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 埋草コラム

2001.4.25
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日常と非日常の境目
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電車の中で化粧することについて、
何日か前の新聞(4/19読売)が、
「当世常識非常識」という
シリーズものの中でとりあげていた。

「電車」「常識非常識」なんていう言葉を聞くと、
私なんかはどうしても、
読む本のことで思い煩うときのことを
考えてしまう。

たとえば仕事関係の何人かで、
電車に乗るときがある。
手持ち無沙汰な時間がたいていは生じる。
そんなとき、
文庫本や単行本をとりだして
読み耽るのって、
なかなか勇気のいるものです。
一人だけ「非日常」の世界に入ってしまうようで、
気が引けてしまう。

新聞か週刊誌、
そんなところが無難なのかもしれない。
といっても、
『週刊マル秘』
(もうないかもしれませんが)
なんか読んでいると、
ちょっとアブナイ人に
見られるかもしれないですね。
あくまでも、
「常識」の範囲内で
なければならないのである。

日常生活の場では、
常識的な面をおもてに出しながら
振る舞うしかないのだから、
非日常・非常識的な面はとりあえず、
どこかに仕舞っておくしか
ないのかもしれない。

文庫分や単行本は、
そんな日常の生活の中では、
日常と非日常の境目に
位置しているもののような気がする。
だから、
その場で出すか出さないかは、
その場の雰囲気を見ながら、
そのつど思い煩うしかないようだ。

もちろん、
一人で電車に乗っているときは、
頭の中を非日常・非常識の世界が
占めていてもいいのだから、
どんな本を読んでいても、
どんなことを考えていてもいいわけである。
それでもできたら、
ものすごくコワーイことを考えている人とは、
隣り合わせにはあまりなりたくないものです。

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