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 埋草コラム

2004.7.19
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幸福は小さくても、不幸が大きくなければいい
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毎日遅刻しないで、学校や会社に行っても、
ほめられることはあまりないですね。
ところがたまたま、
たった一時間でも遅刻したりすると、
かなり目立ってしまう。

うまくいったことは気づかれないのに、
うまくいかなかったことはすぐ気づかれてしまう。
目立つんです、うまくいかないことって。

でも、遅刻しないためにだって、
前日はあまり夜更かしできないし、
朝起きる時間は決まっているし、
洗顔や朝食はぐずぐずできないし、
けっこう大変なのだ。

なぜか成功は気づかれないけれど、
失敗は目立つので、すぐ気づかれてしまう。
遅刻しないことが成功で、遅刻が失敗とすれば、
成功は当り前のことだから成功とは思われないけど、
失敗は失敗と思われてしまう。

だから、失敗がないことが成功なのだと、
いえないこともないと思う。
でも、この考えはかなり消極的だ。
大きな失敗がないことが小さな成功だなんて言うと、
何となくつまらない感じが残る。

それでも私を含めて大抵の人は、
大きな失敗のないことが小さな成功だと考えて、
日々を暮らしているのかもしれない。

自分の子供に望んでいるのも、
大きな成功より、大きな失敗のない小さな成功だし、
大きな幸福より、大きな不幸のない小さな幸福だと思うと、
それがいちばん望ましい生き方のような気がしてくる。

成功や幸福は小さくても、
失敗や不幸が大きくなければいい、
と考えるのははたして小さな夢だろうか。
美味しいものを家族に食べさせたいと願うこと、
夢としては小さいかもしれないけれど、
価値の小さな夢だとは思えないのです。

大きな夢に大きな価値がある、
とは限らないのだと思う。

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