
すると選手も返事をしてくれ、
シュンとしていた表情がパッと明るくなる。
黙礼だけでは意味がない、とも言う。
そして、
「たった一言に過ぎないが、
声を発することによって、
気持ちが外側に向かって広がっていくのだ。」

と語っている。

声を発することで
気持ちが外側に向かって広がっていく、
というのはその通りだと思う。
「声」を出すことで、
自分の中の何かが動き出し、
他人の中の何かが動き出す。
確かに気持ちが
外側に向かって動き出すのを感じる。
「声」の持つ不思議な力だ。
「声」はこの場合、
脳からではなく心(気持ち)から出て、
心(気持ち)に働きかけているのではないか。
あいさつはだから、
「言葉」としてより
「声」として作用しているに違いない。

親しい人とたわいのない話をしているときの、
あのたとえようもない楽しさは、
「声」が自由に出せるというところに
あるのかもしれない。
私なんか「声」を出すのがあまり得意ではないが、
それでも「声」を出しにくい環境にいれば、
やはりつらく感じるだろうと思う。


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小出 義雄
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「昼顔」のマスター/もう一つの『君ならできる』
          (Tさん、Mさんのメールから)

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喫茶店「昼顔」については、
2回ほど触れたことがあります(1回目2回目)が、
この店の常連のTさん、Mさんから
メールをもらいましたので、
紹介させていただきます。

まずはTさんのメール。

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> 「裏メニューのドライカレー」
> 例のメニューにのってないマスターの裏技ですが,
> なぜか最近ものすごーく辛い。
> 半端じゃない。
> 水が無くてはとても食べられない。
> いったいどうしてしまったのか・・・。
> でもうまい。だからまた頼む。
> そうそう。
> 裏技のさらに裏技ということで
> ドライカレーのオムライス誕生しました。
> もう食べましたっけ?
>
> 「マスターはしいたけ好きか?」
> 私のしいたけ嫌いはご存知だと思いますが,
> どうもマスターは好きみたいです。
> ときどきジンジャーとかドライカレーとか
> 「なぜ」と思うようなメニューにたっぷりと入ってます。
> お願いだからやめてと言います。
> でもまた忘れられて入れられます。
> ほんとにたっぷりと。
>
> 「何人分の材料を調達しているのだろうか?」
> 今週,電話で予約を入れました。
> ハンバーグできるというので4人分注文したら,
> 2人分しか材料がないと言われました。
> それで出来るって普通言いますかねぇ?

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ドライカレーのオムライス、
ぜひ食べて見たいです。

つぎはMさんのメール。

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> 実は,ある日私が「昼顔」に行って,
> マスターと新メニューについて話をしていた時のこと,
> 「料理は無限です。大概のものは私は作れます。」
> などとマスターが言ってきたので,
> 「カルボナーラもOKか?」と聞いたら,
> 「もちろん。」とのこと。
> 「それなら,パエリヤは?」
> 「もちろん,なんでも作れます。」
> というので,
> 「だったら,いつもと違うの作ってよ。」
> といったのが,そもそもの始まり。
> その時は,ドライカレー入りオムライスを
> 作ってくれました。
> これがすごくおいしいかった。(^。^)
> (夜行ったときにはビーフシチューも作って
> もらったこともあります)
> この味があまりにも良かったので,
> 「また違うの作ってよ」
> なんてそれからしばらくは言ってました。
> せっかく,おいしい料理を作れるのに,
> 客に提供しないのはもったいないと思いません?
> 今まであるメニューを1〜2品変更すれば
> もっとバリエーションが増えるのに。
> でもそんなこと言ったら,やっぱりマスターは
> 困るのだろうなあ・・・

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「料理は無限です」って、
いいですねー。
メールありがとうございました。

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