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 埋草コラム

2004.5.21
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女子バレーボールの対戦相手は誰?
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アテネオリンピック予選の、
女子バレーボールの試合を、
けっこう熱心に見ていました。

あるとき気づいたのですけれど、
選手のアップの映像がすごく多いんですね、
それも日本選手ばかりの。
いまでも大山とか佐々木とか高橋とかの、
表情を思い浮かべることができます。

表情のアップ映像はたしかに、
見ている方でも感情移入がしやすいのだと思う。
選手と一体となったような気持になり、
見ていても自然に力が入ってしまう。

でも、である。
相手選手のアップ映像がほとんどないので、
日本チームはいったい誰と戦っているのだろうか、
という疑念に一瞬とらえられる。
おそらく、テレビのカメラはほとんどが、
日本チームのほうに
向けられっぱなしではないのか。

対戦している相手が見えないので、
テレビを見ていても、
何となく空しくなってくる。
というより、何か変だなーという気持ちが、
先にあったのかもしれない。

相手チームの選手に感情移入しないように、
あるいは逆に感情的に反発しないように、
相手の表情のアップ映像がないのだろうか。
そうだとすれば何となく、
セコーイ考えのように思えてならないのですけれど。

対戦相手の生き生きとした表情が見えた方が、
試合がもっと、立体的に感じられるのではないか。
たぶん、実際の試合を見ると、
テレビとは印象がずいぶん違うのだと思う。

こういう映像を見ていると、
何か架空の世界の出来事のように思えてくる。
対戦相手のいない試合なんて、
ほんとはないのだから。
相手チームのプレーや、
選手の表情が見えないって、
すごくモッタイナイことだと思う。

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